ウェザーニューズは14日、「ARお天気シミュレーター」の提供を開始。App StoreとGoogle Playにて無料でダウンロードすることができる。アプリの起動にはiOS13以上の対応端末、またはGoogleのAR Core対応端末である必要がある。
本アプリは今いる場所で雨や雪などの天気や浸水などの災害をスマートフォンで擬似的に体験できる。拡張現実(AR)技術を活用し、目の前に雨や雪の降る様子や、目の前が浸水した様子を視覚的にわかりやすく表現。リアルに体感することができるという。
雨・雪モードの「シミュレーション」では、雨や雪の強さを任意に設定してスマホの画面に再現。雨は0.5mm/h~100mm/hの雨の強さを1mm/h単位で、雪は0.5cm/h~10cm/hの雪の強さを1cm/h単位で設定する。また、位置情報を利用した現在地の実況と、予報に基づいた天気の変化をARで確認できる。
浸水モードの「シミュレーション」では、任意の深さを選び目の前に水があふれた様子を再現。深さは10㎝単位で設定可能だ。現在地の位置情報から、想定しうる最大規模の降雨で河川が氾濫したときの浸水も確認できる、
天気予報における降水量は数字だけではイメージしにくいが、ARにより視覚で実感できる。浸水モードでは自宅や勤務先に水が入ってきたときのイメージを表示する。これを用いて避難経路の計画や家財道具の移動などの対策を行い、防災意識を向上するのが目的だ。
(TEXT by Nagisa Ito )