「战斗吧歌姬！」（じゃん どう ばあ ぐう じい！）は9月15日に、プロジェクトを再始動するとbilibiliの公式チャンネルで発表した。「战斗吧歌姬！」は、日本で「ReVdol！-VIRTUAL IDOLS NEXT TO YOU-」（以下「リブドル！」）という国際版タイトルで活動していた、中国発のバーチャルアイドルプロジェクトだ。
「リブドル！」が活動を始めたのは2018年9月。以来、PANORAでも度々レポートを行ってきたが（関連記事）、今年の2月18日に突然のプロジェクト停止を発表。6名のアイドルたちはファンに惜しまれながら別れを告げることとなった。
今回の発表は「再始動計画の説明」という趣旨で、その文面には、「战斗吧歌姬！」が3周年を迎えるにあたって再始動計画を実施することや、新しいコンテンツを準備中であることなどが記されている。なお、ここで「再始動」と訳した言葉は、原文において「重启」となっている。この中国語は、電子機器でいう「再起動」とともに、「リブート」の意味でも用いられる語だ。
ただし、日本を含む他国での活動については言及がなく、「リブドル！」の6名のメンバーがどのようなかたちで戻ってくるのか、その詳細も明らかになっていない。現時点では、過去の日本向け公式サイトやTwitterアカウントも閉鎖したままであり、今のところ続報が待たれる状況だ。
「リブドル！」のアイドルたちは、VTuberという生きた存在であると同時に、ストーリーのある3DCGアニメの「登場人物」でもあることから、「ナラティブ型バーチャルアイドルプロジェクト」とも称された。その企画には多数の日本人クリエイターが参加していただけでなく、日中の2カ国語を話せるアイドルたちによる各国語版のライブ配信、楽曲のリリース、アニメシリーズの展開、イベント出演などがプロジェクトの大きな特徴となっていた。なお、それらのオリジナル楽曲は現在も配信されている。
（TEXT by 泉信行）
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