Facebook Reality Labsは6月17日（米国時間）、Oculusソフトウェアv30アップデートの提供を開始すると発表した。
v30では、マイクの切り替え、デジタル空間を隅々まで使用するためのマルチタスク体験、今後のコンピューティングをより良い体験にするためのアクセシビリティー機能などが追加される。また、初代Oculus Quest利用者は、「Oculus Air Link」を利用可能になる。詳細は下記のとおり。なお、このアップデートは6月末以降、段階的に提供される予定だ。
■マイクの切り替え
パーティーと使用中のタイトルとで、ボイスチャットを切り替える機能を追加。「ユニバーサルメニュー」にあるトグルを有効化すると、すべてのタイトルでマイクを切り替え可能になる。
■マルチタスク
v30では新たな「Infinite Office」機能のテストを開始する。これにより、Oculusホーム画面内に検索、ストア、ブラウザー、イベント、Oculus TV、Oculus Move、スコアボードなど、複数の2D機能やタイトルを並行して実装できるようになる。
■アクセシビリティー
Oculusの「設定」メニューに、「Accessibility」タブが追加され、VR体験をカスタマイズするためのツールや機能が導入される。新機能として、「Color Correction」（色調補正）と、座ったままでも「立った状態」の視点からVR体験ができる「Raise View」を搭載している。
■「Oculus Air Link」対応
Wi-Fi ネットワークを利用してPCのVRゲームに無線接続する「Oculus Air Link」機能を、v30では、初代Oculus Questでも利用可能になる。
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