【試着会レポート・続報】大丸・松坂屋「正装アバター」第2弾の最後のひと枠「紅遠」

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「ぶいチョコ」キャンペーンモデルとしての紅遠

昨年10月から「正装」をコンセプトに高品質のアバターを販売している大丸・松坂屋。2月2日に第2弾を発表した際にそのうちの一体は詳細未公開となっていたが、バレンタインデーを目前とした2月9日に「紅遠」を公開。そして、バレンタインデー前日となる13日に試着会を行った関連記事)。

バレンタインデーは、百貨店としてもとから大事にしている行事とあって、メタバース関連事業でもバレンタインデーに向けた取り組みをしたいという考えがあったことから、第2弾アバターとバレンタインデーのコラボレーションを企画したという。


紅遠(くおん) -Kuon-

ゴシックガールな印象の紅遠は「魔術を学ぶ女の子がコンセプト」とのことで、シャツやブレザーを制服っぽいレイヤードでまとめられている。ケープやハットの小物使いが上品でかわいい。

大丸・松坂屋のアバターはどれもアバターの個性を感じさせる豊かなアバターギミックが特徴だが、この紅遠は魔術を学ぶ女の子らしく、タロットや杖のマジックといった見て楽しいギミックで遊べる。

ハットがタロットカードに変化
タロットカードを引く

タロットカードはExメニューで何度も新しく引く事ができるので、タロット占いに詳しい方なら本当にカードの出方で占えるのかもしれない。

Exメニューで杖(アピアリングケーン)を出し、手に持ったハットを叩くと…

星が出現! ハットから飛び出していく。

しかもこの星はちゃんと床や障害物にぶつかって跳ねていくので、芸が細かくてつい見つめてしまう。

また、一定の確率で星ではなく鳩が出現することも!

紅遠は一見するとタキシードやドレスといったわかりやすい正装というわけではないが、現実の正装とアバターの正装が全く同じである必要性はない。見た目上の正しさよりもきちんと感は抑えつつ、アバターならではの「ギミック」に重きを置くこともひとつの正装の解釈ではないかと思わせるアバターだ。

●紅遠
・価格:3万2000円
・販売リンク:https://dm-avatar.booth.pm/items/5482627
・イラストレーター:メレ
・3DCGモデリング:(仮)
・Unityセットアップ・アイテムギミック実装:みりの
・アイテムギミック案:まき

大丸・松坂屋が発表しているリリース情報にもある通り、第3弾の構想はすでにある模様。(関連記事
シンプルな正装だった第1弾に対して、より自由な解釈の正装を打ち出してきた第2弾アバター。次なる第3弾はどのようなものになるのか、ハレの場を提供し続けてきた百貨店が打ち出す高価格帯アバターから目が離せない。


(TEXT by ササニシキ

●関連リンク
大丸・松坂屋アバター販売公式Booth
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