アドビ システムズは26日、新型コロナウイルスにより創作活動が厳しい状況に置かれているクリエイターを支援するために、全世界で約1億円(100万米ドル)のファンド「Creative Residency Community Fund」を創設したと発表した。
5月から12ヵ月連続で実施し、候補者は毎月新しいクリエイティブプロジェクトを実施する。日本でも専用サイトから応募可能。3ヵ月ごとに締め切り、選考を経て随時結果を候補者に連絡する。
個人の「クリエイティブプロジェクト」か「アドビ委託プロジェクト」のどちらかに申し込める。「クリエイティブプロジェクト」は個人の創作活動に対してのサポートで、企画のアイデア、制作過程の共有、タイムラインの提案などをもとに審査。
「アドビ委託プロジェクト」は企業のニーズやタイミング、個人のスキルや強みに応じて企画とマッチングして制作活動をサポートする。例えば、Adobe.comのトップページのキービジュアルの制作、日本の記念日をアドビのソーシャルチャンネル上で祝うためのビジュアルの制作協力などになる。
どちらのプロジェクトも選ばれた場合、5〜50万円の間でのCommunity Fundが給付されるうえ、Creative Cloudの1年間の無償ライセンス、キャリアガイダンスのワークショップなど追加サポートも受けられる。
●申請資格
*下記の事項が必須
・日本プロジェクトへの申請:日本語でのコミュニケーション
・グローバルプロジェクトへの申請:英語でのコミュニケーション
・18歳以上(学歴不問)
・ビジュアル制作が可能なクリエイター
●クリエイティブ分野
*様々なジャンルのビジュアルデザイン分野のプロジェクト
・ビデオ
・写真/フォトアート
・グラフィックデザイン
・イラスト
・3D
・モーションデザイン
・プロダクト / インターフェイスデザイン(UI/UX)
●スケジュール