アバターアワード2020の受賞者が発表 最優秀賞に祥介さんの「藤ヶ峰りお」

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VRMコンソーシアムは13日、ニコニコ生放送にて「アバターアワード 2020」の授賞式を開催し、各賞の受賞者を発表した。本記事でイベントの内容や各賞の受賞作品について紹介する。

「アバターアワード 2020」は独創的な進化を続けるアバター文化の振興とクリエイターの社会的認知度向上を目的としたイベント。Twitterで作品の募集を行い、411点の応募があったとのこと。審査員は、ファッション誌「ViVi」や「VOGUE GIRL」などを手がけてきたファッション・クリエイティブ・デザイナーの軍地彩弓さん、「涼宮ハルヒ」シリーズの挿絵を担当するイラストレーターのいとうのいぢさん、「ソードアートオンライン」の編集者である三木一馬さん、アニメ「輪るピンクドラム」や「さらざんまい」を手がけた幾原邦彦さんなど、様々な分野で活躍するクリエイターが務めた。

●最優秀賞
「藤ヶ峰りお」(作者:祥介さん)

審査員のいとうのいぢさんは「候補作品の中でも色や表情に主張や力を感じました。」と評価した。また、三木一馬さんは「アバターデザイン以上の躍動感と実際にいそうな女の子の動きをしていて、人らしさを感じた。」とコメントした。

優秀賞、最終ノミネート作品には以下の作品が選ばれた。

●優秀賞
「田中桔梗」(作者:田中桔梗(ききょうぱんだ)さん)

「チェルシー」(作者:ぼたもちさん)

「薄紅はるか」(作者:みどりねこさん)

「盃 ないぎ」( 作者:盃( さかずき)ないぎさん)

●最終ノミネート作品
・「千歳ゆうり」(作者:千歳ゆうりさん)
・「惑星ちる」(作者:惑星(まどぼし)ちるさん)
・「クロイニャン」(作者:クロイニャンさん)
・「bluerose」(作者:ほにほに童子さん)
・「紫鳥(Zǐ niǎo)」(作者:ダイゴさん)
・「猫面のタマ吉」(作者:猫面のタマ吉さん)
・「ハスサブロー」(作者:tonoshakeさん)

「主催者特別功労賞」には、キズナアイさんが選出。同賞は、日本の独創的なアバターやバーチャルYouTuberなどの存在を一般にも広く知らしめ、アバター文化の発展に最も貢献したバーチャルキャラクターを表彰するもの。

受賞したキズナアイさんは「たくさんのことにチャレンジをしたり、活動をし続けていることが少しでも皆さんに伝わっているんだなぁと実感できて、とても励みになっています。もっともっと世界中のみんなとつながっていき、私のビジョンのように大切にしている言葉”hello,world”を体現し、もっと皆さんの日常が彩られるように思いっきり未来志向で突き進んでいきたいと思います。」とコメントした。

また、来年には「アバターアワード 2021」を開催することを発表した。なお、今年の全応募作品についてはTwitterのハッシュタグ検索「#AvatarAward2020」から見ることができる。

(TEXT by Nagisa Ito )

●関連リンク
アバターアワード2020公式サイト
授賞式(YouTube)
授賞式(ニコニコ生放送)