【体験レポート】NeosFesta3に備えよ 毎週火曜22時~「初心者案内デー」であなたもNeos VRデビュー

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「Neos VR」それはもう一つの現実「メタバース」

以前、ソーシャルVR特集の第1弾で、主要プラットフォームのひとつとして紹介した「Neos VR」。最もメジャーな「VRChat」に比べるとユーザー人口などで劣る部分はありつつも、より自由度が高く、「なんでもバーチャル空間上でできる」設計から、コアなファンからは強く支持されているプラットフォームだ。ほかのソーシャルVRプラットフォームにも触れてある程度感触をつかんだ人や、「もっとソーシャルVRの可能性を感じたい、もっと近未来・SFっぽいものがみたい!」と思っているユーザーには、ぜひ一度体験してみてほしい。

また既報の通り、Neos VR内では7月30日~8月31日まで、ユーザー主体で、さまざまなアイテムや3Dモデル、画像などを販売するクリエイターフェスティバル「NeosFesta3」が開催される。この機会に、新たにNeos VRを始めてみるのもいいだろう。

Neos VRは、その自由度の高い設計がゆえに、モデリングやプログラミングなどの技術に強いユーザーが多く、少し敷居が高いと感じているソーシャルVRユーザーも多いかもしれない。しかし、実際は、毎週火曜22時から、Neos VR公認チーム「Neos East Japan」のメンバーのオレンジさんが、日本人向けに「初心者案内デー」と題した合同チュートリアルを行うなど、初心者を温かく迎え入れてくれる土壌がある。

そこで今回は、この「初心者案内デー」の体験レポートを通して、「Neos VR」の魅力を伝えていきたい。そして、迷っている人は、この機会にNeos VRデビューをしてみてはいかがだろうか。

「Neos VR」に必要なPCスペック

Neos VRは現在、Windows 8.1もしくは同10を搭載したパソコン、またはパソコンに接続するタイプのSteamVR対応VRゴーグルに対応している。なお、Oculus Quest 2など一体型ゴーグル単体では対応していない。もちろん、Oculus LinkやVirtual DesktopなどでPCと繋いだ状態では使用可能だ。

なお、Steamを参照した必要な最低限のシステム要件はVRChatと同じだが、Neos VRはその特性上、ワールド上にアイテムが多く表示されることが多く、またピアツーピアの通信方法をとっていることなどもあり、要件よりも高いスペックがあったほうが安心だ。

●「Neos VR」に最低限必要なシステム要件(Steam参照)
・OS:Windows 8.1もしくは同10
・プロセッサー:Intel Core i5-4590/AMD FX 8350以上
・メモリー:4GB以上
・グラフィック:NVIDIA GeForce GTX 970/AMD Radeon R9 290以上
・DirectX:Version 11
・インターネット:ブロードバンドインターネット接続
・ストレージ:1GB以上の空き容量

「初心者案内デー」に参加する前に

まず、「初心者案内デー」に参加する前にアカウントを作成しよう。匿名でもプレイは可能だが、機能に制限があるため、あまりおすすめはできない。

アカウント作成はいたって簡単。こちらのURLより公式サイトのアカウント作成ページにアクセスし、右上の「Registration」(登録)より、登録画面へ移る。そして、「Username」「E-mail」「Password」を順に設定し、プライバシーポリシーに同意するチェックを入れ、「Register」をクリックして登録すれば完了だ。


公式サイトのログインページ
アカウント作成画面

「初心者案内デー」に参加する際には、人数把握のため事前にフォームへ参加の表明が必要となる。また、アバターのセットアップまでサポートをしてくれるため、希望があれば事前にアバターのFBXファイルを用意するといい。フォームは、主催であるオレンジさんのTwitterの告知ツイートよりアクセスできるため、随時最新情報を確認しよう。

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あとは、SteamよりNeos VRをインストールし、起動するだけだ。ログインおよびJOINの方法は下図を参考にしてほしい。

「初心者案内デー」でわかる! Neosのすごさ

筆者が初めてNeos VRに遊びに来たのは、VRChatをはじめて間もない4月だった。まだ、ソーシャルVR自体に慣れていない時期だったこともあるが、改めて初心者案内デーを取材して、「やはりNeosはすごいな」と感じた。とにかく、バーチャル空間であることを存分に生かし、頭の中で想像したことをVR空間内でその通りにできるというのが筆者のNeos VRに対する印象だ。

「ロコモーション」の設定で選べる移動方法は、壁などをすり抜けて自由自在に動ける「ノークリップ」や飛行モード「フライ」などがあり、Neos VRユーザーは床に関係なく縦横無尽に動き回れる。慣れると驚きも薄れるが、むしろしっかりと床を歩いているユーザーのほうが少ないくらいだ。

このように複数の移動方法が選べる
チュートリアルワールドの入り口付近。多くのユーザーは空中を移動している

メニュー画面や設定画面を説明するとき、オレンジさんが実際に自分のメニュー画面を空間上に拡大表示させ、レーザーで項目を指しながら説明してくれる(下画像)。当たり前のように繰り広げられるこうした光景も、他サービスではなかなか見られないNeos VRならではのものだ。

自身のメニュー画面を拡大表示し、指差しで説明するオレンジさん

この日、案内に参加した初心者は2人。それに加え、アバターのセットアップで悩んでいるユーザーが1人、助けを求めに来ていた。

3DモデルのFBXファイルを読み込んでいる様子

特徴①標準でも機能満載なカメラ機能!

