7月31日、ワールドクリエイター・VRコンテンツ制作者のヨツミフレームさんが新作ワールド「LC新京都ブランチ」をVRChatにて公開しました。ワールドは、PC専用となっており、今後も気まぐれで随時更新していくとのことです。
ヨツミフレームさんといえば、昨年「夏」を合言葉に日本VRChatコミュニティを席巻した「PROJECT˸ SUMMER FLARE(以下PSF)」や、「アスタリスクの花言葉」など、謎解きを主軸とした人気ワールドを複数制作している代表的なワールド作者の1人として知られています。
今回のワールドは、過去作品・開発中作品に関係した制作物の紹介を中心とした展示ワールドとなっています。展示物のボリュームはさることながら、PSFでも話題となった「はしご」ギミックをさらに難易度をあげたやりこみ要素のあるアスレチックエリアや、「狂気」を保管した謎解きギミックのあるエリアなど、その全容を見て回るには2時間程度かかるほどのボリュームです。
紹介するコンテンツの中には、前作「PROJECT˸ SUMMER FLARE」のクリアを前提にしているものもあり、PSFでやっているとニヤリとするネタが多く詰まっている内容となっています。
ヨツミフレームさんが自身のブログにて「ヨツミーランド」と形容するほど、ヨツミフレームさんの世界観がギュッと紹介されている本ワールド。一体なにがあったのか、ぜひ筆者と一緒に確かめてみましょう。
目次 [非表示]
ヨツミフレーム作品を彩るオブジェクトが展示
展示スペースには、過去作品に出てきたオブジェクトが多く展示されています。展示されている作品の中には、ダイダンのレーザーや、同一視射撃の送信元があります。
オブジェクトの中には触れることができ、持ち出すことができます。このワールドでは自分の攻撃がフレンドにも当たるため、フレンドと一緒に遊ぶ際は仲が壊れない程度に遊ぶのがオススメです。
展示品の中には、過去作品以外にも現在開発しているオリジナルVRゲーム作品「真夜中の雪うさぎ」のスクリーンショットも展示されています。
あなたはレベル6までたどり着けるか?「地獄のはしご」ギミック
PSFで遊んだ多くの人は、はしごが設置されているアスレチックゾーンに苦労したのではないでしょうか。PSFのはしごの難易度は、「ストーリーがメインコンテンツとして進行するワールドなので、1~数人全員がクリアできないギミックを絶対に置いてはいけない」となっており、制約が掛かった状態だったとヨツミフレームさんは語っています。
今回の設置されているはしごは、立体的な動きを要求されたり、動いたりと完全に挑戦する遊びへと変貌を遂げています。
ですが、レベルは1-6と分かれており、アクション要素が苦手な人が遊べる部分もあるため、少しずつ挑戦してみるといいでしょう。
筆者も挑戦してみたところ、はしごの動くルートを予測する必要がある点や、動き続けるはしごに手を離さないようにする点が、難易度を上げているように感じました。
また、中央にはカメラを動かすギミックやタイムアタックの記録が掲示されており、攻略する以外の遊びも充実していました。
見ると死んでしまう「写本」と同じような空間が続く「廊下」 地下狂気保管領域
地下に向かうと、PSFには欠かせない「狂気」が保管されています。保管されている狂気は、見ると死んでしまう「写本」と同じような空間が続く「廊下」の2つ。どちらの狂気も、Boothにて無料頒布されている設定資料集「サマーフレア作戦概略」に登場しており、設定を楽しむファンには嬉しいサービスです。
1つ目の狂気は、見ると死んでしまう写本。筆者は、警告を無視して、曲がり角を進み続けて写本を見たところで死にました。死なずに持ち出すには、なにか工夫が必要そうです。
2つ目の狂気は、サムの日記。 同じく警告を無視して、サムの日記を見ると廊下に転送されます。転送された先は廊下が続く空間になっており、無策に進むだけでは同じ空間をぐるぐる回ることになります。
設定資料集の「サマーフレア作戦概略」では、通常の手段では脱出できず、筆者と思われる白骨死体があると書かれています。はたして脱出する手段はあるのか、自分の手で確かめてください。
他にもワールドには謎解きの要素が隠されており、記事では紹介しきれていない多くのギミックが存在します。
新作のLC新京都ブランチに行って、ヨツミフレームさんの世界観を味わってみるのはいかがでしょうか。
●参考リンク
・ヨツミフレーム(Twitter)
・「LC新京都ブランチ」ワールドリンク(VRChat)
・ヨツミフレーム公式ブログ
投稿者プロフィール
東雲りん2022年1月からVRChatを開始。VRChat内のイベントである私立VRC学園の活動を通じて,VRに魅力を感じるようになる。以降、noteでの執筆やWith VRの立ち上げに関わる。With VRではインタビュー企画のディレクターを務める。