デル・テクノロジーズ、ソリッドレイ研究所によるVR展示への「Dell Precisionワークステーション」の導入事例を発表

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デル・テクノロジーズは、国内外の産業向けVRソリューション開発をリードするソリッドレイ研究所が、「Dell Precisionワークステーション」と「Dell ProSupport」を採用し、VRソリューションの提供とサポート体制を構築した導入事例を発表した。

ソリッドレイ研究所は、1987年の設立以来、国内におけるVRのリーディングカンパニーとしてVRソリューションを展開してきた。1999年にはPC環境下においてリアルタイムレンダリングパフォーマンスを実現し、ニーズに合わせたインタラクションを提供する3D/VR空間構築・体験ツールである「オメガスペース」を発表。累計1000本以上の販売実績から得た経験・ノウハウを結集することで、オメガスペースを動かすデバイスと周辺機器をパッケージ化したVRソリューションなどの製品を開発し、都市開発、建築・住宅関連、医療関連、人間工学などの研究・検証や、科学館、博物館などでの展示、さらにはエンターテインメントといった、多岐にわたる産業分野の顧客に向けて提供している。

ソリッドレイ研究所ではハードウェアの選定や環境構築までを行っており、VRシステムの動作を長期間、安定して保つことができるハードウェアを模索していた。1990年代半ば頃から一般的なPCやワークステーションが普及してきた中で、低コストのPCへの移行を検討し、その選択肢の1つとして「Dell Precisionワークステーション」が浮上した。

オメガスペースで開発したVRソリューションの稼働要件やプロジェクトの予算に合わせて幅広いラインアップからハードウェアを選択でき、プロジェクトによって求められるワークステーションのスペックが異なっても自由にパーツなどをカスタマイズできる柔軟性やコストパフォーマンスの高さなどが決め手となり、ソリッドレイ研究所は「Dell Precisionワークステーション」の採用を決定した。

ソリッドレイ研究所の開発事例の1つである、青森県観光物産館アスパム内にある「青い森ホール」に設置された日本最大級の360度3Dデジタル映像シアターにも、「Dell Precisionワークステーション」のシステムを採用している。

同シアターは、天井に設置した輝度10000ルーメン以上の4Kプロジェクター6台を用いて映像を投影し、2D映像と3D映像を組み合わせて表示する難易度の高いプロジェクトだ。3D映像で2台、2D映像用で2台、全体の映像のマネジメント用で1台、計5台の「Dell Precision 5000シリーズ」を活用することで、360度の3Dデジタル映像を実現している。

こうした展示施設でVRソリューションを展開する場合は、現地でなければ各種デバイスを調整できないケースもあり、またシステム構築の納期が短いことも多いため、スペックのカスタマイズしてから納品までの期間が短いデル・テクノロジーズの体制が重要なポイントとなっている。さらに365日上映することが条件となる常設展示においても、デルのワークステーションの耐久性の高さにより安定稼働を実現している。

日本国内だけでなく、アメリカ、ドイツ、スペイン、中国、インドネシアなど、世界中で行われる展示会などにもVRシステムを納入するソリッドレイ研究所にとって、グローバルなサポート体制を築いているデル・テクノロジーズは欠かせないパートナーとなっているという。

●事例詳細 https://www.delltechnologies.com/ja-jp/case-studies-customer-stories/solidray.htm#collapse

●関連リンク
デル・テクノロジーズ株式会社