初の単独リアイベ「劇場版 夜子・バーバンク~私を応援上映会」現地レポ 映画館で映画について熱く語った1時間半

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ヒューマックスシネマは12日、バルス所属のVTuber、夜子(よるこ)・バーバンクさん初のリアルイベントである「劇場版 夜子・バーバンク ~私を応援上映会~ in 池袋HUMAXシネマズ」を実施した(関連記事)。

夜子さんは、映画をこよなく愛する女性として「映画をもっと身近に」をモットーに、作品の紹介動画などを投稿しているVTuber。今回イベント会場となった池袋HUMAXシネマズでは公認アンバサダーを務めており、映画館での鑑賞マナーや話題の新作の映画についてなど、映画をさらに楽しむための情報を伝えている。

そんな映画好きな夜子さん初のリアルイベントが映画館にて実施できたことに、本人も非常に感慨深いと語っていた。今回はその会場の模様をレポートしていきたい。


開演前から音声で登場 ファンに語り掛けるリアルイベントならではの近さ

本イベントは開場が19時、開演が19時30分となっていた。開演15分前ほどになると、BGMも普段の配信と同じものになり、スクリーンもイベントキービジュアルへと差し替わる。そして、音声のみにて夜子さんが早めに登場する。

夜子さんは、冒頭「みなさんバッチリ見えてますよー!」と観客に語り掛け、「3列目の5人衆、ペンライトありがとうございます!」「ちらほらと女性の方もいらっしゃいますね」など会場に来たファンとコミュニケーションを取った。

その後、グッズやコラボドリンクの紹介、開演に際する注意事項などを自身で紹介し、「開演までもう少々お待ちください。」とその場を後にした。


オープニングでは写真撮影や銀河アリスさんからメッセージも

定刻になると、BGMが段々と大きくなると同時に照明が落ち、いよいよ本番のスタート。開演と同時に「紳士淑女の皆々様 ようこそお越しくださいました、夜子・バーバンクです!」といつもの挨拶とともに夜子さんが登場。

「夜子の初単独イベントです!ただの映画好きの私がですよ、映画館でイベントをやるんですよ!」と本日の感動を伝えた。

オープニングの写真撮影会では、セクシーな姿や力士のようなポーズなど様々なポーズを披露し、観客を沸かせた。

当日のイベントの様子は、SPWNにて同時生中継もされており、イベントにライブビューイングにと「今日一日で「鬼滅の刃」の興行収入を抜いていきましょう!」と冗談を言う場面も。

その後、コラボドリンクなどの紹介をし、観客と乾杯を行う。コラボドリンクは、ノンアルコールでスプライトがベースの「夜子・フルムーン」とレモンサワー入りの「夜子・クレセントムーン」の2種類。夜子さんは、「さわやかな味と可愛い見た目とクールな見た目、まさに私、夜子・バーバンクではないでしょうか?」と食レポをした。

さらに、オープニングでは、同じくバルス所属のVTuber・銀河アリスさんよりお祝いのビデオメッセージが届く。

アリスさんは、「夜子さんはしっかりとした立派な成人女性さんだから、きっとね、最高の素敵なイベントさんになるんだろうなって妄想がとんでもないです!」と伝えた。

その一方、心配なことが一つあるとして、事前に発表されていたコーナーに対し、「お悩み相談を受けるんですか?夜子さんが相談するんじゃなくて? みんな大丈夫ですか?」ともらした。

さらに、「しきしー(*夜子さんのファン愛称)のみなさん、夜子さんが万が一すべったとしても盛り上げてくださいね!お銀との約束ですよ!」と、もしもの時のフォローまで入れた。

夜子さんは、ビデオメッセージに「アリスパイセンから応援コメントいただきました!」と感謝を伝え、「感慨深いですよね。ポスターがあって、チケット販売のところにラインアップがあり、映画でやるってこういうことなんだな」と改めて本日のイベントの感動を伝えた。

