CLUSTARSカレッジで教える方々は、どんな知識のベテランなのか?【CLUSTARSコラボ連載・第9回】

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インタビュアーのずんださん(左端)に答えるイヌカンフーさん(中央左)、はすきぃさん(中央右)、よーこふさん(右端)

メタバースコミュニティー「CLUSTARS」は、2024年6月10日(月)にPANORA連載コラボ企画としてMCずんださんのもと、公開インタビューイベント企画をメタバースプラットフォーム 「cluster」で実施しました。

第9回目は、「CLUSTARSカレッジ」という講座で何かしらの知識を教える方へのインタビューになります。

今回はその中でも、よーこふさん、はすきぃさん、イヌカンフーさんの3名に登壇していただき、CLUSTARSカレッジでどのような講義を行っているかをお話ししていただきました。cluster内で勉強をしてみたい、知識をもっと深めたいと思っている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

イベントの模様は下の動画でご覧いただけます。


CLUSTARSカレッジについて

CLUSTARSカレッジは、特定のテーマやジャンルに関する理解を深めるために限定された固定メンバーで連続講座を行う形式で始まったプロジェクトです。学術系から技術系まで幅広い講座が開講されており、現在では月一回の公開講座や作業しながらの雑談を行っています。そうしたものを通じて学びを深める形式などを取り、さまざまな講座形式と参加方法が提供されています。

講師陣も多彩で、趣味として楽しんでいる人から国家資格を持つ専門家まで、幅広い経験と知識を持つ人々が担当しています。これにより、参加者は「学び」を通じて知的好奇心を満たし、自分の興味や関心を追求できる場所を提供しています。

今回お呼びした3名をご紹介いたします。


●よーこふさん
VRC茶道部という茶道コミュニティを主催・運営。VRChatで月に1回「茶道のお茶会」を行っているほか、茶道の稽古会、コラボ茶会、講義・講演などを行う。clusterで開催されているイベントの「居酒屋したため」にて店員としても参加している。

●はすきぃさん
離島での生活や自衛隊に入隊の経験を得て食の大切さを感じ、リアルとバーチャルを繋ぐ管理栄養士でありYouTubeでも活動している。

●イヌカンフーさん
FP(ファイナンシャルプランナー)という資格を持っており、お金の運用相談などを受けている。また、初心者イベント「ねことあそぶ」の主催をしている。

お茶会の様子を映しながら語るよーこふさん

 ──CLUSTARSカレッジではどういった経緯で入り、なにをされていますか?

よーこふ(敬称略、以下同) まだ「カルチャー教室いきいき」だったときに、CLUSTARSで行われている「居酒屋したため」の店主であるsunさんに誘われて興味を持ちました。講義では茶道の歴史と面白さで前後編に分け、千利休からの歴史を25分と茶道がなぜ面白いのかのことを25分ほどお話をしました。VRChatではワールド制作の関係でお茶会をメインにしていますが、カレッジでは講義をメインにしています。clusterで講義を聞いてVRChatのお茶会に行って「お茶会は楽しい」と知って、リアルの茶道に入門した人もいるんですよ。

はすきぃ 1年程前からCLUSTARSにお世話になっており、最初はCLUSTARS内部の企画で講義をすることになりました。最初は5分だったのですが、5分で話しきれなくなりCLUSTARS学園での講義になり、最終的には30分を1講義として質疑応答も行っている大きな講義にまでなりました。毎月1回、健康のニュースなどの豆知識を知ってもらおうとXで告知をして金曜日に行っています。

イヌカンフー お金に関する講義を実施しています。講義は初心者向けになるように意識しています。お金の勉強は筋トレと似ていて、きっかけをつかめばどんどん自分で成長していきます。私は最初のきっかけを作る筋トレのパーソナルトレーナーのような立場で話ができればと思っています。講義は5名の受講者に対して全3回の1回1時間。前半の30分は私が話し、後半の30分は雑談する形式で行いました。メタバースでは相手の年齢や住んでいるところが分からないので、講義内容に関しては立地条件や年齢を問わず聞けるものになるよう注意しています。

学生時代に感じたことを語るはすきぃさん

──実際にやってみていかがでしたか?

