アイマス・三浦あずさ&秋月律子「つみまつよるまち」大阪公演レポート 夜の街でロングヘアの三浦あずさが「隣に…」を歌った意味は

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2026年8月7日(金)、「Zepp Namba」(大阪府大阪市)とライブ配信プラットフォーム・ASOBI STAGEでのxRライブストリーミング(以下、xRライブ)にて「dual twin live tour 三浦 あずさ・秋月 律子 twin live “ つみまつよるまち ”」の[OSAKA SILENTCITY LOVE]公演が開催された(冒頭部分の無料配信はこちら)。

出演は、芸能事務所「765プロダクション」*所属の三浦あずささん秋月律子さん。おっとり系お姉さんで、スタイル抜群、歌唱力抜群の三浦さんと、冷静沈着かつライブの盛り上げ隊長でもある秋月さん。そんなコンビが見せたのは、余裕のある笑みと歌唱、目を引き付ける所作とダンス、そこから生まれるシックな色香。そして、そこで描かれたのは、同じ男性を巡り情念と後悔あふれるふたりの女性の物語。

*ゲームやアニメなどで展開される「アイドルマスター」に登場する芸能事務所 

三浦あずささん
秋月律子さん

大阪・名古屋・東京の3都市にて、歌唱に載せて語られる3つの物語。765プロ新境地のライブの第一夜の様子をレポートする。

罪を待つ夜の街で詠まれるふたりの女性の物語

765プロプレゼンツのtwin liveも、3回目。今回は、同事務所の双海亜美さん・双海真美さんによる「双海 亜美・双海 真美 twin live “ふたごぼしのつばさ”」と一緒に3都市をまわる「dual twin live tour」 形式だ。

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これまでのtwin liveでは、最初に絵本の形で物語の導入があり、ライブに絵本の続きを重ねることで、物語と楽曲に見る人に解釈を与える……そんなライブの形式であった。

この日のライブで最初に映し出されたのは、絵本……ではなくて、写実的な描写。雨が降る夜の街、三浦さんと秋月さんの声で、自分の犯した罪を後悔する、そんな物語……ポエトリーの朗読が流れた。

朗読の一部を抜粋しよう。

もしあの時
 私が泣いていたら
  私が引き止めていたら
 あなたの袖を掴んでいたら
  違う言葉を選んでいたら
何かは変わっていたんだろうか
 私は、あなたを……
  それなのに
あなたのいない未来を選んでしまった

 これは、罪
  青く、甘い罪
 失われた約束も
  言えなかった言葉も
 置き去りにした想いも
  全て抱えたまま
 この街は、罪を待つ

こうして、待つ夜の、ふたりの物語が始まった。

その後、オープニング映像が流れた。その様子を以下にまとめておく。

鐘の音から始まり、この先に待つ楽しさを予感させるオーバチュア。しかしそこに映るのは流れる雷雲、夜のビル街。次に映し出されたのは、大理石のテーブル、美麗な花瓶、ピアノ、天井高くクラブのラウンジ。
しかし、雨に濡れるガラスの映像を挟むと音楽は次第に不穏さを増し、華美なシャンデリアが印象的なクラブのラウンジと、開演を待つステージが映し出された。
羽根が舞い散り波紋が広がる様子が映像が描かれると、幕が上がる。ジャジーな音楽の中、その奥には夜のビル街が広がっていた。

今日の三浦さんと秋月さんは、夜のビル街をバックにした、クラブのステージにてライブをするようだ。

現地のフロアはラウンジの客席側に位置しており、そこから三浦さんと秋月さんが活躍するステージを見上げる形となる。Zepp Nambaの音響はその場にいるものに確実に音圧を届け、体を揺さぶらせてくれた。さらに楽曲によってはコーラスやフェイクを強調したアレンジになっており(個人的にはM6やM15など)、耳を通じてもふたりの存在を感じた。

xR配信では、カメラワークの切り替わりによって、時にふたりの笑みや衣装の艶やかさをアップで堪能でき、時に唇などをフォーカスしたカメラワークに惹きつけられてしまった。また、ステージの奥行きやラウンジの広さを立体的に見ることができ、ふたりの夜のステージを実感できるようになっていた。

