食レポやミニライブに会場が沸いた! にじさんじランド、鷹宮・葉加瀬・フレンの「▽▲TRiNITY▲▽」ステージをレポート

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2020年11月28日から12月13日まで開催中の「にじさんじランド vol.1 in よみうりランド」。

数多くの人気バーチャルライバーを擁する「にじさんじ」と、東京の多摩地区にある遊園地よみうりランドとのコラボ企画で、期間中は園内の7つのアトラクションで遊ぶ際、「にじさんじランドアプリ」から限定コンテンツを購入することで、担当のライバーと一緒に、そのアトラクションを楽しむことができるほか、ライバーのアイデアから生まれたコラボフードも販売している。

28、29日には、園内の日テレらんらんホールで、ライバーが出演するホールイベントも開催され、ニコニコ生放送による有料配信も行われた(タイムシフトの視聴期間は12月13日23時59分まで)。

ここでは全4部のホールイベントのうち、鷹宮リオンさん、葉加瀬冬雪さん、フレン・E・ルスタリオさんが出演した、28日(土)の第1部(昼公演)をレポートする。


3人組アイドルユニット「▽▲TRiNITY▲▽」の初イベント?

2018年8月にデビューした鷹宮さん、2019年7月にデビューした葉加瀬さん、2020年1月にデビューしたフレンさん。デビュー時期もバラバラという3人なものの、今年の春頃から3人でのコラボ配信をスタート。ポンコツムーブが多いという共通点と、髪の色から「金銀銅ポン」というユニット名を名乗ってきたが、「にじさんじらんど」のホールイベント開催の2日前に事態が急展開。

9月にオリジナル曲「L♡ファンファーレ」を公開した謎の(?)3人組アイドルユニット「▽▲TRiNITY▲▽」のメンバー、Rioさん、Fuyuさん、Renさんが謝罪会見を実施。自分たちの正体が鷹宮さん、葉加瀬さん、フレンさんであることを告白し、3人の正式なユニット名は「▽▲TRiNITY▲▽」に変わった。

その結果、正式なタイトルが「▽▲TRiNITY▲▽よみうり大作戦2020」となったホールイベントは13時に開始した。まずはスクリーンに3人が登場し、オープニングトークが披露された。葉加瀬さんから「このクソダサいタイトルを思いついたのは、フレンだからね(笑)」といったリークもあるなど、わちゃわちゃとにぎやかで、開幕から3人らしさ全開のイベントとなった。


会場のファンの投票で3人のイメージを調査

最初のコーナーは、「会場イメージ調査」。事前に用意した「3人の中で一番○○なのは誰?」という形式の質問を3人が発表し、会場にいるファンの拍手の大きさで、各ライバーに対するイメージを調査する企画だ。

最初の質問は「1番ゲームがうまそうな人は?」。ゲームが下手過ぎて、指示厨(ゲーム実況者に対して過度な指示コメントをするリスナー)も黙ったという伝説を持つ葉加瀬さんが圧倒的に不利に思えたお題だが、鷹宮さんの提案で、調査前にプレゼンタイムが始まった。

まずは、フレンさんが「私、『リズム天国』で全部、フルコンしましたよ」と普通にゲームが上手なことをアピール。初撃で勝負を決めに来るところは、さすが騎士。葉加瀬さんは、「ガチなやつ言うじゃん」と返すのが精一杯だった。

9月末からほぼ毎日深夜0時に「死んだら即終了」という縛りで、高難度ゲーム「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」をプレーしている葉加瀬さんは、鷹宮さんからの「12時にいつもボコボコにされてる」というツッコミに対して、「私は弦ちゃん倒したんでね」と、最初のボス葦名弦一郎を苦労の末に倒したことを自慢げに語った。

鷹宮さんは海外でも人気の「League of Legends」が大好きで得意なことをアピール。活動の初期から配信でもよく名前を出し、たまに実況もしてきたゲームだけに、会場のファンも納得。その効果なのか、調査の結果、拍手が一番大きかったのは鷹宮さん。フレンさんは「絶対に間違えてる!」という抗議の声を上げていた。