よーこふ 茶道は稽古やお茶会を通じて自分を高めていくようなものです。VRC茶道部では毎月1回のお茶会を開催し、その道具類を毎回一新しています。お茶会にはその時々にテーマがあり、またお客様がいかに喜んでいただけるお茶会を開けたかが重要になってきます。リアルではお茶会を開くということは大変なことですが、メタバースではコンスタントにお茶会を行うことができます。リアルとバーチャルの相互作用を感じます。

はすきぃ メタバースで始めた理由が栄養部の学生だった頃に公民館で平日に栄養の講座をやる企画がありました。しかし栄養学は基本的に若いうちに食習慣を治すという関係上、30代から40代に伝えたいのにもっと上の年代の方々が来ていました。忙しい社会人に何とか簡単に参加してもらえるには……と考えた結果がメタバースでした。週末に資料を集めて栄養のニュースを集めて資料作成を行っており、新たな知識の発見に繋がっています。

イヌカンフー 講義をやる前から、リアルの職場で販売している金融商品でお客が潤っているか不安に感じることがありました。その理由は自分が企業に所属しており中立性がないからだと思っています。メタバースでは中立な立場で話ができるので、(金融商品を)買う側にメリットがある話をしたいと思って活動しています。メタバースで講義を行ったことでリアルでの提案にも変化が生まれ、顧客のメリットを最優先するという心境に変わっていきました。土日にまとめて勉強したり資料を作るので大変ですが、少しでも伝われば嬉しいです。

お金に関することに対する中立性を語るイヌカンフーさん

──今後の展望について聞かせてください

よーこふ 茶道は敷居が高いと言われています。そのため楽しいんだよ、日本文化を知れるんだよという思いを伝えたいです。お茶との出会いは祖母が茶道の先生だったので、気づくと魅力に触れており身近なものでした。お茶会には未経験も経験者も現役の方もいらっしゃいますので、お茶会時にテーマや道具をわかりやすく説明するようにしています。

はすきぃ もともとは自衛隊に入隊して接した人々は、筋肉があり病気と無縁そうに見えて食に対する体調に関するものが多かったです。それがきっかけで管理栄養士を目指しました。活動していくなかで、健康について教えている人や興味がある人とコラボなどをしていきたいし、様々な人の悩みに答えられる夏休み限定イベントなどをやりたいです。 

イヌカンフー 勤務先でFP(ファイナンシャルプランナー)を取るように言われて取得しましたが、自分の提案がお客さんのプラスになっているか不安に思うことが多々ありました。そんな時にclusterでイベントを開催することを勧められ、お客さんのプラスになる情報発信をするために様々な準備をしました。今後もお金の情報を中立的な立場で発信していくことが重要であると考えています。専門知識を知っていても相手に伝えられるかがポイントだと思っています。

 会場でインタビューを楽しむ来場者の皆さん

──バーチャルとリアルとどっちを重要視したいですか?

よーこふ 両方大事にしており、相互作用を大事にしています。

はすきぃ 最近はバーチャルの活動があまりできていないので、リアルより自由にアクセスできるバーチャルを伸ばしていきたいです。

イヌカンフー これからのリアルとバーチャルを行ったり来たりしていきたいです。中立的な立場の意見をリアルに持って行って、リアルでもお金を貰い、バーチャルで発信をしていきたいですね。


●執筆担当の感想
専門的な知識を教える講座を開いている3名のお話を聞いて、様々な思いを持って講義を行っているのが分かりました。それぞれの専門的な知識を得られる場は自分を成長させるチャンスであるので、私も参加したいと思いました。


*連載一覧はこちら → CLUSTARSコラボ連載

(TEXT by 伊藤乃蒼

 
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