「バーチャル空間で映画をイメージして配信していたけれど、本物の劇場!あがらないわけがないですよね」と心境を吐露。テンションがかなりあがっていたようで、劇場でやってみたいことがあるとして、21世紀フォックスのロゴムービーのものまねも披露した。


重い質問も手際よくさばく「夜子人生相談」 

次のコーナーは、「夜子人生相談」。事前にメッセージフォームにてファンから募集をした人生相談に、夜子さんが答えていくというコーナー。夜子さんは、立ったり座ったりするときに関節がポキポキなってしまうことが最近の悩みだと明かす場面も。

冒頭、今回募集で来た人生相談に対し夜子さんは、「ざっと目を通したけれど、みんな相談内容が重い!とってもヘビーだぜというメールが届いている」と印象を語った。

1つ目の質問は、鹿島さんから。もうすぐ父親になるが、自覚がなく実感が湧かない。やったことといえば、ソシャゲを引退できたことくらいで、なにもできていないという。人はどうやったら父親になれるのかという質問。

これに夜子さんは、実際に我が子を見れば実感がわくのではないかと回答。初めてのことだから分からないと思うけれど、目と目を合わせた瞬間、「あ、親なんだな。この子を守ろう。」という気持ちになったときに、初めて父親になれるのではないかと語った。銀河アリスさんに心配されてた人生相談だが、好調な滑り出しで良い回答ができている様子。

また、「夜子さんのお父さんの素敵なところを教えてください」という質問も。

それに対し、夜子さんは、「まず筋肉がすごい、めちゃくちゃ稼いでいて、ハゲで、すごい高い建物を自力で登ったりだとか、ジャングルで冒険したりだとかしてますね。最近だとすごい早い車の映画出てたりとか」とハリウッド俳優、ドウェイン・ジョンソンさんの特徴を挙げ、「私は会ったことない父親ですね。一方的に観てはいるけど実際にお会いしたことない父親です」と笑いを誘った。

次の質問は、クラールさんから。アラサーになってから社会人として中堅的な立場になることも。最近では、プロジェクトリーダーとしての責任を持つ立場にも。その中でメンバーに年上の人がいると、どのように接すればいいか難しいという。そうした時に夜子さんはどうするかという質問。また、最近単純に忙しいため励ましや共感の言葉が欲しいとのこと。

夜子さんは、「分かるよその気持ち、最近大変だね~ でも頑張ろうよお互いに 辛いけどさ、そろそろ年末のお休みもあるから」と言葉をかける。そして、こうした状況は、「年の差のバディもの」としてよく作品でも登場すると言い、アニメなら「TIGER & BUNNY」、映画なら「ベスト・キッド」など、そうした作品を参考にすると、ヒントが隠されているのではないかと映画系VTuberらしい回答をした。

次の質問は、人妻さんから。友人や仕事のお付き合いなどの飲み会で「映画好きなんだ。なんかおススメの映画ある?」と聞かれた際、夜子さんはどう答えているかという質問。抽象的すぎるこの質問にストレスで胃がやられるので、スマートな回答が知りたいとのことだ。

これに対し、夜子さんは自身もこうした質問はよくされると言い、こうした質問にはまず「洋画?邦画?」と聞いて候補を絞ると回答。洋画と邦画で好みが大きく変わるので、これを聞かないと好みに合わないものを言ってしまいそうで怖いという。

また、本当に見るつもりではないノリで聞いてくるような人には、「ソーセージ・パーティー」を友達とみると良いと勧めると観客の笑いを誘った。この「ソーセージ・パーティー」は、以前夜子さんが配信で笑いながら「流し見した」と言っていたという作品で、後述する別コーナーでも登場した。

さらに次の質問はアオイさんから。自分の考えを言葉や文章にすることがすごく苦手だという。映画を見たときの感想を伝えようとしても、心の中ではいろいろな感情を刺激されているのにもかかわらず「すごかった!」「面白かった!」しか言葉が出てこなくて歯がゆいとのことだ。どうしたら夜子さんの映画紹介動画のように言葉をうまく整理して表現することが出来るのかという質問。

