ByteDance傘下の中国・Pico Technologyはスペイン時間の22日、一体型VRゴーグル「PICO 4」を発表した。日本では9月29日より予約を受け付け、10月7日に発売予定だ。128GB版が429ユーロ(約6万円)、256GB版が499ユーロ(約7万円)。なお、日本での価格は発表されていない。
PICO史上で最軽量という、ストラップなしで295gという本体重量を実現したのが特徴だ(Meta Quest 2は約500g)。また、小型で軽量なパンケーキレンズを採用し、最薄部で35.8mmという筐体の厚さを実現した。
ホイールで調節可能なストラップが付属し、クッションの裏地には吸汗速乾性に優れた独自素材「SuperSkin」を、ヘッドセット後部には滑り止め加工されたPUレザーをそれぞれ採用した。メガネスペーサーも同梱する。バッテリーは最大3時間のゲームプレイが可能だ。
プロセッサーはQualcommの「Snapdragon XR2」チップセットを採用。ディスプレイはリフレッシュレートが90Hz、解像度が4K以上で1200PPIとなっている。ユーザーの動きとVR空間における位置を反映するために、ヘッドマウントディスプレイの周囲に4つのSLAMカメラを配置。HMDのカバーの下には、6MP RGBカメラを内蔵する。
ソフトでは、フィットネスの進捗管理を効率化するためのプログラム「PICO Fitness Program 」を導入し、過去のVRゲームのプレイデータや、VRモーションのトラッキングによるエネルギー消費量を確認できるようになった。さらに目標に応じたエクササイズプランもおすすめしてくれる。フィットネスコンテンツとしては、「LesMills Body Combat」、「All-In-One Summer Sports VR」、2023年に登場するUbisoftとの独占パートナーシップによる「Just Dance VR」などを用意する。
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