
VRChatは15日、アバターを売買する「アバターマーケットプレイス」機能を近日公開すると発表した。
現状、VRChatで独自のアバターを利用する場合、多くは「BOOTH」などのコンテンツ販売プラットフォームで購入し、コンテンツ制作ツール「Unity」を利用してVRChatにアップロードするか、外部のアバター販売プラットフォームを使う流れになる。
「アバターマーケットプレイス」導入以降は、VRChat内でアバターを試着し、サービス内通貨の「VRChatクレジット」を使って購入し、「マイアバター」から切り替えられるようになる。並行して、今までと同じUnityからのアップロードや、他の販売プラットフォームも利用可能だ。





アバターを販売するには、クリエイター支援プログラム「クリエイターエコノミー」に参加しておく必要がある。初期段階では、選ばれたクリエイターのみに販売を開放し、不具合の修正後により多くのユーザーが「マーケットプレイス」を利用できるようにしていく。
なお、販売時は50%がクリエイターに還元され、30%がmetaやSteamなどのプラットフォーマー、20%がVRChatの収益となる。VRChatクレジット購入時は1米ドルで120クレジットが手に入り、クリエイターへの支払いは200クレジットで1米ドル、3万クレジット(約150米ドル)から申し込み可能だ(クリエイターエコノミー詳細)。
メタバースで用いられる3Dアバターに関しては、主要な販売プラットフォームである「BOOTH」では、3Dカテゴリーの売上高が2023年の31億円から2024年は58億に伸びるなど、ユーザーの増加に伴い市場が拡大している(関連記事)。
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