お台場でAR体験 森ビルとNTTドコモ、3/12〜14にAR空間提供の実証実験を実施

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森ビルとNTTドコモは9日、ARクラウドおよびデジタルツイン技術を活用した現実の空間とデジタル情報を融合させる実証実験を実施すると発表した。期間は3月12~14日、お台場ヴィーナスフォートにて、2Fフロア内噴水広場から教会広場を使用する。


ARクラウドは現実空間にひも付くさまざまなコンテンツをクラウド上に保存、共有するための技術。ARクラウドを活用するとスマートフォンやグラス型デバイスを通じ現実空間にコンテンツを重ね合わせて提示できる。また、デジタルツインは現実世界の場所、物、事、人をデジタルデータ化し、仮想空間で現実世界と一致する3D映像を構築する技術だ。


体験者はウェアラブルデバイス「Magic Leap1」やタブレットを介し、ARクラウド技術により現実世界に浮かび上がる街の情報、交通情報、広告やクーポンなど、場所に応じた情報をリアルタイムに受け取り、ARを活用した新しい形のショッピングを体験できる。

また、天使などのキャラクターが現実空間の各スポットで登場し、アイテムを受け取りながら教会広場のドラゴンを倒すフィールドゲームも体験可能。

NTTドコモでは昨年より5G対応の料金プラン5Gギガホ、5Gギガライトや5G対応スマートフォンの提供を開始。5Gサービス提供開始に伴い、昨年7月から8月にはバーチャルシンガー花譜とコラボし、AR、VRを用いて5Gをイメージした展示の鑑賞や他ユーザーとの交流ができるオンラインイベントなどを開催してきた(関連記事)。


森ビルとドコモは、本実証実験を通じて得られるさまざまな知見を活用しながら、リアルとデジタルの実用的な融合を模索し、より便利で豊かな都市空間の実現をめざしていくとのことだ。

(TEXT by MASAHIRO MINAMI)

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