12/9、10の「MUTEK.JP Pro Conference」で最先端のXRコンテンツを体験しよう! Mawariのクラウドレンダリングも利用【PR】

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コロナ禍もだいぶ明けた2023年年末。一時期は壊滅的だったXR系のコンテンツを体験できるイベントもだいぶ戻ってきており、「技術を使ってこんな新しい表現が生み出せるんだ!」という驚きを味わえる機会が増えている。

そんな状況でぜひ体験しておいてほしいのが、12月9、10日に渋谷ストリームで開催する「MUTEK.JP Pro Conference in collaboration with Mawari」(Pro Conference)のXRインスタレーション「assimilating XR」。Pro Conference自体は無料で入場できるが、assimilating XRの体験は3000円となっている。体験時間は約7分で、1度に10人が参加できる。

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ポイントは、Mawariのクラウドレンダリングを使っているということ。

最近のXR業界といえば、10月に発売された「Meta Quest 3」や2024年早期に発売予定の「Apple Vision Pro」など、MR(Mixed Reality、複合現実)に対応した一体型ゴーグルが注目されている状況だ。これらの一体型でも高画質を実現する技術がクラウドレンダリングになる。

渋い技術にもおもえるものの、MR時代が幕開けして今後コンテンツが大量に生まれていくであろう中、ぜひこの仕組みを活用してほしい……ということで、本記事ではXR開発者やガジェットファンにむけてどんな体験ができるのかをまとめたうえで、Mawariのクラウドレンダリングについて掘り下げていこう。


初お披露目で最先端のXRコンテンツが体験できる2日間

MUTEK.JPは、今年で8年目を迎える電子音楽とデジタルアートの祭典だ。渋谷の街を拠点に、ライブやワークショップなどを実施するのと並行して、先端技術に関する講演や展示をまとめた「Pro Conference」を渋谷ストリーム ホールにて12月9、10日に実施する。

assimilating XR」の体験には、MRデバイス「Magic Leap 2」を利用する。デバイスを目にかけると、会場中央にパーティクル(粒子)で型取られたオブジェクトが出現。周囲の3面を取り囲むスクリーンと連動して魅惑的に動く様子を眺めていくうちに、「芸術的表現の核心に訴えかける変容的で没入感ある体験」ができるという。文字よりも、下のシミュレーション映像を見てもらったほうが早いかもしれない。

Magic Leap 2

すべてが平面のシミュレーション映像で見るとわかりにくいかもしれないが、中央の粒子がデバイスを装着したときに見えるCG、背景はリアルのプロジェクターに投影された映像という区分けだ。

MRがあまりよくわからない方に説明すると、中央のCGは位置が固定されており、体験者が動くときちんと見える角度も変わる仕組みになっている。物理としては何もないCGのはずなのに、その高画質さや、動いたときに自然に見える側面が変わることなどで、実質的に存在しているように感じてしまう──。

ちょっと詳しい方なら「なんかこんなワールドVRChatで見たことがあるかも……」と感じるかもしれないものの、それは早合点だろう。Xなどでよく話題になるラスベガスの巨大な球体ドーム「MSG Sphere」のように、CGに物理を組み合わせることで生まれる体験価値というのは確実にある。実現に向けてさまざまな業界のプロが協業し、いくつものハードルを乗り越えてでも伝えたかった表現。これは平面の映像でいくら見ても伝わらないので、その不思議さをぜひ味わってほしい。

中央のオブジェクトは、振付家・ダンサー・ビジュアルアーティストとして世界的に活躍する梅田宏明氏とのコラボで生まれたものだ。その動きをCGとして現実空間に出現させて、周囲のスクリーンと連動させるシステムに米&Pullの「MXR」を活用。さらにバックグラウンドでMawariのクラウドレンダリング技術を活用して、処理能力が限られるMagic Leap 2でも高画質な描画を実現している。

 
なお、&Pullの創業者でエグゼクティブクリエイティブディレクターのEric Wagliardo氏は、米国最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」で技術周りも担当する人物になる。ものすごくざっくりいうと、XR技術でバリバリの世界最先端のことをやっている方で、無料で参加できる「Pro Conference」のカンファレンスでオープニングキーノートに登壇するので、こちらもチェックしておきたい。


さらに、同じPro Conferenceで、無料で入れる「XR Program」コーナーには、「ポケモンGO」で知られるNianticも出展。

「Lightship ARDK」や「8th Wall」という自社のARプラットフォームを活用してパートナーと共に制作した、「GOFL by Liquid City」「Magical Forest by Designium」というMRコンテンツも展示する。こちらはストア公開前で、ここでしか体験できないものになっている。assimilating XRやカンファレンスと合わせて、開発者やXRファンが1日遊べそうな内容なので、ぜひ参加しておこう。

6階が有料のassimilating XR、5階が無料のカンファレンス、4階も無料の展示となっている


で、Mawariのクラウドレンダリング技術とは?

……といった感じでイベントを紹介してきたが、今まで出てきたMawariのクラウドレンダリングでは、表示したいデータをいったんインターネット経由で大量のGPUを備えた施設に送り、そこで一瞬で計算して結果をネットワークで端末側に戻すという処理を行なっている。具体的には


・3Dオブジェクト圧縮の「Mawari Engine
・配信サーバーの「Mawari Network」 


という2つの技術を掛け合わせて実現しているものだ。前者の「Mawari Engine」では、ピクセルとして空間全体のレンダリング結果ではなく、3Dオブジェクトの数値を送るのでより軽量なのが特徴。

後者の「Mawari Network」は、大手クラウドコンピューティングサービスのように一箇所の施設に計算資源を集めるのではなく、仮想通貨のマイニングなどで使われている複数の施設を活用する分散型になる。リアルタイム性がシビアに求められるクラウドレンダリングでは、究極的にはクライアント側の端末とサーバーがある施設の物理的な距離まで影響してくるが、この仕組みを使うことで一番距離が近いものを選べると言うわけだ。


重要なのは、先の3つのイベントはいずれも実証実験ではなく有償の企画で展開しているということだ。つまりクラウドレンダリングは「これからこんな可能性を秘めた技術を研究していますよー」という近い未来の話ではなく、すでにお金を払う価値があるものとして現在進行形で導入が進んでいるサービスというわけだ。

Mawariでは、このクラウドレンダリングサービスのβ版体験について申し込みを受け付けており、2024年より日本の開発者向けに提供をスタートする。実際にどんなことができるのかというのをショーケース的に先行体験できるのが、今回の3つのイベントになる。2024年よりますます加速しそうなXR業界でビジネスを成功させるためにも、ぜひ新技術を体験しておいてほしい。


(提供:Mawari

 
 
●関連リンク
MUTEK.JP Pro Conference in collaboration with Mawari
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