Web3・NFT・メタバースの報道ピークは2023年3月、その後は下火に

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株式会社トドオナダ

株式会社トドオナダ(代表取締役社長 松本泰行)は、2023年中のWeb3・NFT・メタバースに関するウェブニュースについて調査・分析いたしました。
4,000以上のWEBメディアをモニタリングできるPR効果測定サービス「Qlipper」(https://qlipper.jp/)のデータに基づいた調査結果です。
▼本レポートの詳細などお問い合わせ、またはQlipperについてはこちらから
https://qlipper.jp/contactus.html

■サマリー■

  1. 記事数のピークはNFTとメタバースが3月、Web3は3〜6月。後は下降傾向。
  2. プレスリリースの配信数およびPVのピークは、Web3・NFT・メタバースのいずれも3月。
  3. 2023年2月から3月は、国内で携帯電話会社やゲーム企業がWeb3分野に積極的で報道も多い。
  4. 他方、この時期は国外ではMetaやディズニーなどがこの分野の事業縮小を報道される転換期。
  5. 同時期に、ChatGPTへの注目により社会的な関心とIT分野の報道の重点が生成AIに移ったことも背景。

▼ニュース記事の詳細などお問い合わせはこちらから
https://qlipper.jp/contactus.html

  • 1. 記事数の推移

Web3・NFT・メタバースがメインの話題となっている記事およびプレスリリースを調査対象とするため、見出しに各ワードを含むものの推移を調べました。

NFTとメタバースのピークは3月。NFTはその後下降。メタバースはピーク後に上下動を続けつつ再浮上はしませんでした。

Web3は3〜6月が最盛期で安定し、後は停滞

記事数の推移(2023年)記事数の推移(2023年)

月ごとの記事数(2023年)月ごとの記事数(2023年)

  • 2. プレスリリース配信数の推移

企業の取り組みを測る手段として、見出しに各ワードを含むプレスリリースの推移を調べました。

Web3、NFT、メタバースのいずれもピークは3月。その後Web3とNFTは下降傾向。

プレスリリース配信数の推移(2023年)プレスリリース配信数の推移(2023年)

月ごとのプレスリリース配信数(2023年)月ごとのプレスリリース配信数(2023年)

  • 3. PVの推移

注目度を測る手段として、見出しに各ワードを含む記事およびプレスリリースのPV合計を調べました。

※PV=仮想PV:Qlipperが取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出した数字

Web3、NFT、メタバースのどれもピークは3月。その後どれも下降、ただしメタバースは10月に一時的上昇。

PVの推移(2023年)PVの推移(2023年)

月ごとのPV(2023年)月ごとのPV(2023年)

  • 4. 背景

2月から3月は、携帯電話会社やゲーム大手が積極的にWeb3、メタバースに取り組んでいた時期でした。また、日産がメタバースでの自動車販売の実証実験を発表したことも話題となっていました。

・他方で、3月のアメリカではWeb3・NFT・メタバース事業が転換期を迎えていました。MetaがNFT事業の縮小を発表し、米ディズニーはメタバース部門を解散し7,000人の人員削減に着手したと報じられています。また、このタイミングでMetaはメタバースとNFTに代えてAIに注力する方針を採ったとも指摘されていました。

・実際に、2月に入ると「ChatGPT」をめぐるニュースが急増しています。Web3等のニュースが減少していった背景に、社会的な関心とIT分野の報道の重点が生成AIに移ったことが挙げられます。

(参考:「『ChatGPT』をめぐるウェブニュースを調査。報道増加のタイミングと要因を分析」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000054369.html

・10月の「メタバース」のPV急上昇には、「ガンダムメタバース」の話題が影響しています。とくに一般アクセス開始とガンプラの3Dデータ流出報道が高PVでした。

■調査概要
調査期間:2023年1月1日〜2023年12月31日
Qlipperの記事確認日時)
調査機関:自社調査
調査対象:見出しに「Web3(3.0)」「NFT」「メタバース」の語を含む記事
調査方法:Qlipperが調査期間中に収集した国内主要ニュースサイトのウェブニュースの内、調査対象の記事数と仮想PV数を集計。
※仮想PV:国内4,000媒体以上のWEBメディアをモニタリングしているQlipperが、取得したサイト構造を基に独自エンジンで記事のページビューを予測・算出しています。(特許第7098122号)

■Qlipperについて
Qlipper(URL: https://qlipper.jp/)は、広報業務を支援するPR効果測定ツールです。
Webニュースのモニタリング、PR分析、ChatGPTを活用したプレスリリースの自動作成などの機能を備え、効率的かつリアルタイムなPR戦略の立案・改善が可能になり、効果的なPR活動が行えます。 
無料トライアルを用意しており、弊社コンサルタントが専任でサービス初期設定と最適化を支援します。
【過去の調査レポート、広報・PRのお役立ち資料はこちら】

https://todo-o-nada.com/todoonada/whitepapers/whitepapers/

【株式会社トドオナダ】
https://todo-o-nada.com/
代表取締役社長:松本泰行
〒108-0073 東京都港区三田3-13-16 三田43MTビル2F
会社設立日:2020年1月20日
資本金:580万円

【プレスリリースに関するお問い合わせ】
Qlipper運営事務局

担当:遠藤
Email:[email protected]

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