いろどり芸能郵便社、お披露目記者会見レポート 「物語×世界観×VTuber」のコンセプトなど全貌が明らかに

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ブシロードクリエイティブは11日、同社の運営する新VTuberプロジェクト「いろどり芸能郵便社」のプロジェクト発表会を実施。先日行われた先行お披露目会のレポートなどPANORAでも度々取り上げており、今回も現地を取材したのでその模様をお伝えしていこう。

また、記者会見は冒頭のフォトセッション及び最後の媒体向け質疑応答を除き、YouTubeのブシロード公式チャンネルおよび、いろどり芸能郵便社のチャンネルにて視聴が可能だ。

初出し情報が次々と公開 「いろどり芸能郵便社」今後の活動目白押し

今回のプロジェクト発表会では、主に各スタッフ陣によるコンセプトや思い、経緯など、今後予定している動画コンテンツの内容、さらに、動画以外のコンテンツ展開などについて触れられた。

まず、動画コンテンツについては、本日19時より御園結唯さん、冬守しずくさん、服巻有香さんの順で、1時間ごとのリレー形式にてデビュー配信が行われる。

そして、本日から3日間「いろどり3days」と称し、企画配信が行われることも明らかに。本日11日は、3人のデビュー配信を、12日は13時より料理対決配信、最終日の13日には18時より「いろどり放送局第1回スペシャル配信」を行う。それぞれ、Twitterハッシュタグ「#いろどり3days_day1」「#いろどり3days_day2」「#いろどり3days_day3」にて感想などをつぶやいて楽しんでほしいと伝えた。

また、配信の中でファンからの質問などにも答えていきたいとし、それぞれのTwitterにて匿名のメッセージを受け付けるサービス「マシュマロ」のリンクを公開した。

他にも、演技指導を担当する響プロダクション所属声優・佐々木未来さんを迎えた演技レッスン動画や、サイトウケンジさん脚本による演劇動画など「演技派VTuber」ならではの企画や、イロドリの世界における3人の姿を描くストーリーなど様々な動画を企画しているという。メインは、そのようなストーリーなど企画動画・配信となるが、他VTuber同様のゲーム実況、雑談配信なども個人チャンネルなどでチャレンジをしていきたいとのこと。

さらには、3人の「ヴァイスシュヴァルツ&Reバースチャンネル」の公式YouTuber(仮)就任も発表。しかし、「(仮)」とのことで、同チャンネル内で活動をするものの、人気が出るまでは仮就任となるとのこと。16日20時には、初めての動画が同チャンネル内にて公開される。

楽曲やコミックムービーなど動画以外のコンテンツも随時展開する予定とのこと。8日に発売された「月刊ブシロード」1月号においては、3人の座談会が特集されたほか、購入者限定の動画もあるという。また、3人のデビューを記念してオフィシャルグッズセットの発売も決定。グッズ内容や購入方法などの詳細は後日、いろどり芸能郵便社公式Twitterにて発表される。

一人の男の情熱から本プロジェクトは始まった

会見は、冒頭ブシロードクリエイティブ代表の成田耕佑さんからの挨拶から始まった。今回ブシロードが新しくVTuberプロジェクトを始めるということで、各方面から「なぜ今やるのか?」「どういう展望を持っているのか?」という質問が届いていたことを明かした。そして、その理由はシンプルに「これをやりたいやつがいたからだ。」とした。

今回のプロジェクトは、その発案・発足を担当したプロデューサーの野呂祐介さんの情熱があって始まった。そのため、初期の段階では、ブシロードグループのシナジーがあるからなど戦略的発想から始まったものではないという。野呂プロデューサーのその情熱から、徐々に協力者が増えていったことを明かし、これからの活動でスタッフ陣の仲間が一人二人と増えていったのと同様、お客さんにもプロジェクトが応援されるように、まず我々が楽しんで世の中を彩れるよう活動していくと伝えた。