夜子さんはこれに対し、「夜子も映画を紹介していくうえで一番悩ましいことだよ」と共感を伝えた。そして、言葉を並べてこういうところが面白かったといえる映画もあれば、「最高だった!」しか出てこない映画もあるとして、ただそのどちらもがちゃんと作品を称賛する言葉だと思うと考えを展開。

そして、「面白かった」や「すごかった」に感情を込めるといいのではないかと解決策を伝えた。例えば「すごかっっっっった!」や「おもしろかっったよ!!!」のようにすれば、「そんなに面白かったのか」と熱が伝わるのではないかと語った。

また、他の人の映画のレビューを読んでみると、「自分の思ってたことを言葉にするとこういうことだったんだ」と気付く場面があるとして、そうして語彙力や表現力を高めていくことで自分の映画の感想ができあがっていくとも伝えた。

ここで一旦コーナーは終了したのだが、次のコーナーまでの待ち時間の間音声だけでもう一通の質問にも答える。

次の質問は、クックさんから。悩みは転職について。クックさんは現在転職活動をしており、何社からか内定が出ているという。しかし、まだ転職をするかどうかを決めかねており、現在の新しいことが出来ないが安定している会社か、転職先の職場は、新しくチャレンジングなことが出来る一方環境が変わるため不安もあるという。安定か挑戦か、夜子さんならどちらを選ぶかという質問だ。

夜子さんは、「転職」というワードにドキッとすると語り、「これ夜子が答えていいんですか?」と責任重大な質問に回答をしかねる。そして、この責任は私では負いきれないからとして、会場のファンに安定か挑戦か拍手でアンケートを取る場面も。

僅差で挑戦派の拍手が大きい。そして夜子さんは、質問者さんの年齢や守るべきものの有無などにもよるとしつつ、自身は挑戦していきたいタイプの人間だと明かした。そして、人生は1回しかないといっても、やる気を出せばいろんなものになれるし、いろんなことが出来ると思うとして、「挑戦してみてはいかがでしょうか?応援してます!」と伝えた。


夜子なんでもランキング テーマ別にニッチな映画を紹介!

このコーナーでは、映画に関してテーマ別にベスト3を夜子さんの独断と偏見で選んでいく。目指せ、映画インフルエンサーと称し、ベスト3で夜子さんの見てほしい映画を伝えていきたいとした。以下、各テーマ別ランキングとともに夜子さんのおすすめポイントを紹介する。

●とにかく「てぇてぇ」となる映画ベスト3
1位:フォードvsフェラーリ

2位:グリーンブック

3位:ブックスマート

まず、「グリーンブック」について。これは以前夜子さんも以下の動画で紹介していた作品。とてもいい、胸にじんわりと刺さるバディものだという。

そして、3位の「ブックスマート」。生配信で、最近刺さった映画として紹介した作品だ。「book smart」は日本語で「がり勉」という意味。勉強しかしてこなかった高校生の女の子2人が、卒業間近で青春を取り戻そうと奮闘する話。現実の話なのに、その青春の仕方がまるでファンタジーだという。夜子さんは、「理想の上の理想という感じで、こんな青春過ごしたいなと思える映画」と語った。

1位は「フォードvsフェラーリ」。2人のすれ違いや、いいおっさん同士の友情あっての殴り合いなど、夜子さんが大好物だというものが詰まった作品。機械やレースシーンもかっこいいため、男性は見て損がない作品だという。

●心がしなるだけでは済まない きっちぃ映画ベスト3

1位:サクラメント 死の楽園

2位:チョコレートドーナツ

3位:ランボー ラスト・ブラッド

キツイ映画は、最後にグッとくる「ミスト」などたくさんあるが、あまりみんなに知られていなさそうな作品を中心に選んだという。

3位の「ランボー ラスト・ブラッド」。人気の高いランボーシリーズにもかかわらず、会場にもあまり見た人はいなかった。ランボーは、上手く幸せになれそうで慣れない可愛そうな男。「ラスト・ブラッド」と、最後の話にも関わらず、キツかったという。夜子さんはネタバレを避けつつ、「なんでだよランボー 幸せになってほしいよ」と熱く魅力を語った。

