株式会社NTTドコモ・ベンチャーズは11日、同社が運用するファンドを通じてバーチャルコンサートの配信プラットフォームを提供する米WAVEXRに出資したと発表した。出資額は未発表。
Waveのプラットフォームでは、アーティストがモーションキャプチャー機器を装着し、アバターの姿でバーチャル空間に登場してコンサートを配信する。アーティスト側はバーチャル空間ならではの演出を提供でき、ユーザー側はコメントや拍手などのアクションで感情をリアルタイムで共有可能なのが特徴だ。
リアルコンサートと比べると、会場代などの運営コストを軽減できたり、物理的な収容人数の制約がなしに、離れた場所からのネット越しの参加を実現してくれる点がメリットになる。
出資の理由について、NTTドコモ・ベンチャーズは「ドコモの新エンターテインメント体験を創造しようとする取り組みと親和性が高く、パートナーシップを通じて、これらの分野に新たな価値創造に貢献するものと期待している」と解説している。今後はWAVEXRとドコモのサービス連携を支援して、新たなエンターテインメント領域における価値創造を進める。
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