次には、その情熱からプロジェクトを発足した本人である「いろどり芸能郵便社プロデューサー」の野呂祐介さんが登壇。本プロジェクトのコンセプト及び今後の展開を説明した。

今回のプロジェクトは、イロドリの世界で紡がれる3人の「配達員」としての物語、そして私たちの世界と繋がる「VTuber」としての物語の2つのストーリーが交差する点が特徴。ファンは、時には差出人となり、時には受取人となることで一緒に世界を作っていくプロジェクトだとのこと。今後展開となるコミックムービーでは3人の「配達員」としての日々の姿を描いていくという。

原案・構成・脚本や演技指導などほかVTuberでは珍しいクリエイティブスタッフの登用

次には、世界観・あらすじについて、原案協力・構成・脚本のサイトウケンジさんを招いて野呂プロデューサーとの対談を行った。

今回VTuberプロジェクトにおいてシナリオライターを起用した理由として、他のVTuberプロジェクトではあまり見られない「物語×世界観×VTuber」がどんどん親和性を持って融合していくようなプロジェクトにしたいという点を挙げた。

サイトウケンジさんは、「トリニティセブン」を始め数多くの漫画・アニメ・ライトノベルなどのシナリオを担当している漫画原作者。今回、いろどり芸能郵便社の脚本などを担当する経緯について、サイトウケンジさんは、元々ライトノベル時代の担当編集者が現ブシロードクリエイティブ代表の成田耕佑さんで、親交が深かったことを明かした。

そして、野呂祐介さんが初めて読んだライトノベルが、サイトウケンジさんのデビュー作「101番目の百物語」だったといい、そうした縁もあり今回いろどり芸能郵便社のシナリオライターとして起用したと伝えた。

サイトウケンジさんは、配信の中で行う演劇やそのほかストーリーなどのシナリオを担当していくという。今後は、そうした演劇に向けて、3人のVTuberたちが台本を覚えたり、稽古をする姿なども配信をしていき、視聴者が一緒に応援ができるような構成を目指す。

次に、演技指導を担当する響プロダクション所属声優の佐々木未来さんが登壇。3人の印象について、御園結唯さんは真面目で芯のある声が印象のため正統派ヒロインなど、服巻有香さんは、元気で明るい声が印象のため、ツンデレキャラなどが、そして冬守しずくさんは、ほんわかとした天然な印象のため、妹キャラなどがそれぞれ似合うのではないかと伝えた。

今後は、配信においても演技レッスンを公開していく。レッスン内容は、発声や滑舌、表現など声優として必要なレッスンが中心となるが、実践を交えたレッスンのみならず、視聴者も楽しめるようなゲームを用いたレッスンなども予定してるという。

最後には、本日デビューの3人も登場 素の姿が垣間見えるアフタートークも

最後には、本日デビューとなる3人。御園結唯さん、服巻有香さん、冬守しずくさんが登場。特に冬守しずくさんは緊張した様子で、普段よりも声が細くなっていた。まずは、3人それぞれの自己紹介。

まずは御園結唯さん。趣味は映画やドラマ、動物の動画などを見ることだと伝えた。また、Twitterで投稿していたウサギカフェの話題にも触れ、早口言葉などの無茶ぶりの場面も。次の冬守しずくさんは、アニメとゲームが大好き。人見知りを直したいと伝えた。最後、服巻有香さんはメイクやファッション、可愛い女の子が好きだという。ほかにも好きなことなど趣味は多いようで、今後の配信で小出しにしていきたいと伝えた。

最後には、15分ほどの3人のアフタートークが行われ、短い時間ではあるが3人の仲の良さや素の部分を垣間見ることができた。アフタートークは、いろどり芸能郵便社YouTubeチャンネルのみにおいて、配信がされた。

3人は、本日19時よりいろどり芸能郵便社公式チャンネルにてリレー形式のデビュー配信を行う。

(TEXT by Shuto Uchimura

●関連リンク
いろどり芸能郵便社(Twitter)
御園結唯(Twitter)
服巻有香(Twitter)
冬守しずく(Twitter)