大丸松坂屋百貨店によるVTuberプロジェクト「EchoVerse」の第1号所属クリエイター(所属タレント)VTuberの花依よるは(はなより よるは)さんが、自身の公式YouTubeチャンネルでアコースティックライブを開催。12月22日(月)の20時から、ギタリストによる演奏と共に「花依よるはクリスマスコンサート」を配信した。配信終了直後に行われた独占インタビューと共に、初めてのクリスマスコンサートをレポートする。
アコースティックギターとのセッションを生放送
今年の9月27日(土)にVTuberデビューを果たした花依さんは、歌枠を中心に雑談、ゲーム実況、お絵描きなどさまざまな配信を実施。風邪により11月末から約10日間、配信できなかった期間はあるが、コンスタントなペースで活動を続けてきた。そんな花依さんにとって、おそらくデビュー配信以来の大きな企画配信となったのが、12月22日(月)の「花依よるはクリスマスコンサート」。
配信が始まると、MCもなく、いきなりアコースティックギターの演奏が聴こえてくる。1曲目は、 BoAの「メリクリ」、さらに2曲目は中島美嘉の「雪の華」と、難易度の高いバラードを続けて歌う花依さん。持ち前の透明感あふれる高音は、強弱の振り幅も大きく、印象的なサビもさらに盛り上がる。 アコースティックギターとの相性も抜群だ。
エモーショナルなライブに続いては、画面を切り替えてのMC。左右には、サンタ衣装の可愛い花依さんのファンアートも飾られているのだが、中央のメインイラストは、12月17日(水)の配信で花依さん自身が描いた白ひげ姿の花依さんのイラスト。絵柄は可愛く、白ひげもコミカルだが、力強い表情でこちらを見つめているのが少しシュールだ。
定番の挨拶と、配信に来てくれた「依り人」(花依さんのファンネーム)たちへの感謝を伝えた後、「今日が、クリスマスを憎みがちな皆さんにとって、せめてもの特別な思い出になりますよう。クリスマスにぴったりの曲を歌わせていただきます」と、切れ味鋭い一言と共に企画趣旨を説明。録画ではなく、ギタリストと一緒にスタジオから配信している完全生放送であることを改めて伝えた。
ピーナッツくんの「刀ピークリスマス2022」を熱唱
MC明けの3曲目は、 桑田佳祐の「白い恋人達」。力強い低音も魅力的な花依さんの歌声は、男性ボーカルの曲でもよく映える。
そんなことを思っていると、4曲目は、ミュージシャンとしても大活躍しているピーナッツくんの「刀ピークリスマスのテーマソング 2022」。クリスマスの恒例になっているピーナッツくんと、にじさんじの剣持刀也さんの生配信では、毎年、ピーナッツくん作詞作曲のテーマソングが披露されるのだが、その2022年版だ。まさかの選曲に配信のチャット欄には「?」や「w」といった反応も流れていく。
そして、意表を突いた選曲に触れることもなく、Official髭男dismの「Subtitle」、Aimerの「冬のダイヤモンド」と高い歌唱力が必須な曲を続けて披露する花依さん。普段から花依さんの歌枠を観ている依り人にとっては、高難度曲の連発も驚くポイントではないかもしれないが、このクリスマスコンサートで初めて花依さんの歌を聴いた人は、その歌唱力と併せてセットリストにも驚いたに違いない。
そして、2度目のMCでは重大告知。1stオリジナル曲の制作決定を発表したのだ。とはいえ、チャット欄が熱狂する中、「ということしか、まだ全然言えないので、これで告知は終わるんですけど(笑)」と告知は意外にあっさりと終了した(本記事の最後に、オリジナル曲の話題にも触れたミニインタビューを掲載)。
花依「今日は、師走のご多忙の中、聴きに来てくれてありがとうございました。憎しみのクリスマスは、癒しのクリスマスになりましたか?(笑)。 私も楽しませていただきました。メリークリスマス!」
最後に、また依り人を軽くいじった後、MISIAの「Everything」を熱唱。落ち着きがありクールな印象もあるけれど、熱量もある花依さんの歌声には、ぴったり過ぎる楽曲だ。最初から最後まで花依さんの高い歌唱力を堪能できる初めてのクリスマスコンサートは、ファンの大歓喜の中、終了した。
来年以降、さらに活躍の規模を拡大していくであろう花依さん。次のアコースティックライブは、ぜひリアル会場で開催して欲しいと思ってしまうほどのライブだった。もし、まだ花依さんの歌声に触れていない人は、配信アーカイブから、気になる曲だけでも聴いてみて欲しい。
【花依よるは、独占インタビュー】
──生配信の終了直後にありがとうございます。最初に本日のクリスマスコンサートの感想をお願いします。
花依よるは(以下、花依) 配信を始める直前までは、あまり緊張していなかったんですけど、始まったら、それがプレッシャーになって少し緊張しました(笑)。でも、ライブ全体を通して、思い描いていたことはできたのかなって思います。
──今日のライブでは、7曲を披露されましたが、どのような方針で選曲されたのですか?
