ツアー初のVICON使用コンテンツも登場 波乱のVTuberハッカソン大阪大会レポート

LINEで送る
Pocket

PANORAとSVVR Japanが総合主催しているバーチャルYouTuber(VTuber)をテーマにした開発イベント「VTuberハッカソン 全国ツアー」。昨年の開催に続く2年目で、今年は東京、岡山、島根、大阪、福島、沖縄、福岡、石川と8ヵ所で地方大会を開催してきて、最優秀賞の受賞チームを集めたプレミアム大会を1月18日に東京にて実施いたします。

東京岡山島根のレポートに続き、VTuberハッカソン2019大阪大会運営委員会の主催、大阪駆動開発の運営で10月16〜27日にかけて大阪市中央区の富士通関西システムラボラトリ内にある「PLY OSAKA」で実施した大阪大会についてレポートします。残念ながら最優秀賞は選出されないという波乱の結果に……!


1日目

大阪大会は、開催会場が2度変更になったり、その影響でVTuberハッカソン全国ツアーの他の地方大会の開催日の合間を縫わなければならなくなって大阪駆動開発主催の他のハッカソンと日程を重複せざるを得なくなるなど、滑り出しから波乱の幕開けでした。最終的に大阪城の近くにある富士通関西システムラボラトリ内の PLY OSAKAにて実施しました。

高性能レーザーカッターや3Dプリンターなどのモノづくり機器だけでなくドローンや大人向け高精度ラジコンカーなどがふんだんに揃っている開発者天国です。

また、大阪大会ではアエックス様のご好意で特別にプロ用モーションキャプチャー設備VICON(MX40)一式のあるSHIROMIスタジオをお借りしてモーションキャプチャーすることもできるという、VTuberハッカソン全国ツアーで初、かつ史上最高の環境でした。

現役VTuberの藤多柚衣ちゃんからの応援メッセージも公開されて、チーム参加組とソロ参加組に別れて制作スタートです。

開会式の様子をライブ配信していたアーカイブは下記URLで公開しています。

昨年に続き、今年も大阪会場は総額300万円をゆうに超えるという貸し出し機材の紹介の後に、全員で徒歩10分離れたSHIROMOスタジオへ移動して、VICONの紹介も受けました。

各チームともVRoidStudioなどで VTuberをモデリングしたり、HTC VIVEや Perception Neuron PROでモーションキャプチャーを行ったり、VICONでモーションキャプチャーを開始したりなどしているうちに企画発表の時間を迎えました。

企画発表の様子をライブ配信していたアーカイブは下記URLで公開しています。

PLY OSAKAは夜間は閉鎖するため20時に全員退館して、kiiiya honmachiに移動です。


2日目

なんと建物のセキュリティシステムのアップデートのため、全員退館しなくてはならなくなり、急遽全員必要機材を持ってVICON会場に大移動をして開発継続です。

とはいえ、元々VICONでモーションキャプチャーをしているチームには影響がなく、VIVEとPerception Neuron PROのチームはモーションキャプチャーは終わっているのでこちらも影響はありませんでした。
むしろ別々に進行していたそれぞれのチームの進捗が見えるようになって、お互いに良い刺激になっていた様子でした。

成果発表前に審査員の深月レイちゃんからの前日までのまとめレポートと挨拶があって、各チームの成果発表が始まりました。その様子を発表順にレポートします。

 
・チーム名:LIFE WITH VIRTUAL GIRLFREIND
・コンテンツ名:あなたと共に

バーチャルの後輩彼女(友利悠ちゃん)が夜な夜なVTuberとして配信している設定で、一緒に住み始めた大阪の街を紹介してくれる。

・チャンネル名:tomori you
・チャンネルURL:https://www.youtube.com/channel/UCH6VE1h1aGn5apMkQXGu8yA

*筆者注:当チームは残念ながらプレゼン資料は公開されておりませんのでアーカイブ動画でご覧ください。

 
・チーム名:ニューⅣ

にゅーちゃんをVIVEトラッカーを2つ使ってカメラでキャラクターを撮影している様子と現実世界を掛け合わせる仕組みは出来上がったものの、動画が完成しなかったため出来たところまでが発表されました。

*筆者注:当チームは残念ながら成果物としての動画が完成されておらず、公開もされておりません。また、プレゼン資料も公開されておりませんのでアーカイブ動画でご覧ください。

成果発表の様子をライブ配信していたアーカイブは下記URLで公開しています。

 
審査員による厳正な審査の結果は以下の通りです。

おにちく賞 チーム:該当無し
審査員講評:自分なりの審査基準に沿って60点以上で賞を授与する予定でした。結果は、ライフ〜:42点、ニューⅣ:35点でした。自分だったら賞を笑顔で受け取れるか?という視点で考えたら受け取れないので、今回は該当無しとします。ともあれ、お疲れ様でした。代わりに努力賞を贈ります。

藤田賞(副賞:全員にAmazonギフト券) チーム:ニューⅣ
審査員講評:テーマにすごく共感しています。これを機にいろいろとチャレンジしていって欲しい。これからも突き詰めていって欲しいです。

大阪駆動開発コミュニティ賞 チーム:LIFE WITH VIRTUAL GIRLFREIND
審査員講評:中身のコンテンツとしては技術的チャレンジもしていて良い作品が出来上がっているのが良かったです。

最優秀賞 チーム:該当無し
審査員講評:様々なトラブルがあったにせよ時間内にアップロードを完了できなかったので、レギュレーション遵守のため授与できません。

表彰式の様子をライブ配信していたアーカイブは下記URLで公開しています。

最後に全員で集合写真を撮って会場の片付けを行って解散となりました。

 
●開催概要
・開催日時:2019年10月26日(土) 〜 27日(日)
・開催場所:FUJITSU Knowledge Integration Base PLY OSAKA
      大阪市中央区城見2丁目-2 富士通関西システムラボラトリ

●運営
・主催:VTuberハッカソン2019大阪大会運営委員会
・運営:大阪駆動開発
・協賛:ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社、TSUKUMO、株式会社アエックス
・総合主催:PANORA(株式会社パノラプロ)
・総合主催/企画/運営支援:SVVR Japan 

(TEXT by SVVR Japan)

 
 
●関連リンク
イベント募集ページ
Twitterまとめ(ハッシュタグ:#VTuberHackOsaka #VTuber #VTuberHack )
開会式
企画発表
成果発表
表彰式