VR空間で音楽活動を行う2人組アーティスト「memex」は16日、VRライブ配信システム「Omnipresence Live」の開発を発表した。5月30日の15時より、本システムを利用したワンマンライブ「#解釈不一致」をVRChatの「fuitch – memex existence streaming」ワールドにて開催する。
VRChatやclusterといったソーシャルVRプラットフォームで行われる音楽ライブでは、音楽に合わせて現実空間では不可能な演出が実現できるのが魅力だ。一方で、memexによれば、そうしたソーシャルVR上でリアルタイム収録や生演奏の音楽ライブを実施する場合、出演者の動きや演奏、空間演出といったタイミングを一致させる方法が存在していないとのこと。
Omnipresence Liveでは、独自のイベントビジュアライザでモーションや音声、演出を映像データに変換して音楽配信プラットフォームで配信。その映像データをVRChatのワールド内でリコンストラクタを使って点群データなどとして再現し、出演者の動きと音楽にタイミングを合わせた演出を実現するという。
memexは、2019年1月1日より活動開始したぴぼ、アランの2人からなるバーチャルオルタナアーティスト。5月30日の「Omnipresence Live」は以下の方法でアクセスできる。
1.VRChatにログイン
2.「メニュー」→「Settings」→「Other Options」→「SHOW COMMUNITY LABS」をオン
3.「メニュー」→「World」→「Search」より「fuitch」を検索
4.ワールド「fuitch – memex existence streaming」を選択して「Go」ボタンで入場