その後も次々にイメージ調査を続行。

「1番 朝弱そうな人は?」では、生活が昼夜逆転している葉加瀬さんがNo.1。

「1番 どこでも寝れそうな人は?」では、騎士のフレンさんがJKの二人に圧勝。実際、目が覚めたら、自宅の玄関で寝ていたこともあるそうだ。

「1番 喧嘩が強そうな人は?」に関しては、口喧嘩ではなく「物理」で強い人として調査。予想通り、フレンさんが1番だったのだが、葉加瀬さんに関しては、拍手がゼロだったことも、逆に驚きだった。

最も謎な質問だった「サウナで1番 長く残りそうな人は?」でも、葉加瀬さんへの拍手はゼロ。鷹宮さんも多かったが、1番はフレンさんだった。ちなみに、鷹宮さんは、サウナと水風呂に交互に入るサウナ通だったことが判明。二人にも、サウナと水風呂に交互に入ってみることをすすめていた。

最後の質問は「1番 乙女な人は?」。3人は「ピアノを習ってた」「ぬいぐるみを集めている」などさまざまな要素でアピールを始める。

鷹宮さん「強いて言うなら、スノードームを集めてる」
フレンさん「それ割ってるんですよね? ストレス発散に(笑)」
葉加瀬さん「『ムカつく!』って(笑)」
鷹宮さん「そんなわけないでしょ」

調査の結果、鷹宮さんが1番 乙女、ということに。「みんな可愛いと思うけどね」と二人を讃える、勝者の余裕も見せた。

葉加瀬さんが「1番 朝弱そうな人は?」でしか1番になれなかったことを嘆いていると、フレンさんが「でも、はかちぇ先輩は、冬が似合いますから」とフォロー。鷹宮さんも、「名前に『雪』も『冬』も入ってて、髪も白いし」と葉加瀬さんと冬の相性の良さを指摘。葉加瀬さんも「今回はお題が悪かっただけで、私も覇権を取れることあるんだ」とご機嫌になり、最初のコーナーは終了した。


食レポの意外な上手さを発揮するメンバーも

次のコーナーは「ロシアン食レポ~嘘つきは誰だ!?~」。三人で「にじさんじらんど」の限定コラボメニューの食レポを行うのだが、クジで選ばれた一人だけは、コラボメニューに似た別の何かを食べながら、想像で食レポ。ファンは、嘘の食レポをしている人を推理して、拍手で投票するというコーナーだ。

最初のメニューは、アルス・アルマルさんとコラボした「まんまるオムライスとタコ野郎」。二人は美味しそうなデミグラスソースのオムライスを、外れの一人はゆで卵を食べてレポートした。

「デミグラスの味と卵の味がしますね」というフレンさんの残念な食レポの後、葉加瀬さんは、「卵が、バターかミルクを入れてふわっとさせた感じがして美味しい」と具体的な解説付きで上手なレポート。料理が得意な鷹宮さんも「ミルクかな? 乳製品感があって美味しいです」と美味しさをしっかりと説明。ファンの投票結果は、ほぼ同数くらいだったが、オムライスを食べていなかったのは、実は葉加瀬さん。想像による食レポで、多くの人を騙してみせた。ちなみに、ゆで卵にもしっかりと味が付いており、美味しかったらしい。

二つ目のメニューは、鈴鹿詩子さんとコラボした「男の子が大好きなハンバーグランチ」と、魚肉ソーセージ。この食レポでも、1人目のフレンさんは「(ハンバーグの上に乗った)目玉焼きが美味しい」とレポート。しかし、葉加瀬さんは「ハンバーグ自体にしっかり味が付いてて美味しい」と、鷹宮さんは「冷えても美味しそう。お弁当に入ってて欲しい」と話し、フレンさんを感心させた。

