VRクリエイティブスタジオ事業を手掛ける株式会社ambrは5月13日、電通グループなどを引受先とする資金調達を実施し、電通グループとの資本業務提携を締結したと発表した。
今回の提携に至った理由について、ambr代表取締役⻄村拓也氏は「電通グループは、全世界145カ国・地域に事業を展開する、世界レベルのクリエイティビティとネットワークを兼ね備えた企業グループであり、私たちが世界的なVR企業を目指していくにあたって、間違いなく最高のパートナーだと確信しています。ただそれ以上に、電通グループのチームの皆さんとは、『日本から世界的なVR企業を共に創ろう』という覚悟を共有できました。それが資本業務提携に至った最大の理由です」と述べている。
また、電通 グループ電通イノベーションイニシアティブシニア・マネージャー小山祐樹氏は、「ambrの皆さんは、テクノロジー理解はもちろんのこと『和製VRSNS』『VR飲み会』『VREXPO』など、バーチャル空間という新しいメディアインターフェースを通じて人々の体験価値を進化させる『ユースケースの創造』や『エンドユーザーの体験設計』に果敢にチャレンジされて来ました。その挑戦を通じて培われたVRPFのアジャイル開発ノウハウ、そして回遊型バーチャル基盤は幅広いニーズや課題に対応が出来ると考えます。大企業とスタートアップならではのお互いの得意分野を掛け合わせた新しい共創モデルで、『日本から世界』の人々に新しい価値を創り出していくことが出来れば嬉しいです」と語る。
今後はambrと電通グループの連携により、新しいVRプロダクトの事業構想、体験設計、開発制作、実施運営までを提供するとしている。決まった要件仕様に基づいた開発ではなく、上流の事業構想・体験設計から参加することで、共創パートナーとして本質的なVR体験価値の創造とVRプロダクトの成功を目指す。
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