「シアターコモンズ ’21」、本日よりチケット販売 台湾監督ツァイ・ミンリャン作品含めVR・AR映画多数上映

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シアターコモンズ実行委員会は22日、同プロジェクト5回目となる「シアターコモンズ ’21」のチケットを本日より発売したことを発表した。同イベントは、2月11日から3月11日までの間、港区エリアを中心に開催する。

チケットは2種。全プログラムへリアル参加・リモート参加ができる「コモンズパス」と、リモートにて特定プログラムへ参加ができる「リモートパス」。「コモンズパス」は、一般7800円、港区民割7300円、学生・アーティスト割5800円。リモートパスは3000円となっている(以上税込)。

シアターコモンズは、演劇の力で都市に新たな「コモンズ」(共有地)を生み出すプロジェクト。2017年から港区を中心に毎年開催している。5回目となる今回のテーマは、「Bodies in Incubation – 孵化/潜伏するからだ」。新作5つ、VR作品4つ、ツアー、レクチャー、セラピーパフォーマンスなどを、リアル空間とバーチャル空間で展開する。

上映作品の中には、ヴェネチア国際映画祭のVR部門で発表された台湾のツァイ・ミンリャン監督作品「蘭若寺の住人」を始め、「あいちトリエンナーレ2019」で初演した小泉明郎さんによるVR演劇「解放されたプロメテウス」、そのほか、AR体験映画作品などが含まれる。プログラム詳細は、こちらのリンクより確認ができる。

「シアターコモンズ ’21」開催概要
・会期:2021年2月11日~3月11日
・会場:東京都港区エリアを中心に開催
・アーティスト(敬称略):
ツァイ・ミンリャン(台湾)、中村佑子、小泉明郎、スザンネ・ケネディ&マルクス・ ゼルク、ロドリック・ビアステーカー(ドイツ)、高山明、 PortB、バディ・ダルル(フランス)、 百瀬文、佐藤朋子ほか
・主催:シアターコモンズ実行委員会(台北駐日経済文化代表処台湾文化センター、ゲーテ・インスティトゥート東京、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本、在日オランダ王国大使館、特定非営利活動法人芸術公社)
・共催:港区 令和2年度港区文化プログラム連携事業
・パートナ̶:SHIBAURA HOUSE、株式会社A440、一般財団法人東京アートアクセラレーション
・助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、文化庁「優れた現代美術の国際発信事業」

(TEXT by Shuto Uchimura)

●関連リンク
「シアターコモンズ ’21」公式サイト
「シアターコモンズ ’21」チケット販売ページ