レポート内容の薄さでバレたのか、会場の拍手は圧倒的にフレンさん。そして、魚肉ソーセージを食べたのもフレンさんだった。

また、葉加瀬さんは、魚肉ソーセージを食べた後に水を飲むと、口の中が鉄の味になり不味いと主張。鷹宮さん、フレンさん、会場のファンの誰からも賛同を得られてなかったが、「本当に不味いんだからね!」と必死にアピールする姿が気になったので、今度試してみたい。

最後のお題は、「▽▲TRiNITY▲▽」が考えた「食べれば食べるほど満腹になるワッフル」と、何も塗ってないプレーンな食パン。

フレンさんは甘い物が好きなのか、「ストロベリークリームソースの甘酸っぱさと、クリームの甘さとワッフルのモフモフがめちゃくちゃ合ってる」と、これまでの2問とは異なる詳細な食レポを披露。

葉加瀬さんは、「たしかに、苺のソースは少し酸っぱめなんですけれど、クリームは甘い。端っこがサクサクして美味い」とフレンさんと同様のレポートをすると、鷹宮さんも「たしかに端っこはサクサクだ。でも、中はしっとりしてる」と葉加瀬さんのレポートに載っかるようにしてレポートした。その内容から、ファンは鷹宮さんが嘘を付いていると予想。実際に、二人が美味しい三段重ねのワッフルを食べているのを見ながら、寂しく食パンを食べていたのは鷹宮さんだった。


「▽▲TRiNITY▲▽」のオリジナル曲、ライブ初披露

最後はミニライブのコーナー。新型コロナ感染症対策により、ファンは立ち上がったり、声を出して応援したりすることはできないが、拍手とペンライトでライブを盛り上げていた。

カバー曲を2曲を披露した3人が退場した後、リズムに乗ったアンコールの拍手が起こり始めると、3人が再登場。会場に来た観客と、ニコニコ生放送で観ている視聴者にお礼を述べると、イベントの感想を語った。

こういったステージイベントへの出演は初めてで「緊張した」と語るフレンさん。最も先輩の鷹宮さんは「よみうりランド」で開催されたイベントへの参加は3回目で、特に緊張もしなかったようだ。また、葉加瀬さんも「いつもの配信って感じ」で、緊張はあまり感じなかった様子。「二人が緊張していたら、私もつられていたかもだけれど、二人が楽しそうだったから」と3人一緒の初イベントを楽しめたと振り返った。

鷹宮さん「私たちが歌った『L♡ファンファーレ』という曲の歌詞に『キラキラに光るあの舞台まで』というフレーズがありますけれど、ついに叶っちゃいました」
フレン「歌詞は、3人で作りましたもんね!」
鷹宮さん「まあ、95%くらい、私ですけどね(笑)」
フレンさん「私が作ったのは、『君の笑顔を咲かせる アイドルになる』だけですね(笑)」
葉加瀬さん「私は、Bメロだけ(笑)」
鷹宮さん「でも、歌詞通りに、みんなでここまでやってこられたがすごく嬉しいですよね」
フレンさん「うん」
葉加瀬さん「嬉しい!」
鷹宮さん「これからも一緒にやっていければと思います」

そんな風に、少しエモい雰囲気になった最後のMCも、途中からはこの3人らしい、にぎやかなトークに変わった。

最後は、「▽▲TRiNITY▲▽」が作詞、にじさんじの弦月藤士郎さんが作曲のオリジナル曲「L♡ファンファーレ」をライブ初披露。この日最大級の拍手の中、歌い切り、「ありがとー」「また会おうね~」とファンへの感謝を叫びながら、「▽▲TRiNITY▲▽」としての初めてのイベントを終えた。

トークのテンポもよく、イベントでは決して「ポン」では無かった「▽▲TRiNITY▲▽」の3人。フレンさんが3Dデビューを果たした時には、3Dの姿による「▽▲TRiNITY▲▽」の本格的なライブもぜひ実現して欲しい。

また、2018年と2019年に開催された「VtuberLand」に続き、3年連続3回目の開催となった、にじさんじとよみうりランドのコラボイベント。すでに、にじさんじファンの間では、秋の恒例行事としても浸透しているだけに、ぜひ来年も開催されることを願いたい。

(TEXT by Daisuke Marumoto

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