M1. 9:02pm

少しずつ明るくなるステージにいたのは、マイクスタンドの後ろに立つ、三浦さんのシルエット。本ステージ1曲目は、彼女のデビュー当初にリリースされた、ジャジーなミドルバラード、「9:02pm」。

夜、ひとりきりになった時に逢えない君を想う、切ない感情を、三浦さんは歌声と、ゆるやかな振りとで表現する。それでいて表情は穏やかな笑顔である。

この時の衣装は、先日の複数アイドル事務所による合同ライブ「IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」でも着用した紫のドレス。右から見るとお淑やかに、左から見ると艶やかにと、彼女の様々な魅力を示した衣装だ
現地会場では、ステージの回りを覆う幕が楽曲によって異なる色の照明に照らされていた。「9:02pm」では青く照らされ、クラブのステージらしいムーディーな雰囲気を醸し出していた

M2. CRIMSON LOVERS

2曲目は三浦さんと秋月さんのふたりが歌唱するプログレッシブ・ロックナンバー「CRIMSON LOVERS」。これは、合同ライブ「IDOL WORLD SUPER FESTIVAL 2026」で他事務所の樋口円香さん、斑鳩ルカさんが互いにどのように歌い絡んでいくかという、歌唱での立ち合いが記憶に新しいところ。

フロアに重低音が響く中、今回の三浦さんと秋月さんは、極端に強めの感情は込めずにどちらかというと甘めで、微笑みを見せながら歌唱を行った。

同時に見せてくれたのは、ふたりの息があった、キレのあるダンス。マイクスタンドの前後を使った位置取りも含め、クラブのステージというシチュエーションにあわせ、この曲に、このふたりにこんな表現があるのかと驚かせてくれ、会場には驚嘆の溜息が漏れ、そして大きな拍手が沸き起こった。

眼鏡がトレードマークの秋月さん。今回は後ろ髪をおろして出演。緑と白のアシンメトリの衣装はアクティブなイメージを与える

MC

最初のMCパートは、秋月さんの「大阪―、まいどおおきにー」などの挨拶を含めた自己紹介から始まった。

「いつものライブとはひと味違う雰囲気」との事だが、トークの様子はいつもの三浦さんと秋月さん。

dual twin liveということで、今回のツアーは前日公演の双海亜美さん・真美さんと4人で一緒に行動しているとのこと。他の765プロのアイドルも話題にするくらい方向音痴で有名な三浦さんを心配して、ライブ前日に三浦さんの家で3人が泊りに来たところ、「前夜祭だー」と盛り上がったそう。また、ライブ移動中も亜美さん・真美さんが遊んでいる間に三浦さんが迷子になっていたそうで、秋月さんはライブメンバーでありながら引率の先生のようにも振る舞っていたようだ。3人を無事に大阪まで連れてきたことを「ハードなミッションでした」と語る秋月さんは笑っていて、765プロのアイドルの仲の良さをあらためて見せてくれた。さらに、「みなさんも私たちと同じツアーメンバーですからねー」と、三浦さんは見ている我々も迎えてくれる。

ノリよく亜美さんや真美さんのモノマネをする秋月さん。亜美さん真美さんは中学生だけど、各公演夏休みの開催だから平日でもツアーできる

「亜美と真美のステージには、あのふたりにしかだせない元気さがあって、わたしたちのステージには、私たちだから届けられる時間がある」と述べる秋月さんに、「私たちのステージは、少し大人な時間、かしら」と答える三浦さん。

