Meta Questのソフトウェア「v40」公開 アプリごとのロック機能や3Dセキュア認証、キーボードの追加などの新要素

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Metaは米国時間の16日、一体型VRゴーグル「Meta Quest」の最新ソフトウェアとなる「v40」を発表した。セキュリティとプライバシーが大きなテーマで、主な新要素は以下の通り。

 
●「APP UNLOCK」機能

v31で追加した、ヘッドセットの利用者が指定したパターンを描くことで端末のロックを解除できる機能を拡張して、アプリ単位でロックできる「App Unlock」を追加。例えば、子供には使わせたくないアプリだけロックするなど、ペアレンタルコントロールのような使い方が可能だ。

 
●3Dセキュア認証

今までスマートフォン側のOculusモバイルアプリでしか対応していなかった、クレジットカードの3Dセキュア認証について、VR内からも実行できるようになった。

 
●Bluetoothキーボードの追加

既存のLogitechの「K830」(日本未発売)、アップルの「Apple Magic Keyboard」に加えて、「Apple Magic Keyboard with numeric keypad」、「ogitech K375s」、「Logitech MX Keys」の3つが利用可能になった。設定メニューの「保存済みのキーボードを管理」から、追加したキーボードを調整できるようになった。

 
●オーディオのアクセシビリティ

設定メニューの「アクセシビリティタブ」に、耳の不自由な方向けのオプションを追加。標準の空間オーディオエフェクトだけでなく、左右のスピーカーやヘッドホンからもモノラル音声を流せるようになった。また、左右の音量バランスも調整可能になった。

 
●Messengerをエンドツーエンドで暗号化

Messengerの1対1のメッセージとVRでの通話に、オプションでエンドツーエンドの暗号化を選べるテストを盛り込んだ。

 
 
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