カバーとANYCOLORは5日、共同で声明文を発表し、両者に所属するバーチャルタレントに対する誹謗中傷行為などについて共同で対応していくことを明らかにした。
カバーは「ホロライブ プロダクション」、ANYCOLORは「にじさんじ」と、それぞれVTuer事務所を運営する企業になる。
声明文では、「インターネット掲示板やSNS等において、匿名のもと気軽に行われている状況がある中で、弊社タレント/バーチャルライバーの心を傷つけ、その活動が困難な状況に陥らせ、ひいては彼ら/彼女らの人生を狂わせてしまうことがございます」と現状を解説。
これまで啓蒙活動や各種対策を毅然と講じてきたが、今後は「状況に応じて両社で手を取り合い、誹謗中傷行為等の根絶に向けて邁進していく」という。具体的には
・所属タレント/バーチャルライバーに対する名誉毀損行為
・プライバシー権の侵害行為
・「荒らし」行為等の営業権の侵害行為
・殺害予告・ストーカー行為等の攻撃的行為
について、その対策ノウハウの共有、法的措置を含めた各種対応の連携、警察機関との連携を構築していく。
ちなみに、両社は2022年10月から11月にかけてすでに連携しており、タレントの名誉や信頼を貶める情報を掲載していると判断した「まとめサイト運営」に対し、権利侵害や誹謗中傷などの助長行為を一切行わないとの条件をつけた示談書を締結した成果を上げているとのこと。