そして、次の歌唱ブロックを三浦さんは「怒りや嘆き、そんな彼女たちのどうしようもない感情を描いたブロックです」と紹介した。


身を焦がすほどにあなたを求める

M3. inferno SQUARING

765プロのアイドルの楽曲に「inferno」という歌があり様々なところで歌われてきたが、二乗という意味を持つ「SQUARING」という言葉が付き、さらに愛を激情で燃え上がらせる楽曲「inferno SQUARING」を、三浦さんがソロ歌唱で披露した。

「あなた」のために禁忌を超え、すべてを燃やし、私をアゲル……そんな歌を、三浦さんは力強い歌唱だけでなく、眉を引き締め、振りを付ける手にも力を込めて、全身で表現する。

高速詠唱とも呼ばれる長尺セリフパートを、愛を貫くために自分の全てを自分のものにするという「さあ、私のものになりなさい」という言葉で締めた時、観客からは歓声が起きた。

M4. アイシテの呪縛~Je vous aime~

オルゴール音からはじまる「アイシテの呪縛~Je vous aime~」は、三浦さんと秋月さんのデュオで歌う。ハロウィンを題材に、思い通りにいかぬ、それでも縛られてしまう愛を、不安さをすら感じさせる曲調の展開で聞かせる。ふたりのハモリが響くさまは震えを感じてしまった。

M5. 嘆きのFRACTION

三浦さんが歌唱した「嘆きのFRACTION」もまた、あなたからの愛に渇望するも叶わぬ、それ故に官能的に求めてしまうさまを歌った楽曲。これを、低音気味の冒頭から「愛して」と可愛くつぶやくところ、そして最後のロングトーンへと、様々な情を込めて三浦さんは歌唱。歌唱だけでなく、体を揺らしながら、妖艶な振りでも魅せていく。

同じ人を想う、ふたつの影

朗読

ステージのスクリーンには冒頭とは異なる、雨が降る夜の街の風景が描かれる。そこで流れたのは、三浦さんによる、ある女性の心情を詠んだ独白だ。

以下に一部を抜粋する。

会いたい たったそれだけがもう届かない
言えなかった言葉ばかりが雨に溶けていく

ふと見上げた空に かすかに輝くふたつの星
そして足元には、ふたつのかげ
ひとつはわたし もうひとつはあの子

わたしたちはすれ違いました
同じ人を想って、同じ人を失って
同じ夜に 壊れそうになりながら あなたを想う
何千回も 何万回も

M6. KisS

こちらは他事務所のアイドルが歌う、挑発的に口づけを誘う楽曲「KisS」を、765プロのふたりが歌う。

三浦さんの艶のある声に赤らめた頬、目線、小指を立てた振り、「どこにキスしてほしい」と言った後のリップ音など、色気と危なげが溢れるパフォーマンスはもちろん、秋月さんの甘い声、人差し指を立て見上げるような視線、溜めのあるダンスで惑わしていく様も新鮮であり、またとても魅力的であった。

配信では、目元を隠し唇へ集中した画角、太ももを強調する振り、腰から肩を流して映す動きなど、カメラワークの妙も堪能することができた。

M7. DREAM

次の楽曲は、本公演でここまで無かった秋月さんによるソロパフォーマンスによる「DREAM」。夢を掴むのならば傷ついても前に進め、戦い続けろと己を叱咤する曲だ。

足は大きく動かさず、その場でつける振りの中、激高はせずとも情念を込めた歌唱を見せてくれた秋月さん。その姿に会場からは「はい!はい!」とパフォーマンスを後押しするようなコールが入った。

朗読パートで三浦さんが言っていた「ひとつはわたし もうひとつはあの子」の、あの子を演じるのが秋月さんであるならば、この歌唱もあの子の生き方なのだろうか。

M8. Mythmaker

「神話を作るもの」を意味する言葉、「Mythmaker」。低音が魅力的なR&Bチックなこの曲を歌うのは三浦さんだ。

ディーバの貫禄を見せる歌唱と、強い目つきで道を切り開くようなキレのあるダンスを見せる三浦さん。スクリーンに映し出されたのは、創生神話を想像させるような、緑から燃え上がる赤へと変わる大地と宙、時間の経過を暗示するような時計と歯車、宇宙のうねりを感じさせる螺旋。

