杉孝と積木製作、MR を使った業界初の足場安全教育コンテンツを共同開発

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杉孝と積木製作は、屋内でも足場の安全点検訓練ができる「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」を共同開発し、サービスを開始したと発表した。

建設現場の安全管理の一環である足場点検は、知識や経験がなければ実施が難しく、人手不足によりそれらを十分に継承できなくなっていることが現場課題の一つとなっている。

「SUGIKO MR 足場安全教育コンテンツ」は「Microsoft HoloLens 2」を用いた6人同時接続によるMR教育システム。講師と5人の受講者が同一の3Dモデルを共有しながら、足場点検の方法や不安全箇所を探す訓練などを事務所にいながら手軽に実施できる。

従来は屋外などで顧客の敷地を借り、実際の足場を組立てて顧客向けの足場の点検訓練を実施してきたが、MRコンテンツを用いることで足場の運搬組立解体が不要となり、場所確保のための手間削減や天候などの環境に左右されないなど、より手軽な安全教育が可能となる。

<コンテンツ概要>
【製品名】SUGIKOMR足場安全教育コンテンツ
【システム特徴】
・6人同時接続で3Dモデルを共有可能(講師1、受講者5)
・新入社員や足場点検の経験が少ない方向け
・実寸大のモデルで足場点検のポイントを習得、脚立や作業台の適正使用を習得
・3Dキャラクターによる災害事例の体感
・MRデバイス上で災害事例CG動画の再生が可能
・3Dモデルのスケール変更でデジタル模型としても活用可能
・機材サイズの計測、点検箇所リストとスコアの表示

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