アイドル部・八重沢なとりが引退配信 「数あるVTuberさんの中から私と出会ってくれてありがとう」

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27日、アップランドが運営するVTuberグループ「アイドル部」に所属する八重沢なとりさんが引退配信を行った。

既報にもあるとおり、アイドル部は現メンバー10人全員が卒業という形となり、半数は引退。半数は引き続き.LIVEで活動することが明らかになっている。

引退配信では、待機画面からすすり泣く声が聞こえていた。配信中には、「数あるVTuberさんの中から私と出会ってくれてありがとう。今日まで推してくれて本当にありがとうございました」と丁寧に感謝の気持ちを伝えるも、自身も大のVTuberファンであることから「今自分がどんなことをしてるかって分かるから、胸が苦しくなる」と彼女なりの辛さを語る一幕もあった。

また「今まで通りの配信を」とのことで、今までの活動を振り返ながら、彼女を象徴付けたゲームの1つ「QWOP」に言及した。同ゲームは、キーボードのQとWとOとPのキーを押して選手を走らせてゴールを目指す内容で、難易度の高さでも知られている。八重沢さんは初期にこのゲーム実況を行い、その滑らかなプレイでファンを惹きつけた。また、2020年には「QWOP」でフルマラソンを行う耐久配信を35時間行っている。

特技であるイラストについては、KADOKAWAから出版した絵本「ぼくがまもってあげる」や、同じアイドル部所属のカルロ・ピノさん著作の「ぴのらぼ」シリーズで挿絵やイラストを描いていたことについても言及(関連記事)。「子供に向けた絵は極められたような気がするので、男の人をしっかり描けるようになりたい」などと3年間の積み重ねに触れた。

そうして最後に歌った歌は、HoneyWorksの楽曲「ファンサ」。ファンから歌って欲しいと何度もリクエストされていたことに応えて、この選曲にしたという。歌の途中では「終わりが近づく」など別れを思わせる歌詞が続き、涙を隠せない様子となった。最後は、彼女がオーディションから今に至るまでの3年を表現した動画で物語の終わりを迎えた。

 
(TEXT by ツナ津)

*お詫びと訂正:初出時、絵本のタイトルが一部間違っておりました。訂正してお詫び申し上げます(2021年4月29日18時10分)

 
 
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