インドネシアを中心に2020年まで活動していたMaya Putriさんが突如「test.. testt..」と題した動画をYouTubeに投稿した。
Maya Putriさんは、インドネシア・ジャカルタのVR/ARコンテンツ制作会社・PT.CITRA WAHANA TEKNOLOGI（Shinta VR）がプロデュースを行っていたVTuber。当時のVTuberらしく、活動は動画投稿を中心に歌ってみたやゲーム実況などを行っていた。オリジナル曲「Nada Nada Cinta」はVTuberのオリジナル曲が徐々に投稿され始めていた時期に制作された楽曲であり、当時のVTuberでは珍しい実写合成のMVを投稿している。
また、初代インドネシア大統領夫人であったデヴィ・スカルノ氏との動画コラボや日本のアニメなどを中心としたポップカルチャーイベント「C3 Anime Festival Asia（C3AFA） Jakarta 2018」への出演など当時のインドネシアのVTuberとしては偉業を残している。なお、デヴィ・スカルノ氏は、日本ではバライティ―番組で「デヴィ夫人」として親しまれているが、実は現地で英雄と称えられているスカルノ大統領の元夫人ということもあり、動画のコメントにインタビューを行ったことに対して、賞賛の声が書き込まれている。
Maya Putriさんは、2019年10月23日にRADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」の歌ってみたを投稿。その後2019年11月7日を最後にTwitterの更新を停止。Twitterの更新が途絶えて以降、YouTube、Instagram、Facebookのいずれも更新されず音沙汰がないままだった。
しかし、半年後の2020年6月7日に突如YouTubeに「Terima Kasih. Sampai Jumpa Lagi.」（邦訳：ありがとう。またね。）を投稿。動画中では「ここにいる理由を話すのは長くなる」「Mayaは家に帰る道を探し続けます どんなに時間がかかっても！」と、理由は明らかにしなかったものの復活の意志を見せていた。
そして、2022年2月12日（日本時間）。「test.. testt..」と題した動画を投稿。動画はノイズ交じりの黒い画面にMaya Putriさんの声が聞こえるだけになっている。残念ながら筆者はインドネシア語のリスニング能力がないので、動画内で何と言っているかはわからなかったが、今後復活の兆しがあるだろうと推測している。今後の動向を見守りたい。
（ツナ津）
●関連記事
・インドネシア初のVTuber「マヤ・プトゥリ」デビュー Anime Festival Asiaにゲスト出演も
・インドネシアのVTuber「マヤ プトゥリ」初の生配信で誕生日をお祝いしよう 11日午前1時半から
・VTuberと一緒にインドネシア国歌斉唱で感動！ キズナアイ、シロ、マヤ・プトゥリ出演「C3AFA」レポート
・Maya Putri、初のオリジナル楽曲「Nada Nada Cinta」をリリース