ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2月22日に発売するPlayStation VR2のローンチ時期にリリース予定の「Horizon Call of the Mountain」「No Man’s Sky」「バイオハザード ヴィレッジ」などのシリーズを含む、30本以上のタイトルを公開した。今回はその中の12作品と、そのほか予定しているタイトルラインナップのリストを紹介する。
「グランツーリスモ7」では、既に持っているユーザーは、無償アップグレードを通し、すべてのクルマやトラックを新しいVR環境で体験できると言う。視線トラッキングやフォビエートレンダリングで、プレイヤーが450以上のどのクルマでレースをしても、高いビジュアルの再現度を目指したそうだ。さらに、オンラインレースを含むすべてのレースが利用でき、ニュルブルクリンクから筑波まで、トラックを現実のように体験できる。
「Before Your Eyes」は、プレイヤーが現実の世界で実際に瞬きすることで、物語とその結果に影響を与えていくゲームプレイが特徴的だ。本作はPS VR2ヘッドセットの正面カメラを使用し、没入感を演出している。プレイヤーは、家族、初恋、アーティストとしてのキャリアなど、大切な思い出を通して、物語を「瞬き」で操作する方法を学び、最後には、ある真実が明かされる構成になっている。
南極で氷の洞窟を漕ぎ進み、コスタリカでイルカと戯れ、ノルウェーの雷雨を乗り越え、オーストラリアで渓谷を発見するという大冒険をする「Kayak VR: Mirage 」は、フォトリアリスティックなグラフィックと豊かな野生動物、臨場感のあるロケーションをカヤックで訪れることができるのが魅力だそうだ。
PS VR2のフォビエートレンダリングとHDR OLEDディスプレイにより、シャープで鮮明な映像になるよう制作された。本作には、リラックスして風景を眺めたり、レースモードで激しい競争を行うなどの楽しみ方がある。
マルチプレイヤーVRシューター「Pavlov VR」には、リアルな武器のインタラクションやアタッチメントに加え、さまざまな対戦やソーシャルゲームモードを搭載しているそうだ。1対多数の非対称スタイルのゲームプレイで、逃げ出した実験失敗作を排除するモードや、3人のフレンドと一緒に次々と迫りくるゾンビの波から生き残るモード、T-34戦車を運転し、砲手とコミュニケーションをとり、枢軸国の兵団を倒していったり、人狼スタイルのねじれた殺人ミステリーで悪者を見つけ出す、推理力が試されるモード「TTT」など、遊び方の選択肢が多いのが特徴だ。
PS VR2版「Puzzling Places」は2月22日にPlayStationStoreで2860円(税込)で発売予定。現在PS VR版を持っている人には、無償でアップグレードが提供される。
本作は、「落ち着いて楽しめるような3DジグソーパズルをVRにもたらすこと」がコンセプトになっている。世界中の美しいロケーションがリアルに再現されたミニチュアを組み立てるという内容だ。
向上したビジュアルの忠実性( シャープなテクスチャ、120Hz、レンダリング解像度の向上)、視線トラッキングによるピース選択の改善、PlayStation VR2 Senseコントローラーによるハプティックフィードバックとアダプティブトリガー、ルームスケールの対応(広いプレイエリアでのパズル)を、PS VR2向けの1000ピースパズルで創り出している。
VRサバイバルアクションアドベンチャー「Song in the Smoke: Rekindled」は、危険な世界を舞台に、「クラフトし、狩り、生き残る」をテーマにした体感型ゲームだ。フルリマスターされたグラフィックに、PS VR2 Senseコントローラーやハプティクフィードバックを活用。PS VR2独自のフリージャンプやクランバーモードも搭載している。15時間以上楽しめるシングルプレイヤーキャンペーンでは、獲物でも捕食者でもある奇妙な獣が潜む過酷な世界に挑戦し、近接・遠隔の武器をクラフト。服を作ったり炎を熾し、ポーションを作りながら生き残るための旅に出る。PS VR版を持っていると、PS VR2版へと無償アップグレードが可能だ。
「Thumper」はリズムアクションのライドだ。ゲームプレイはとにかくシンプルだが、とにかく猛スピード。PS VR2では、4Kビジュアル(片目ごとに2000 x 2040)、3Dオーディオ、そしてPS VR2 Senseコントローラーによるハプティックフィードバックで、没入感と圧倒的な恐怖を深める狙いがある。
「What the Bat?」は、アンチゴルフのゴルフゲームで、「What The Golf?」開発陣により「気まぐれなドタバタコメディ」をコンセプトに制作された。種目はゴルフではなく野球で、ミニゲームを通して、撃ったり、料理したり、壊したり、スイングしたり、駐車したり、絵を描いたり、ピクルスを作ったり、犬を撫でたりと、一人称視点の完全没入型でユニークな展開が繰り広げられる。
