総会はVRChatで 世界初のVRSNS消費者団体「NPO法人バーチャルライツ」が設立

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VRChatをはじめとしたVRSNSで活動するすかねき氏は、29日に「NPO法人バーチャルライツ」(千葉県県生文司令第1688号)を設立した。

「NPO法人バーチャルライツ」は、VRコンテンツ利用者の安全・自由・権利の保護、VR文化発展に寄与することなどを目的としたNPO法人。法人は、2月15日に「特定非営利活動法人の設立に係る認証の申請」を千葉県に提出。同申請は27日に承認され、29日に千葉県法務局へ登記申請を行い、法人設立に至った。同法人によると、日本初、世界初のVRSNS消費者団体だという。

代表のすかねき氏は、昨年12月のツイートで、「VR文化の発展を目的としたユーザー主体のNPO法人」の設立を示唆。同月に法人の活動の拠点となっているDiscordサーバーを立ち上げていた。設立までには、関連役所に総会をVR空間上で行うことについて相談を行い、実際に1月31日にはVRChat上で「NPO法人バーチャルライツ設立総会」を行うなどVRのNPO法人らしい取り組みを行っている。

今後は、VR空間でのイベント開催に対する支援、VR講演会、VRの文化紹介などを予定しており、昨年12月のツイートでは、中長期的な目標としてxR関係の無料職業斡旋などを掲げている。

同法人へは、Discordサーバーへの参加で誰でもVR会員になることができる。VR会員は、参加費や本名を公開する必要はなく、議決権もない。

一方で、本名など必要事項を申請し、入会金を納入することで正会員、賛助会員になることもできる。正会員はNPO法上の社員で、会員の位置付けの中では、唯一議決権を持つ。賛助会員は議決権はないが、同法人の支援が可能だ。

(TEXT BY ツナ津

●関連リンク
NPO法人バーチャルライツ(Twitter)
NPO法人バーチャルライツDiscordサーバー