B-EN-G、敷島製パンと共同でmcframe MOTION VR-learningのPoCを開始

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ビジネスエンジニアリング(以下、B-EN-G)は、敷島製パンと共同で、VRテクノロジーを用いたVR学習システム「mcframe MOTION VR-learning」(以下「VR-learning」)を活用し、保全教育や安全教育を目的としたPoC(概念実証)を2021年6月1日より開始したと発表した。

敷島製パンが検討しているVR-learningの活用領域は以下の2点。

1. 設備保全技術者の育成
近年、各工場の設備保全技術者の保全スキルにばらつきがみられ、人材育成強化に必要なツールを探していた。VR技術を活用して仮想空間に設備保全の現場を再現し、熟練作業者の保全方法をVRに表示するなど、点検手順や保全方法の教育を行うことで、複数拠点において不慣れな保全作業の習熟と人材育成を目指す。

2. 安全教育による労働災害防止
労働災害の低減を目指し、各工場に危険を体感できる「安全道場」を設置していたが、すべての危険を体感できる設備を整えるにはコストも膨らむことが課題だった。実際に設備化できない危険について、VRの映像を利用して体感することで効果的な教育を図る。また、VRと安全道場を併せて体感することで、より臨場感を感じながら(印象深く)学び、危険感受性、安全意識レベルを向上させる。

敷島製パンでは、VR-learningへの期待を次のように述べている。「数年前からmcframe生産・原価管理を導入していた経緯もあり、B-EN-GのVR-learningを活用して人材育成強化を図りたい思いから、トライアルすることにしました。VRはゲーム感覚でできる面白さがあり、設備メンテナンスの技能向上や労働災害をゼロに近づける一助になってくれることを期待しています」。同社は人材育成と安全教育の領域で、VR-leaningの効果を見ながら、他の領域での活用も検討していくという。

■mcframe MOTION VR-learningとは
B-EN-Gが開発した「mcframe IoT」シリーズの1製品。360度カメラで撮影した画像を基にVR教材を手軽に作成でき、学習者は装着したVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)を通して疑似体験しながらトレーニングができるもので、安全教育や作業教育等の技能伝承が必要な業務で利用されている。
詳細:https://info.mcframe.com/lp_vr-learning

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