MetaのReality Labは1月11日(米国時間)Oculus Blogにて、Meta QuestモバイルアプリやAndroidのワークアウトデータをヘルスコネクトへの統合が可能になったと発表。健康づくりやフィットネスなどを始めたい人を主なターゲットとし、実際に動いてカロリー燃焼ができるVRで、今後活用できる機能に関して紹介した。
VRフィットネスとは、たとえばVRゲームの「Racket: Nx」で対決しターゲットを破壊したり、「FitXR」でダンスをするといった運動だ。ほかにも昨年は、VRバスケットボールシミュレーター「GYM CLASS – BASKETBALL VR」や、Meta Quest 2アクティブパックの発売発表などが行われた。
消費カロリーと運動時間を記録することができるアプリ「Meta Quest Move」とMeta Questモバイルアプリの統合は昨年すでに行われており、VRでのフィットネスの進捗をAppleのヘルスケアAppと同期可能だ。
最新のアップデートにより、Androidのヘルスコネクトアプリでも同じ機能を利用でき、これにより、Android利用者でも、VRでのワークアウトの記録を取得・入力できる。
また、Meta Questモバイルアプリからヘルスコネクトアプリとの接続はいつでも解除することができる。その際、以前のアクティビティは表示されるが、新しいMoveアクティビティはアプリと共有されないので注意が必要だ。
必要に応じて、アプリでフィルタリングしたり、月別のカレンダー表示を確認したり、MoveのデータをAndroidのヘルスコネクトアプリと連携させることもできる。
AppleのヘルスケアAppとAndroidのヘルスコネクトアプリの統合はオプトイン方式で、Meta Quest MoveとMeta Questモバイルアプリの接続を選択した場合、Moveのデータ(消費カロリー、運動時間、目標)はすべてエンドツーエンドでの暗号化で保護され、Metaのサービスでの広告ターゲティングに利用されることはないと言う。
一方でMoveのデータは、デフォルトでヘッドセット内に保存されるため、Meta Questモバイルアプリとデータを同期する場合のみ、Metaサーバーに送信される。
VRフィットネスの成果は、利用者が選択すれば、Facebook、Instagram、Messengerでも共有できる。
●関連サイト
・Meta
・Oculus Blog
・Meta Quest