Holotech Studiosは7月20日、同社の提供するアバター稼働ソフト「Animaze」にて、無料版サブスクリプションのプラン更新を含むいくつかのアップデートを実施したことを発表した。
「Animaze」は、Live2dなどと組み合わせることでウェブカメラだけでアバターの表情などを動かせるソフト。現在のVTuberブームにつながるムーブメントを起こした「FaceRig」の後継ソフトとして昨年11月にリリースされた(関連記事)。
現在、Steamにて早期アクセス版として基本無料にて公開している。5月13日には、pixivの提供する「VRoid Studio」などで使用されている3Dモデルファイル形式「.vrm」への対応を開始している(関連記事)。
今回のアップデートにより、無料プランへ「シンプルな音声ベースのリップシンク」「複雑な音声ベースのリップシンク」「iPhone Bridge(PC用のiPhoneベースのトラッキング)」が追加された。また、今後実装予定のLeap Motionなどのトラッカー対応も無料版に含むとのことだ。
また、今回のアップデートに伴い有料プランは、すべてのAnimazeオリジナルアバター、Live2Dサンプル、背景、小道具、およびエモートが使用できるようになる。これにより、有料プランの利用者は、パートナーコンテンツだけにコインを支払うことになる。
早期アクセス期間中は、同ソフトの価値を最大化することと、持続可能なビジネスモデルを作ることの適切なバランスを引き続き模索していくという。
(TEXT by アシュトン)
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