フォトロン、3D PDFコンバーターソフト「PDF3D ReportGen」をリリース 「誰でもどこでも手軽に3Dモデルを確認」を実現 

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フォトロンは、VTSソフトウェアと代理店契約を締結し、3次元データの情報伝達に最適な3D PDF書類を作成する「PDF3D ReportGen」の取り扱い開始したと発表した。

製造業において、上流工程である開発、設計部門では3次元データの活用が進んでいるが、製造部門では2次元図面中心の情報伝達が主流で、3次元/2次元のデータ交換においてボトルネックが存在する。特に、製品を製造するために必要な装置、治具の設計や設備レイアウト等を行う生産技術分野においては、3次元データを活用することで、社内他部署や取引先に対して従来よりも正確かつスピーディーな情報伝達が期待できる。

フォトロンでは、3次元情報をPDFファイルに組み込めるファイル形式「3D PDF」に注目。3D PDFは、通常のPDFと同様に「Adobe Acrobat Reader」にて、3Dモデルの拡大縮小や視点操作ができ、簡易的な寸法計測、断面表示、注記の追加にも対応している。ただし、3D PDFは多くの3D CADから出力可能だが、作業手順書や加工指示書などの文書ファイルとは別に3D PDFファイルを配布する必要があり、複数のファイルを確認する手間や、文書ファイルと3D PDFファイルの版がズレるなどの管理面での問題も発生していた。

「PDF3D ReportGen」は、さまざまな3次元データをPDFの文書に埋め込むコンバータソフトウェア。フォトロンでは。「PDF3D ReportGen」と「図脳CAD3D V2」を組み合わせ、Microsoft Office各ソフトで作成した文書に3D PDFを埋め込み、文書と3D PDFを組み合わせた配布、閲覧を実現。より確実でわかりやすい情報伝達を提供する。

今回、「PDF3D ReportGen」の取り扱い開始に伴い、12月9日 13:30から、同ソフトの利用に関するWebセミナー「生産現場のレベルアップ! 情報伝達をスムーズにする3Dデータ活用方法」を開催予定。同社の3D CADも交えて3次元データ活用事例を紹介する。

●申込ページ  https://www.photron.co.jp/event-seminar/20211108.html

<「PDF3D ReportGen」の主な機能>

1.既存のPDFに3D PDFを埋め込み可能
Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)で作成したPDFファイルの任意の場所に3D PDFを埋め込める。

2.3Dモデルのサイズに合わせたポリゴン分割
ポリゴン分割サイズや分割数を設定可能。3Dモデルのサイズに合わせて必要な表現の細かさを決められるため、モデルサイズが小さい場合でも表面を細かく表現できる。

3.データ品質を低下させない優れた圧縮率
PDFに3次元データを取り込んでも、優れた圧縮技術でファイルサイズの肥大化を防ぐ

4.パスワード設定が可能
3D PDFを埋め込む際にパスワードを設定できるので3D PDF埋め込み後にはセキュアなPDFとして取引先に提供可能

●商品情報ページ https://www.photron.co.jp/products/3d-cad/reportgen/index.html

●関連リンク
VTSソフトウェア株式会社
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