4月26日~5月5日までの間、VRChat上で新たなファッションイベントが開催される。きんととさんが主催をする「VRoid Fashion Mall」だ。
VRoid系衣装の展示を行うこのイベント。主催のきんととさんは、ブログにて「VRoidファッションコミュニティの活性」と「豊富な数々の衣装をVRoidユーザー内外の方にも届けたい」という願いと決意を込めたと語る。
ワールド制作は、きんととさんと、あざらしうむさんが、ロゴ・ポスター制作はショップ「vear clothes」にて出展もしている渡辺秋穂さんが、ギミックの制作は、VRChat内で帽子の試着ができるワールド「UDONHAT」(ワールドリンク)を開発したSandmanさんが担当しており、VRChat内で衣装の試着ができるようになっている。なお、ワールドはPC VRもしくはデスクトップユーザー向けとなるため、注意してほしい。
筆者はさっそくオープン日にワールドへ伺ったので、その体験を交えてイベントを紹介していきたい。筆者の体験環境は、Oculus Quest 2を用いたPC VRとなる。
薄着アバターを準備したらいざ行こう
まず、ワールドへ訪れる際は、ギミックの仕様上、試着衣装の貫通を避けるため薄着のアバターの用意を推奨している。VRoidユーザーの場合、体型編集で肌テクスチャーにインポートするタイプの肌着を着用しておけば、貫通の問題はないだろう。
試着では、気になった衣装を「Equip」し、メイントリガーを引くと設定画面へ移る。デフォルトの場合、一部衣装が貫通してしまっていることがあるため、設定の「Advanced」を選択し、該当部分を「Fwd」などの項目から調整すると綺麗に着せることができる。
ちなみに衣装によっては、マテリアルを選択することで色違いも試着できる。
着てみてはじめてわかる 可能性広がる試着体験
筆者はこれまで、VRoidの衣装ではパーカーなど男女兼用のような衣装を選んできたが、こうして並べてあるとワンピースなどフェミニンな衣装にも手を出したくなってしまう。
少し恥ずかしい気もしつつ、サムネイルパネルを参考にポーズをとってみたりと楽しむ。後方にはフォトブースもあるため、様々なシチュエーションでの撮影ができる。気軽に試着できるからこそ、普段は着ないような衣装にもチャレンジできるのは、試着イベントの魅力だと感じた。
複数の衣装を同時に着用することも可能なため、例えばシャツとプリーツスカート、ボトムスなどその場で様々なコーディネートも楽しめる。コーディネートは実際に組み合わせてみないとちゃんと想像通りになるか不安なところがあるが、試着のおかげでショップ間を跨いだセット購入などもハードルが下がりそうだ。
なお、本イベントで展示されている衣装はVRoidモデルを想定したものとなるが、VRoidでないアバターでも試着は可能だ。Twitterでは、今回の出展ショップの1つ「Dust en」のふじさきあくたさんが、「ロポリこん」アバターで試着をする様子をツイートしていた。
今回はプレ開催のため、小規模での実施とのことだが、全15点たっぷりと楽しむだけでもあっという間に時間が過ぎる。ゴールデンウィークの期間、ファッションから始まるアバター文化に触れてみてはいかがだろうか。
●出展ショップリスト
・vear clothes-渡辺秋穂(Twitter)(Booth)
・muuc. web shop-muuc.(Twitter)(Booth)
・Dust en-ふじさき あくた(Twitter)(Booth)
・蒼空の下の市場-佐久間蒼乃(Twitter)(Booth)
●開催情報
・イベント名:「VRoidFashionMall」
・会場:VRChat内特設ワールド(会場リンク)
・期間:4月26日~5月5日
・公式ハッシュタグ:#VRoidFashionMall
(TEXT by アシュトン)
●関連リンク
・きんとと(Twitter)
・「VRoid Fashion Mall」会場リンク(VRChat)
・「VRoid Fashion Mall」開催情報