ソニーは21日、モバイルモーションキャプチャーシステム「mocopi」向けアプリケーション「mocopi VR」を無料で開発者サイトにて公開。後日Steamでの公開も予定されている。
mocopiはソニー販売する小型のモバイルモーションキャプチャーだ。6つのセンサーと専用アプリケーションのみでVRChatなどのアバターを操作できるだけでなく、VTuberや映画・アニメーション制作などに活用することができる。
今回公開したアプリで、mocopiセンサーをSteamVRの仮想トラッカーとして利用できるようになり、VRChatをはじめとしたさまざまなVRアプリケーションでフルボディトラッキング体験が可能となる。
YouTubeには過去に配信されたVR向け下半身優先モードとのトラッキング精度、ドリフト耐性の比較動画が公開された。今回公開されたmocopi VRでは、モーションデータをソニー独自のアルゴリズムで処理することで精度の向上や、ドリフト(時間経過による誤差の蓄積)の改善がされている。
さらにmocopi VRアプリの使い方を紹介する動画も公開。mocopi VRでは6つのセンサーのうち5つを使用する。左右のWRISTセンサーを太ももに、HIPセンサーを腹部に着用する仕様となっている。HEADセンサーは使用せず、代わりにVRヘッドセットを着用しフルボディトラッキング体験をすることができる。
また、mocopi VRのリリースにともない、専用スマートフォンアプリ「mocopi link」がバージョン1.3.0にアップデート。mocopi VR利用向け5点接続の追加がされた。
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