そして三浦さんは、天と背後からの光を浴び、ロングトーンの後ダンスを決め、この楽曲のパフォーマンスを終えた。

M9. livE

続いて三浦さんが歌唱したのは「livE」。「livE」という言葉を逆さにすると「Evil」。正義と悪、清と濁などさまざまな2つの面を提示し、生きることへの覚悟と執着を歌ったダークな一曲。

もともとは秋月さんのソロ楽曲で、彼女が歌うと魂を削るような歌唱が印象的だ。今回の公演でも2番から秋月さんが参加し、力強さをみせてくれる。

一方で、この曲を歌う三浦さんの力強さは、「嘆きのFRACTION」「Mythmaker」での低音の強さとは異なるもであった。振りも激しくステップを踏む秋月さんと控えめに揺れる三浦さんといった違いがあるし、三浦さんの表情には少し優しい笑みも見える。

三浦さんと秋月さんの異なるパフォーマンスを重ね合わせることで、表と裏を持つ「livE」の詞の世界をパフォーマンスでも表現しようとしたのだろうか。あるいは、朗読にでてくるふたりの生き方の違いを表現したのだろうか。

MC

「選曲にびっくりしたんじゃないかしら」と三浦さんがコメントする前4曲。

秋月さんの「livE」を一緒に歌うにあたり、物語の女性をどのように表現しようか秋月さんに相談したという三浦さんだが、秋月さんは「彼女の感情を一緒に探っただけ」「あずささん(三浦さん)の歌には信頼しかないので、もうお任せです」と、お互いに謙遜しつつも信頼をして歌を作り上げている様子が垣間見えた。

「kisS」についての裏話も披露された。他の芸能事務所である「961プロ」の楽曲であるが、今回のライブのコンセプトにあうということで、秋月さんが「直談判してお借りしてきました」と発言すると、観客から大きな歓声があがった。

実際はあちこち援軍を頼んででの困難な交渉*だったとのことだが、秋月さんのプロデュース能力が証明されたと同時に、「事務所は違っても、いい曲は歌い継いでいきたいですね」(秋月さん)、「音楽ってそういうところが素敵ですよね」(三浦さん)と、ふたりのライブもよりよいものになったようだ。

*765プロと961プロはライバル関係にある芸能事務所である(詳細は2027年7月開催の両事務所が激突するライブの速報 、あるいは961プロライブのレポート1レポート2)。なお、設立経緯から両事務所に縁深い人物もおり、またアイドル同士はライバル関係であると同時に親交もある。

「みなさんも歌ってほしい曲、聞きたい曲、教えてくださいね」と突然観客に聞く三浦さんと、「今から言われてもツアーのセトリに入れるのは難しいですよ」と現実的な秋月さん。でも、「今後のライブで検討します」と夢を見させてくれる秋月さんに対し、「その時はまた、交渉、お願いしますね」と三浦さんは全幅の信頼を寄せるのであった。


ふたりが歩むそれぞれの道

さて、ここから罪を待つ夜の街のふたりの女性の生き様の違いが強調されてくる。本稿では初日公演というところもあり、歌詞などの考察は控えめにして、三浦さんと秋月さん、ふたりのパフォーマンスに注目していこう。

M10. arcadia

765プロのアイドル、如月千早さんの楽曲「arcadia」をふたりで歌う。目指す理想郷へ進むべく大地を駆け空を飛ぶ、その勢いを息の合った歌唱とダンスで魅せてくれた。

M11. Discord Area

Discord Area」は、「livE」と同じく秋月さんの、生きることに対する必死さと荒々しさが感じられる歌唱が印象的だ。「livE」は相反する概念をどう受け入れ生き抜くかというテーマであったが、本楽曲は日々変わっていく曖昧さのある世界で選択から逃げないかという詞になっている。「It’s update my livE」だ。