「Rez Infinite」は、2016年10月にPS VRのローンチタイトルとしてデビュー。PS VR2の発売に合わせてリリースされる「Rez」では、視線トラッキング(敵を見るだけで追跡し照準を合わせられる機能)や、コントローラーとヘッドセットによるハプティックフィードバックを追加。風景、サウンド、そしてシューティングアクションがそろった旅が体験できる。敵の大群や変形する巨大ボスを打ち破り、360度の共感覚を体験できるよう制作されている。PlayStation5で通常のテレビモードとしてもプレイ可能。PlayStation4/PS VR版ゲームは、PS5/PS VR2版に1100円(税込)でアップグレードできる。
「テトリス エフェクト・コネクテッド」は、視線トラッキングを有効にすると、目を閉じてから開くことで、ゾーンに入ることができる。さらに、ヘッドセットのフィードバックやDualSenseワイヤレスコントローラーのハプティックフィードバックを通して、ゲームやアクションの重要な瞬間への体感を生み出しているそうだ。本作は、PS VR2ヘッドセットがなくてもPS5でプレイすることが可能。PS4/PS VR版ゲームを持っていると、PS5/PS VR2版に1100円(税込)でアップグレードできる。
「Creed: Rise to Glory – Championship Edition」は、MGMと「Creed:Rise to Glory」が再びタッグを組み、新旧のファンに等しく楽しんでもらえるよう制作したそうだ。本作では「PS5とPS VR2の機能だからこそ実現できる、より没入感のあるボクシング体験」を目指していると言う。モチーフとなっている映画のシリーズ3作目「Creed III」は、2023年に全国で劇場公開される予定だ。
「The Last Clockwinder」は、自分のクローンからシンクロした仕掛けを作っていく自動化パズルゲームだ。 プレイヤーは主人公・Julesとして、物語にとって大事な場所である「時計塔」を修理する任務に取り組む。Clockwinderのグローブを使用することで、「なすことすべてを完璧にループする時計仕掛けのクローン」を生成。互いに繋がり合ったクローンのシステムを作り、植物を成長させ、資源を集め、新たな種を合成していく。作中では、クローン同士を連携させてチームワークを作り出したり、単純なアイデアをルーブ・ゴールドバーグ・マシンに仕立てたり、シンクロしたダンサーの一団を生み出すことも可能だ。
●タイトルリスト
・「After the Fall」(Vertigo Games)
・「Altair Breaker」(Thirdverse)
・「Before Your Eyes」(Skybound Interactive, PS VR2のローンチ時期に発売予定)
・「Cities VR」(Fast Travel Games)
・「Cosmonious High」(Owlchemy)
・「Creed: Rise to Glory – Championship Edition」(Survios、PS VR2のローンチ時期に発売予定)
・「The Dark Pictures:Switchback」(Supermassive、PS VR2のローンチ時期に発売予定)
・「Dyschronia:Chronos Alternate」(MyDearest Inc., Perp Games)
・「FANTAVISION ファンタビジョン 202X」(株式会社コスモマキアー)
・「グランツーリスモ7」(PS5版「グランツーリスモ7」から無償アップグレード可能)
・「Horizon Call of the Mountain」(Firesprite、Guerrilla)
・「Kayak VR:Mirage」(Better Than Life)
・「Kizuna AI – Touch the Beat! 」(ジェムドロップ株式会社)
・「The Last Clockwinder」(Pontoco/Cyan Worlds)
・「The Light Brigade」(Funktronic Labs、本作にはPS VR版とPS VR2版含む)
・「Moss 1 & 2 Remaster」(Polyarc)
・「No Man’s Sky」(Hello Games、PS VR2のローンチ時期に発売予定)
・「Pavlov VR」(Vankrupt)
・「Pistol Whip」(Cloudhead、無償アップグレード可能)
・「Puzzling Places」(Realities.io、無償アップグレード可能)
・「バイオハザード ヴィレッジ」(カプコン、PS5版「バイオハザード ヴィレッジ」から無償アップグレード可能)
・「Rez Infinite」(Enhance)
・「Song in the Smoke」(17 Bit)
・「STAR WARS:Tales from the Galaxy’s Edge」(ILMxLab)
・「オノゴロ物語 ~The Tale of Onogoro~」(Amata K.K)
・「Tentacular」(Devolver)
・「テトリス エフェクト・コネクテッド」(エンハンス)
・「The Walking Dead:Saints & Sinners:Ch.2:Retribution」(Skydance、PS VR2のローンチ時期に発売予定)
・「Vacation Simulator」(Owlchemy)
・「What the Bat?」(Triband)
・「Zenith:The Last City」(Ramen VR、無償アップグレード可能)
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