Adobeは米国時間7月20日、ビデオ編集ソフト「Premiere Pro」をバージョン15.4にアップデートした。同ソフトを含む「Adobe Creative Cloud」のユーザーは無料でアップデート可能。
Premiere Pro 15.4の新要素のうち、最も重要なのは「音声のテキスト化」(Speech to Text)の搭載だ。動画に収録された音声を自動でテキスト化する機能で、日本語を含む13言語に対応している。複数の話者の判別もできるほか、誤認識した部分の手動修正も簡単に行える。
生成したテキストは、そのまま動画にキャプションとして埋め込んだり、字幕ファイル(SRT)形式での保存も可能。キャプションの配置にはAdobeのAI機能「Adobe Sensei」を利用し、発話のタイミングと同期する。動画にキャプションや字幕を付けたい配信者にとっては有用な機能となりそうだ。
そのほか、
・「Apple M1」チップ搭載のMacへのネイティブ対応
・「エッセンシャルグラフィックス」の機能強化
・PCに接続したオーディオデバイスの追加/削除を自動認識(Windows版のみ)
などが施されている。
●関連リンク
・Premiere Proの新機能
・Adobe Blog