M12. LOST

こちらは三浦さんが歌唱。「あなた」がくれた喜びと、別れた悲しみと、先に進んでいく強さと、そしてこれからの愛と今だけの涙を歌った歌。三浦さんの慈愛に満ちた歌声と、やわらかな笑みで聞くもの見る者を包んでくれる。

なお、「LOST」は「DREAM」と同タイミングでリリースされた楽曲*である。秋月さんが戦いをイメージした「DREAM」を力強く、三浦さんが別れをテーマにした「LOST」をやさしく歌うという対比も興味深い。

*ほかに同時期にリリースされたものとして「THE 愛」という楽曲がある。

M13. New Me, Continued

切なさを感じられるメロディで、誰もが何度も経験している新しい生活に変わるときの寂しさへの共感を誘いつつ、それでも先に進むための後押しをしてくれる曲、「New Me, Continued」を、三浦さんと秋月さんが聞くものに寄り添って歌ってくれる。

「積み重なった 思い出が 力をくれるから」と歌うころには、窓を濡らす雨は止み、光が差し込んでいた。

そして、彼女が選んだ道の標となる星は

朗読

ここで再び、三浦さんによる朗読へ。

詠まれた朗読の一部を抜粋する。

あなたを失ってからわたしはずっとわたしのままでいることが怖かった
でも雨の向こうにあの子の横顔が見えました
まっすぐで、強くて、それなのにわたしと同じくらい寂しそうで

わたしたちはほんの一瞬、すれ違いました
そこに言葉はありませんでした

悲しみはひとつじゃなくていい
どちらもあの人を想っている
生まれ変わってもきっと、あなたと見つけるから

だから今は私のままで歩いてみたい

M14. I Do

いつまでも見守っているよ、生まれ変わっても見つけるよと約束をする歌、「I do」。

三浦さんの歌唱とその表情は、登場人物になりきってなのか、登場人物に向けてなのか。

歌唱が終わると、夜の街を望む窓には「Fin」の文字が現れていた。

朗読

暗転し、雨音が鳴り続ける中、彼女たちの行き先を知りたい観客からはアンコールの声が響く。

その声に応えるようにステージのスクリーンに描かれたのは、時が、季節が巡ることを示す映像。

そして、再び雨が降る夜の街で、三浦さんは物語の中の女性として語る。

以下、いくつかのフレーズを抜粋する。

あの子が隣にいてくれて、何も言わずに歩いてくれて気づく

あなたを忘れないまま 会いたいまま生きていい

あなたといた時間を わたしのなかに連れていくことなんですね


時が動き始めた彼女は、歩き始める。
いつまでも あなたの隣にいると約束をして

M15. 隣に…

ここで三浦さん屈指のバラード、「隣に…」のイントロが流れる。

ここで観客から大きなどよめきが起きたのだが、その対象はイントロに対してだけではない。暗転の中、ライトに照らされた三浦さんの、その髪型に対してもだ。

登場したのは、その髪を腰のあたりまで伸ばした三浦さん。デビュー当初に見られたロングヘアスタイルで「隣に…」を歌い始めたのだ。

歌詞の詳細はぜひ確認してもらいたいが、「隣に…」は、遠いかなたへ旅立ったあなたに対し、生まれ変わっても君を見つけるという言葉に一縷の願いをこめつつ、「側にいると約束したあなたは 嘘つきだね」と喪失を嘆く曲。「I Do」は、「隣に…」に対するアンサーソングとして、生まれ変わっても見つけると約束するから笑ってよと空から語り掛ける曲。