花依 「クリスマスライブ」ということで、クリスマスらしい曲や、冬によく聴かれる曲の中から選びました。基本的には、みんなが知っている王道の曲で、しっとり聴いてもらいたいと思ったんですけど、そこに一つスパイスを入れたというか……。お茶目心として選んだ曲も1曲あります(笑)
──「刀ピークリスマスのテーマソング 2022」を歌い始めた途端、配信のチャット欄の反応がガラッと変わりました(笑)
花依 あはは(笑)
──「ここで『刀ピークリスマス』!」という選曲が面白かっただけでなく、ラップパートも含めて花依さんの歌も素晴らしかったです。この曲には何かの思い入れがあるのですか?
花依 すごく好きな曲なんです。ピーナッツくんのことは、とても尊敬していて、動画などもよく見るし、先日の(ライブ)「PQ」も観ました。「刀ピークリスマス」も毎年、楽しみにしています(笑)。それで「刀ピークリスマス」の曲の中でも、この2022年の曲が一番好きなんです。
──では、好きな気持ちとリスペクトが込められた選曲だったのですね。
花依 はい、私の中でクリスマスと言えば「刀ピー」なので(笑)。それに、この曲を歌えば、観てくれているみんなも笑ってくれるかなと思いました。
──ライブの最後には、初のオリジナル曲制作決定という大きな告知がありました。
花依 こんなに早くオリジナル曲をもらえるなんて全然想像していなかったので、すごく嬉しいです。
──オリジナル曲について、今、お話し頂けることがあれば、ぜひ聞かせてください。
花依 ご協力いただくクリエイターの皆さんのお名前などは、まだお話しできないんですけど、最初のオリジナル曲ですし「花依よるはは、どうしてVTuberになったのか」を書きたいということで、それに関する聞き取り調査みたいなことがすでにあって(笑)。「どういうイメージで、どういう曲調にしたいか」などについてもミーティングを重ねている段階です。
EchoVerseスタッフ クリエイターさん、よるはさん、我々スタッフが一緒に何度も話し合って、みんなで作りあげています。
──では、VTuberデビューを果たした2025年を振り返っての心境と、2026年の抱負などをお願いします。
花依 来年の抱負としては、もっと多くの方に、花依よるはの歌に触れてもらいたいですし、夢でもある武道館のような大きなステージへ向けて、堅実に一歩一歩、進んでいけたら良いなと思っています。2025年は、その一歩目だったわけですが、本当に予想以上に多くの方に観たり聴いたりしていただけたし、コアなファンの方も付いてくださって。本当に想像以上の成果があった良い 1年だと思っています。リスナーさんやスタッフさん、今、私の周りにいてくれるすべての人に出会えたことが本当に嬉しいし、私の人生の中でも本当に大きな1年でした。
──ファンの皆さんとの交流で、特に印象に残っていることを教えてください。
花依 皆さん、いつもすごく褒めてくださるので、とても嬉しいのですが、自分でも意外だったのは、歌やビジュアルについてだけでなく、喋りが面白いと言っていただく機会も増えたことです。ワードセンスが良いと言ってくださる方もいらっしゃって、少しだけトークに自信が付きました(笑)
──では、最後に皆さんへのメッセージをお願いします。
花依 いつも観てくださって、ありがとうございます。いつも真面目にやっているはずなのに、ポンコツをやらかしたり、ちょっと抜けてるところがあったりもしますが(笑)。来年も一生懸命、頑張っていきますので、変わらず付いてきてくれたら嬉しいなと思っています。よろしくお願いします。
(提供:大丸松坂屋百貨店、TEXT by Daisuke Marumoto)
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