昨晩私が何をしていたかって? その質問の答えはこうだ…………「マヨネーズに乗ってコースを爆走していた。」
安いウイスキーの飲み過ぎだと思うだろうか。しかしこれは酔っ払いの妄言ではない。VRChatの話だ。先日公開されたVRChatワールドのひとつ、『無秩序カート』に行ってきたというわけである。本日はエキセントリックなこのワールドを紹介しよう。
簡単にいうと、本ワールドはカートに乗ってレースを行うことができるゲームワールドだ。一見すると日没後のレース場といった雰囲気だが、しかし、プレイヤーが乗るはずのカートが普通ではない。
寿司だ。脂の乗ったマグロにハンドルがついている。ハンドルがついているということは、走るということだ。
そう、本ワールドは「トロで爆走」という夢を叶えることのできるワールドなのだ!
こちらはエビフライのカートだ。「寿司」と「エビフライ」を”どちらが速いか”という基準で比較する経験は、世界広しと言えどもここでしかできないだろう。
ラーメンだ。乗り込んだ足が完全にスープにインしている。食べモノにおけるマナーは色々あり、普段は注意しなければならないが、「ラーメンのスープに足を突っ込んでコースを走る」までいくと逆に大丈夫だ。
食べ物だけじゃない。布団もある。「車体が広く、操作難度が高いが後続車に抜かされにくいという利点もある」なんてそれっぽいことを書こうと思ったが、そもそも「布団」に「車体」という言葉を使ってよいのだろうか?
最大4人で入れるコタツ(もちろん走る)もある。これからの寒い冬に向けてという気遣いだろうか。まさに無秩序だ。
何故か普通のカートもひとつだけある。こういう「異常の中にある正常」が一番怖い。
とまあ様々なカートが存在するが、レースのステージとなるコース自体に異常な部分は無い。ほどよく広いコース幅、時おり花火のあがる夜空、そしてBGMにはクールなユーロビートが流れており、むしろ爽快感のある素敵なフィールドとなっている。
本記事で紹介した以外にも、カート紹介の説明文や遊べるギミックなど要素は盛りだくさん。さらに追加で山道のコースも実装されている。あまりにも秩序の無い本ワールドだが、遊びにくればついつい「なんでやねん」とツッコミを入れてしまいたくなること間違いなしだ。
そんな楽しい『無秩序カート』、ぜひ友人と遊びに行ってはいかがだろうか。しかし注意だ。誘うときに「寿司と布団、どっちが速いか競争しない?」などと言ってはいけない。大きめの病院を紹介されるだろう。誘うときは秩序を保って言葉を選ぶといいだろう。
<投稿者プロフィール>
カエサル
ピザとゲームが大好き!