2位は「チョコレートドーナツ」。最近、東山紀之さん主演にて舞台化もされている本作。とてもいい話で、じんわりくるところもあるが、結末が「オゥ」とため息が出てしまうような作品だという。夜子さんも、この映画を見た後、一人シャワーを浴びながら「オゥ」とため息が出てしまったという。しかし、作品としてとてもいい出来なのでぜひ見てほしいとのことだ。

最後に1位の「サクラメント 死の楽園」。会場に見た人は1人もいない作品。どうしてこれをチョイスしたんだろうと思った瞬間もあるとしつつ、文句なしで一番キツイ映画だという。本作は、実際に1978年にあった集団自殺をモデルとした映画。最初から最後までキツイ笑えない作品だという。「今日はきっちぃ気分になりたいなという奇特な気分になったときには見てください」と語った。

●この映画イカれてやがるぜベスト3

1位:悪魔の毒々モンスター

2位:スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団

3位:日本以外全部沈没

冒頭、イカれた映画好きな人どれくらいいますか?と呼びかけると大きな拍手が。コアなカルト的人気な映画を紹介していく。

3位は「日本以外全部沈没」。これはすごい作品だという。夜子さんは以前、「日本以外全部沈没」の紹介動画を撮ったというが、お蔵入りになってしまったとのこと。レンタルしようとしても、小さなレンタルビデオ店などにはなかなかない。大きな品ぞろえのいい場所に行かないとなかなかお目に係れない作品だとのこと。

2位は「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」。面白い作品ではあるが、内容・映像ともに「イカレテやがるぜ」というシーンが多く楽しめるとのこと。さらには、アベンジャーズが好きな人にとっては、キャプテンマーベルだとかキャプテンアメリカの役者も出ているため、「こんな贅沢な配役するのか」とキャスティングでも楽しめるという。

1位は、夜子さんも最近見たという「悪魔の毒々モンスター」。生配信でも気になっているといっていた映画。本当にイカれていて、「おっぱいブルンってしてた」と印象を語る。今の映画ではやらないような、子供がやられたり、おばあちゃんボコボコにしたり、ワンちゃんを撃ったりなど「絶対やっちゃアカン」ということを次々とやるイカれた映画だという。

●誰かとみられない 気まずい映画ベスト3

1位:ソーセージ・パーティー

2位:ヒステリア

3位:メリーに首ったけ

3位は「メリーに首ったけ」。これは、劇中ワンシーンで実際に気まずい思いをしてしまったとのこと。夜子さんはこの映画をお母さんと見ていたときに、お手洗いのシーンでいけないものがかかっちゃうみたいなシーンがあり、非常に苦い思いをしたとエピソードを語った。

2位は「ヒステリア」。この作品は、イギリスの大人の玩具をテーマにした史実の話。芸術的な作品に落とし込んでおり、下ネタなどではなく、出来もよく、非常にいい映画だという。ただ、テーマがテーマだけに、誰かとみるのは気まずいので気を付けてほしいとのことだ。

1位は「ソーセージ・パーティー」。先ほどの人生相談のコーナーでも出てきた本作。「もうみなさん、これは説明いらないですね」というと客席からはドッと笑いがあふれた。捕捉をすると、「ソーセージ・パーティー」はソニーピクチャーズから2016年に公開されたアニメーション映画。子供向けに見えるタッチにも関わらず、グロテスクな描写や下品な下ネタを連発し、R15指定を受けた。作風としては、「テッド」に近いものといえるだろう。

●アガる映画ベスト3

1位:ベスト・キッド

2位:ダンガル きっと、つよくなる

3位:リアル・スティール

アガる映画のラインアップはすべてアクション映画。

「リアル・スティール」は、ヒュー・ジャックマン主演の映画。親子でタッグを組んで、ロボットのバトルみたいなものに出場をして戦う「夏休み」のような作品だという。夜子さん親子の絆としても、男のバトルとしても見れると語った。