今回のライブでは、「I Do」が先に歌唱され、女性からの約束の言葉を告げてから「隣に…」の歌唱となった。

「側にいると約束したあなたは 嘘つきだね」と歌い終わった後の三浦さんの表情も共に、この楽曲たちを感じてほしい。

MC

「あずささんの歌って、普段の雰囲気とは違う魅力があって、壮大で、世界観にグッと引き込まれますよね」と三浦さんの歌唱を語る秋月さん。「あずささーん」との声に呼ばれて登場した、ヘアアレンジを解いた三浦さんは、ここまでのパフォーマンスに心を震わされた観客から盛大な拍手と歓声を受けた。

正しい答えがあるのではないか、間違えない選択があるのではないかと思っていたと語るふたり。しかし選んだ道にも後悔があり、選ばなかった道にも未練があると秋月さんは述べた。本公演を通じて思うところがあったようだ。

今回のtwin liveでは、「みなさんの想像がぶわーっと広がる」よう、ポエトリーという形式をとったという秋月さん。共に話し合い作り上げた三浦さんも「私たちふたりにしか紡げない」ものになるよう頑張ったという。

M16. Binary Star

そんな話題に続いて歌われたのは、このtwin liveのために作られた主題歌とも言える、この日が最初の披露となる楽曲、「Binary Star」。Binary Star=連星、つまり共通の重心のまわりを回っている2つの星を示すタイトルを持つこの曲は、三浦さんがポエトリーの中で語った彼女と、おそらくこの後の公演で秋月さんが語るであろう彼女の関係を示すのだろうか。

ステージ後ろのスクリーンには、北極星をめぐる星々が描かれていた。ちなみに、連星はふたごぼしとも言う。

MC

歌唱が終わり、最後にふたりは来場者・配信視聴者に手を振りながら挨拶。秋月さんの「おおきにー」という関西弁に「でんがなー」と続けてしまう三浦さんと、きっちり「まんがなー」と返す秋月さん。さらに通天閣ポーズを取る三浦さん*に大阪城ポーズで対抗する秋月さん、はける方向を間違える三浦さんを正しい方向に呼び寄せる秋月さんなど、これまでのライブの雰囲気とは打って変わった、くだけた雰囲気で今回のこの日の[OSAKA SILENTCITY LOVE]公演は幕を閉じた。

通天閣(左)
大阪城(右)

*2026年8月9日公開の「双海 亜美・双海 真美 twin live “ ふたごぼしのつばさ ”」 [ワクワクフタリボシ]公演のレポート記事で「通天閣や太陽の塔をジェスチャーで示すアイドルはなかなかいないぞ……。」と書きましたが、翌日開催の本公演で三浦さんが通天閣ポーズを取りました。お詫び申し上げます。

比較的抑えた表現の「livE」や喪失を優しく歌う「LOST」の後に、「I DO」「隣に…」で物語に出てくる女性の生き方を表現した、[OSAKA SILENTCITY LOVE]公演の主役の三浦さん。では、この日「DREAM」「livE」「Discord Area」で強く戦うよう歌唱した秋月さんは、続く8月14日の[NAGOYA MISTY NIGHT]公演で自身が演じる女性をどのように表現するのか。

また、本公演で「ふたつの星」などの表現がでてきたことにより、dual twin liveとして共にツアーを行う亜美さん真美さんの「ふたごぼしのつばさ」との関係も気になるところだ。

本公演のセットリストは下記画像の通り。

https://x.com/imas_official/status/2085697486493200604 より

本公演はYouTubeのアイドルマスターチャンネルにて冒頭2曲までの無料配信がされている。また、2026年9月27日(日)までアソビステージにて、アーカイブ配信もされる。

8月14日(金)開催の名古屋公演、8月27日(木)・8月28日(金)開催の東京公演の現地チケットも販売中だ。

©窪岡俊之 THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

(TEXT by tabata hideki)  

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●関連リンク
dual twin live tour 双海 亜美・双海 真美 twin live “ ふたごぼしのつばさ ” / 三浦 あずさ・秋月 律子 twin live “ つみまつよるまち ”