NTTドコモ、3Dアバターを用いた遠隔会議システムの実証実験 QuestとMagic Leapを利用

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NTTドコモは14日、遠隔地にいても3Dアバターとなって仮想ミーティングルームへ参加できる「XRテレプレゼンスミーティング」の実証実験を今月末から開始することを発表した。コロナ禍でニーズが高まっている遠隔コミュニケーション領域において、実証実験の結果をもとに商用化を目指す。

同システムでは、スマホで撮影した1枚の顔写真から3Dアバターを生成。VRデバイスやMRデバイスを装着することで、遠隔地から仮想の会議室上で会議が可能となる。自宅や遠隔のオフィスなどに居ながら、身振り手振りを交えた臨場感んのあるコミュニケーションによる会議を行えるとのこと。

実証実験では、今月末から複数パートナー企業に同システムのアプリを利用してもらい、顔写真から生成した3Dアバターによる遠隔会議システムの有用性、課題を検証する。

同システムは、VRデバイス出るOculus QuestとMRデバイスであるMagic Leapの2機種に対応。VRデバイスを使用した場合、視界がすべて会議室となり、没入感の高い会議や資料の共有、ブラウザの操作などが可能だ。

一方、MRデバイスを使用した場合、半透過型であり、現実の世界も見えていることから、PCを操作しながら会議に参加することができる。両機種が混合した環境でも使用は可能だ。

また、これまで3Dアバターを作成するには、3D撮影を行うため、専用ブースにて様々な角度からの撮影が必要だった。しかし、同システムでは、スマホの写真1枚の顔写真から高等部までを推測し、自然な東部になるよう3Dアバターを作成。胴体部分は、男女各5パターンから好みのファッションを選ぶことができる。

(TEXT by Shuto Uchimura

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