2位は「ダンガル きっと、つよくなる」。インドでプロレスラーを目指す女の子の話。お父さんがめちゃくちゃ厳しいという。その試練を乗り越え強くなる女の子の話。

1位は「ベスト・キッド」。現在YouTube Premium及びNETFLIXにて配信されているスピンオフドラマ「コブラ会」を見て、好きになったという。それまでもすごくいい映画だなとは思っていたが、「コブラ会」を見たら1位になってしまうとのこと。夜子さんが、主人公であるダニエル・ラルーソーの蹴りを再現する場面も。まだ見たことない人にはぜひ見てほしいと熱く語った。

●とにかく見てほしい映画ベスト3

1位:メガマインド

2位:怪怪怪怪物!

3位:インド・オブ・ザ・デッド

とにかく見てほしい映画はたくさんあるとしつつ、みんながもう知っている、すすめているような作品ではなく、隠れた名作を中心に紹介するという。それぞれ、ちらほらとは見ている人がいたが、決して多くはなかった。映画系VTuberとして、このラインアップを選ぶのはとても緊張したとのこと。

3位は「インド・オブ・ザ・デッド」。大抵のゾンビ映画は、その世界に「ゾンビ」という概念が存在しない。それに対し、本作は「ゾンビ」という概念はあるにも関わらず、主人公たちがバカすぎて「なんだっけ?あれ、アメリカにいるゾ、うーん」というようなところから始まるという。ホラーとコメディが合わさったようなインド映画の面白いところが、ぎゅっと詰まったゾンビ映画になっているためぜひ見てほしいと語った。

2位は、「怪怪怪怪物!」。愉快、爽快、痛快な映画だとのこと。エグイ描写もあるが、目が離せない作品だという。ちょっとグロいのが苦手でも「この先どうなっちゃうの?」と最後まで興味が尽きない映画となっているとテンション高く語った。

1位は「メガマインド」「シュレック」「ボス・ベイビー」で知られるドリームワークスが制作するアニメーション映画。意外と知られていないが、非常に面白いとのこと。夜子さんは、自分のようにヒーロー映画が好きな人には分かるあるあるなネタが使われると語った。敵がヒーローに勝っちゃったというところから始まる本作。ネタバレを避けつつ、「斬新で新鮮で、とにかく見てほしい」と強く勧めた。

次のコーナーまでの間には、少しの雑談も。夜子さんは、池袋HUMAXシネマズはやはりアニメのラインアップが充実していると語り、話題は「鬼滅の刃」に。「もう興行収入1位になったんでしたっけ?」と問いかけ、まだ1位になっていないが時間の問題だと知ると、「すごいなぁ」と印象を語る。「煉獄さんが1位の男になるのか」「煉獄さんなのかな?炭治郎なのかな?」「でも炭治郎は譲りそうだよね」と話した。

そして、「私はヒーローと言えば悟空という世代だけれど、自分のことを考えて闘う悟空と、周りのことを考えて闘う炭治郎で個性が違うのも良い」と世代間のヒーローの違いに触れた。


サイン入りグッズがもらえた大抽選会

雑談が終わると次のコーナー「夜子バーバンク大抽選会」へ。最初は、席番号によるくじ引き抽選。劇場招待券やサイン入りのアクリルキーホルダー、マフラータオル、缶バッジなどがプレゼントされた。後半はじゃんけん大会。勝ち抜いた3名には、限定のオリジナル動画がプレゼントされた。

当選した観客には、好きな映画や夜子さんの好きなところを聞くという無茶ぶりも。こうしたファンとの直接のコミュニケーションが生まれるのもリアルイベントならではの魅力だ。