Neos VRは、ほかのソーシャルVRプラットフォームと比べて、カメラ機能が異常に充実している。あまりに機能が多いので、ここではその中から特によく使うものを紹介しよう。

Neos VRでは、自分が撮った写真はPC内のファイルに自動保存されるほか、バーチャル空間上にもすぐさま現像される。現像された写真は、引っ張ってサイズを拡大・縮小したり、複製したりできるほか、ほかの人が撮影した写真を選択し、自身のPCに保存することもできる。集合写真なども誰か1人が撮れば、あとはそれをみんなで共有すればいい。

このように空間上に写真が現像される

また、標準搭載で、3D写真や360度写真、背景を透過し対象物のみを撮る機能などがついている。360度写真は、現像すると全天球で出現し、拡大することでその中に入って楽しむことができる。空間ごと撮影して、あとでその中に入れるというのは、まさにバーチャルならではの機能だ。

360度写真を拡大し中に入って説明している
手前に表示されている画像がユーザーの透過画像。集合写真の際などにその場にいないユーザーを配置できる

特徴②真骨頂!アイテムとインベントリー

次に、Neos VRを特徴づける機能として、「アイテム」と「インベントリー」がある。

VRChatなどの場合、オブジェクトはワールドに設置されているものをその場で使用する。ユーザーがワールドを越境して「持ち物」を使いたい場合は、アバターに仕込むなどの工夫が必要だ。しかし、Neos VRの場合は、アイテム機能というものがあり、バーチャル空間上のすべてのオブジェクトはこの機能を用いて作成する。持ち物だけでなく、ワールド自体もアイテムの集合体という考え方だ。このため、異なるワールド間でも自由にアイテムを持ち運べる。

インベントリーは、この「アイテム」を収納する四次元ポケットのようなものだ。PCのエスクプローラーのような設計になっており、アイテムとそれを収納するフォルダーを作成できる。フォルダーには、個人用のものとは別に「共有フォルダ」も存在する。「Essential Tools」のようなNeos VRでモノを創る際に必須のアイテムが共有されている公式のフォルダーや、「JP Publics」のようなユーザーが作成した共有フォルダーもある。下図のように、フォルダーごとバーチャル空間上に持ち出し、アイテム同様受け渡しをすることなども可能だ。

フォルダーを空中に表示し、手渡している図。アイテム同様、自身のインベントリーに保存できる

ボールとバットを複製したり、その場でインベントリーに保存したり。案内中には、オレンジさんが共有フォルダ―から、トランポリンやマニ車、中にほかのユーザーを入れてしまえる「モンスターボール」のようなものなどを次々と披露していく。

サンプルとして置いてあるバットとボール。掴むことで複製される
ポケモンの「モンスターボール」のようなアイテム。見えにくいが中にほかのユーザーが閉じ込められている

また、Neos VRには名刺文化があり、慣れたユーザーの多くは、アイテムとしてクリックをするとプロフィールに飛べる「名刺」を持参している。名刺がなくても、フレンド申請自体はネームプレートにレーザーを当ててクリックするだけでできるのだが、VRの世界でわざわざ名刺を作成して、渡し合うという文化もこのアイテム機能あってこそと言える。

ユーザーの名刺。アイテムとして取り出し、その場でフレンド交換ができる

特徴③共同作業でアバターセットアップのサポート

筆者がNeos VRに来て、この「初心者案内デー」に参加した際に最も驚いたのは、やはりアバターのセットアップまでサポートしてもらえる点だ。それぞれのプラットフォームには特性があり、慣れないプラットフォームでのアバターのアップロード/セットアップは、どうしても難しい部分がある。

初心者案内デーでは、アバターのセットアップまでをサポートしてくれる。Neos VRでアバターのセットアップ方法そのものはシンプルで、PC上で、Neos VRのブラウザーに、3DモデルのFBXデータをそのままドラッグ&ドロップするだけ。あとは不具合を修正し、アバターとして各種設定を行い保存する。

データの読み込み以降は、ほぼすべてバーチャル空間上で完結するため、エラーや不具合が発生しても、周りのユーザーが実際のインスペクターを見ながらサポートしてくれる。VRChatなどではUnityを介す必要があるため、その場でセットアップのサポートはなかなか難しい。こうした作業がいたるところで行われているのは、Neos VRならではの特徴だろう。

インスペクターをのぞいて不具合を修正している。共同でUnity作業をしているような感覚だ

これであなたもNeos VRデビュー!

ここまで、初心者案内デーの様子をもとに、Neos VRの特徴を伝えてきた。要点としては、「自由度が高い」「バーチャル空間上で完結している」ところが最大の特徴となるが、その様子が少しでも伝わっただろうか。

Neos VRには、こうした自由度の高さを生かし、さまざまなゲームワールドが充実しているほか、Neos VR上でアバター制作ができるツール・ワールド「NeoRoidクリエイター2」、Neos VR内のみで楽しめるSNS「Neow!」など多種多様なユーザー制作のアイテムやツールもある。

7月30日~8月31日まで開催される「NeosFesta3」は、そうしたNeos VRの魅力が凝縮されたものになるという。まずはNeos VRデビューをして、このイベントをのぞきに行ってみはいかがだろう。

「NeosFesta3」ポスター

次回の「初心者案内デー」は、7月27日火曜日の22時から実施となる。以降も、毎週火曜22時より定期実施されている。より自由度の高い、SFのような世界のソーシャルVRを体験してみたい方、今回の記事で少しでも興味を持った方は、こちらのフォームから参加申請しよう。

また、「NeosFesta3」に向けて、NeosFesta3実行委員会にて、7月28、29日、8月1、2、4日にて「アバターセッティング会」の実施も予定している。火曜日が都合の合わない場合は、こういった機会を利用するといい。

(TEXT by アシュトン

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●関連リンク
Neos VR公式サイト
Neos VR(Steam)
オレンジ(Twitter)
NeosFesta3公式サイト