2023年、印象に残ったVTuberはこの10人! ライター・むちむちぷにぷにが選出

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2023年も、たくさんのVTuberニュースがあった。デビューもあれば引退もあった。また、インターネット配信の枠を超え、テレビや商品化などで活躍する人も多かった。

そんな2023年を振り返り、特に活躍が印象的だった10人をピックアップしてご紹介したい。なお、筆者がトークと歌がメインの配信を好むため、ゲーム実況やASMR配信がメインの人はあまり追えていないことはどうか、ご容赦いただければ幸いだ。


(すみ)

綺麗で聞きやすい声、真面目な性格の、糸目でお茶目なお姉さんVTuber。テンポ良く笑えるショート動画で一気にバズり、今年初頭には数千くらいだったチャンネル登録者数が6万以上に。clusterで不定期にリスナーとの交流イベントを開いたりFANBOXでは個別通話できるプランもあったりと、リスナーとの交流を大事にしている。今年はクラウドファンディングの成功から3D化を達成した。ちなみに、3DのモデラーはVRChatで人気のアバター「ルーシュカ」の作者・宮本健さんである。


新兎わい(にいとわい)

今年はじめには2万程度の登録者だったところから、12月にはほぼ70万人に到達した、個人としては今年最も勢いがあったと思われるVTuber。「Q REMASTERED」の配信でパズルが解けずに悪態をついていたところを、ゲームの公式アカウントに捕捉され、そこから様々なドラマが巻き起こった。YouTube Shortsで公開される動画はテンポが良く、前後の文脈を知らなくても笑えるように編集されており、そこも人気の秘訣だろう。


音ノ乃のの(ののののの)

イラストレーターVTuber・甘狼このみさんが主宰する事務所「ミリプロ」から今年6月デビューした、現役女子高生シンガー。実力の高さとフレッシュさを併せ持つ歌声を、YouTube Shortsで頻繁に公開することで人気急上昇。デビュー半年で登録者数30万人に達し、実力と魅力は本物だ。個人的には「だんだんキーが変わる」シリーズのショート動画が特に好き。


瑠璃野ねも(るりのねも)

デビュー4年目、VTuberとしてベテラン側だが、筆者は不覚にも今年知った。もっと早く知っておけばよかったと後悔したほど面白い。可愛い声でマシンガントークが売りのVTuber。早口でとにかく面白いことを言い続けるリスナーのどんなボケにも的確にツッコミを入れ続ける、幅広いにもほどがある話題の引き出しに驚嘆した。配信毎にテーマが独立した雑談枠が多く、初見の人でも安心して視聴できる雰囲気を維持しているのもポイント。たまに長時間セミになったりF1カーになりきってASMRするなど、ハイエンドな理解力を要求する配信をすることもある。


FUWAMOCO(フワモコ)

英語圏から襲来した、メガトン級のKawaiiモンスター(※狛犬)。今年7月デビューホロライブEnglish 3期生 – Advent – の一員で、フワワ・アビスガード、モココ・アビスガードの双子。常に二人で配信をするスタイル。基本言語は英語なのだが、あまりにもかわいいので英語が理解できなくても見続けてしまう。日本語もかなり上手で、「漢字でGO!」をプレイする配信では当て字に対して怒りを発するなどの面白さも見せた。彼女たちの住むノースウェスト地域の朝に当たる時間帯(日本時間では深夜)に配信される「FUWAMOCO MORNING」が、お知らせや視聴者投稿をベースにしており、英語が苦手な視聴者でも内容を理解しやすいのでオススメだ。


白河しらせ(しらかわしらせ)

RIOT MUSICBlits Wingレーベル所属の、今年6月デビューの新人。金髪で華やかな見た目と裏腹に、真面目で清楚なたたずまいと、綺麗な歌声を持つ。配信頻度も高く、配信時間もだったりだったりといろいろなので、時間が空いたときになんとなくYouTubeにアクセスしたら出会える可能性も高い。歌枠だけでなくアニメの同時視聴枠もある。デビュー同期の伊月知世と仲が良く、コラボ配信もしている。


宇推くりあ(うすいくりあ)

ロケット工学アイドルVTuberとして、専門知識豊かな語り口でロケット打ち上げの実況解説をしている。日本のロケットだけでなく、海外のロケット打ち上げの実況も多い。今年3月、日本のH3ロケット打ち上げが失敗した際に、異変にいち早く気づき、爆破の信号が入った際には涙を流す場面もあったことで、一気にその知識の本物ぶりが知れ渡った。その後も能代の能代ロケット実験場にはスターリンクという衛星回線を持ち込んで実況したり、宇推さんが撮影した映像が報道各社で使われたり、JAXAの会見に記者として参加したりと、宇宙工学ジャーナリストとしての活動も本格化した。今年はJAXA内閣府との公式コラボもあり大活躍の1年だった。


七夜聖りあら(なよせりあら)

新人データアナリストVTuber。今年8月デビュー。国家試験であるITパスポートの合格を目指して勉強しており、学習動画も多く出しているためになるチャンネル。ちなみに、12月に無事にITパスポートに合格したことを報告する動画も出た。次はTableauというデータ分析ツールの習得を目指して学習中。データ分析の話ばかりしているわけではなく、雑談やゲーム実況も多い。歌もやたら上手く、選曲についても本当に音楽が好きなんだろうということが伝わってくる。JPOP中心のセットリストであるのも聞いていて楽しい。


天籠りのん(あまこもりのん)

Sony Musicの運営するVEEのDev-f(デビュー順で言うなら6期生に相当)から今年8月デビュー。夏のコミックマーケット102でビジュアルを初披露した。デビュー3ヵ月でチャンネル登録者数が4万を超えており、破竹の勢いで人気上昇中。小柄(身長145cm)でかわいらしい見た目ながら、芯のある本格的な歌声が魅力。本人の談によると、ダンスも得意とのこと。ちなみに、VEEでは登録者数が1万人を超えると3D化が約束されている。ちょうど来年2月にはVEE全体のライブイベントがあるため、そこでは3Dの姿でダンスを披露する彼女が見られることだろう。


のりまきゆずゆ

今年2月デビューの個人VTuberで、癒し系ボイスで長時間の雑談配信をしている。うさぎのもっぷちゃんと暮らしており、彼女のXにはたまにもっぷちゃんの写真も登場する。だいたい夜18:30~の配信が多く、0時を越えても配信が続くので、寝落ちのお供にも良い。リスナーを細かく記憶しており、「認知」されると嬉しいタイプには特にオススメだ。


(Text by: むちむちぷにぷち)