初の生歌、オリジナル全3曲のミニライブ

抽選会の次は、本イベント最後のコーナーであるミニライブ。生歌は初披露とのことで、とても緊張すると話す夜子さん。今まで同じバルス所属の先輩たちがいろいろなところでライブしているのを「かっけぇなぁ」と他人事のように見てきたが、まさか自分がやる側になるとは思いもしなかったと明かした。ラップが多く、ノリづらいかもしれないとしつつ、思い思い楽しんでくださいと伝えた。

まずは、映画が好きすぎて感動した思いから、勢いで作ったという2曲。1曲目は、「HiGH & LOW THE WORST」イメージソングの「O」。2曲目には、「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」のイメージソング「QUEEN」を披露した。

歌い終わった夜子さんは、「ラップということもあって文字が多い!」と感想を語ったのち、楽曲の裏話を。「O」というタイトルは、親孝行のOと、王様のOを意識して付けたという。そして、2曲目の「QUEEN」。王様と女王という図らずとも位の高い曲名になったと明かした。

そして、夜子さんの最後の持ち曲「映画でもどう?」を披露。こういった時期で、みんなが安全に楽しめる映画って素敵だなと思い作ったという楽曲。映画館で見る映画ももちろん最高だし、家で見る映画も良いそうした思いを込めたという。今後もイメージが湧けば今後も新しい曲を作っていきたいと今後の希望を伝えた。

3曲を歌い切った後には、客席から大きな拍手が。夜子さんが、「ただのOLだった私が劇場でイベントでライブ、やり切りました」と達成感を口にすると多くの拍手やコメント、ペンライトで声援が送られる。

夜子さんは「いやぁ気持ちいですねなんか」と感情を吐露し、「最初はライブって恥ずかしいなとか緊張するなとか不安な気持ちもあったのですが、終わってみるとこうして皆さんと同じ時間を共有できるのは最高です。ありがとうございました!」と感謝を伝えた。


1時間半のボリューミーな初イベント エンディングでは夜子さんの感想も

ミニライブも終わると、イベントもついにエンディングへ。夜子さんは、改めて今回のイベントの感想を以下のように伝えた。

「本当にただの映画が好きで、その良さがちょっとでも世の中に広がればいいなと思って活動をしているこの私がですね、池袋HUMAXシネマズさんのお力を借りて、こうやってスクリーンの中で皆さんにお会いできるというのが、ほんとに奇跡のようなミラクルな日でございました。私の記憶に鮮明にいつまでも残り続ける素敵な思い出だと思います。みなさんにとっても思い出になっていたら嬉しいです。」

また、イベントの感想などは、22日に生配信を行うため、メールフォームにて送ってほしいと伝えた。

最後には、オープニングに続き撮影会を行い、改めて「またみなさんとお会いできる日を楽しみにしてます。そしてまた、この池袋HUMAXシネマズで皆さんとお会いできればと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」と締めの挨拶を行うと、イベントの幕を閉じた。

今回会場となった池袋HUMAXシネマズでは、夜子さんもイベント紹介などを担当している「ヒューMAX上映会」を月2作品開催している。こちらは、スタッフが厳選した作品を映画館で再上映するというもので、「参加型イベント上映」「特殊上映」の2形態にて行っている。土曜日に実施される「参加型イベント上映」では、クラッカーや打楽器を用いた振って叩いて楽しんでという声を出さずに楽しめる新しいイベント上映になっているとのこと。

今月19日からは「プロメア」を、1月11日から「グレーテストショーマン」、25日からは「弱虫ペダル」を実施。2月以降の上映作品は未発表だったが、夜子さんは「私も踊りたくなる作品。詳細は言えないけれど、動画で一度紹介させてもらっているかなり好きな作品だ」とヒントを出した。

また、同日23時から、イベントグッズの通販が開始することを発表。販売は、「Theater Plus Mall by HUMAX CINEMA」にて行われている。

(TEXT by Shuto Uchimura

●関連リンク
夜子・バーバンク(Twitter)
夜子・バーバンク(YouTube)
池袋HUMAXシネマズ公式サイト
イベントグッズ通販サイト