Facebook傘下のOculusは米国時間の18日、一体型VRゴーグル「Oculus Quest」をPCにつないで使える「Oculus Link」のベータ版提供を開始したと発表した(関連記事)。Rift/Rift S向けに提供しているPC向けの設定ソフトをダウンロードし、UBS 3.0ケーブルを別途用意してつなぐことで、Rift/Rift S用のソフトが使えるようになる。
Oculus QuestはPCやスマホを使わず、外部のセンサーもなしで単体で動作する一体型のVRゴーグルだが、描画性能に関してはPCのほうが上で、提供しているソフトもRift/Rift Sよりも少数だ。Oculus Linkを利用することで、一体型の手軽さとPC VRの性能の高さの両方のメリットを享受できるようになる。
現状では、アンカーのUSB 3.0ケーブルを推奨しており、年内にケーブル長が5mで移動しやすい光ファイバーケーブルをリリース予定だ。Oculus Questの付属ケーブルはUSB 2.0でLinkには使えない。
動作環境は以下の通りで、Rift/Rift Sの推奨仕様にあるPCのサポートを目指している。
●動作仕様
・CPU:Intel i5-4590以上 / AMD Ryzen 5 1500X以上
・メモリー:8GB以上
・OS:Windows 10
・USB端子:USB 3.0端子×1基
・GPU:
NVIDIA Titan X
Desktop NVIDIA GeForce GTX 1060
NVIDIA GeForce GTX 1070
NVIDIA GeForce GTX 1080
NVIDIA GeForce GTX 16シリーズ
NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ
●関連リンク
・Oculus Blog
・Oculus Linkの互換性
・Oculus Quest
・Oculus