ドイツで小鳥遊キアラさんのファンミーティングに行ってきた(ミニインタビューあり)

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「DoKomi」の開会式で紹介される小鳥遊キアラさん

皆さんこんにちは。ドイツ・フランクフルト在住のライター、Katahoです。

「ホロライブEnglish」に所属するVTuber・小鳥遊キアラ(たかなし きあら)さんはドイツのリアルイベント「DoKomi」(ドコミ)でファンとの交流を楽しみました。今回はその模様をレポートします。

前回は、ドコミのイベントの雰囲気や小鳥遊キアラさんのライブの様子をお伝えしました。その際、小鳥遊キアラさんはライブのほかに、ファンに向けて「ミートアンドグリート」も実施しました。ファンミーティングや交流会とも呼ばれ、アーティストとファンが交流できるイベントです。バーチャルな存在であるVTuberとファンがリアルイベントで交流するとは、どういったものなのでしょうか? 実際のその様子を見に行ってきました。

この「ミートアンドグリート」は、ファンが順番に小鳥遊キアラさんと1対1で少しの間、お喋りができるというものです。人数が限られていて事前の申込みが必要だったこと、ドコミのチケットが完売していたことを考えると、参加できたファンはかなりラッキーだったのではないでしょうか。

ファンミーティングに集まった小鳥遊キアラさんのファン

ファンに聞く小鳥遊キアラさんの魅力

指定された部屋に行くと、すでにファンが並んでいました。スタッフの案内でひとりずつ入室して交流を楽しむわけですが、扉の前で待っているときは緊張のためか表情も固い人が多かったです。それが部屋から出てくると一変、非常に幸せそうな表情になっていました。

ファンは小鳥遊キアラさんやVTuberをどう思っているのでしょうか?

昔からの知り合いに会ったようだったと語るユニウスさん

「緊張したけれど、昔からの知り合いに会ったようだった」と語ってくれたのは、ニーダーザクセン州から来たというユニウスさん。日常の話題について話したそうです。小鳥遊キアラさんの魅力について尋ねたところ、キャラクターの設定の面白さが成功につながったと分析し、「エネルギッシュなところとモチベーションの高さが良いです」と語ってくれました。

ファンのコミュニティーがとてもフレンドリーだと語るカーンさん

ハイデルベルクから参加したカーンさんによると、小鳥遊キアラさんの魅力のひとつは、「ファンのコミュニティーがとてもフレンドリー」なことだそうです。一緒に成長している感覚を得られるのがVTuberによる配信の面白さだと教えてくれました。

ファンミーティングの感想を聞いてみると、「至って普通、でも素晴らしい会話でした。本当に普通に友だちのようでした」と冷静に振り返っていたのが印象的でした。偶然かもしれませんが、二人とも小鳥遊キアラさんのことを親しい友人のように感じていたのが興味深いですね。

小鳥遊キアラさんミニインタビュー

そしてなんと、「ミートアンドグリート」のあと、小鳥遊キアラさんに取材する機会を得ました。というわけで色々と質問してきました(インタビューは取材時のメモを元に再構成したものです)。

──ドコミの印象は?

小鳥遊キアラ(以下キアラ) 実は今年が初めてではないんですよ。プライベートでは何回も来ていました。お気に入りのイベントで、毎年楽しみにしていました。

──VTuberとしてリアルイベントに参加するのは初めてですよね?

キアラ はい。特に「ミートアンドグリート」は自分からリクエストしたものです。日本の「ホロライブ」を見てやりたいと思いました。このような経験ができて夢のようです。特別な思い出になりました。自分にとってはいつものドコミとは違うけど、いつもと同じように楽しいです!

──なぜドコミに参加しようと思ったのですか?

キアラ 「ホロライブEnglish」では英語を話しますが、私の母国語はドイツ語です。ドコミに行きたいと思っていたし、ドコミも来てほしいと思っていたのかも。ここはドイツ語なのでいわば「ホーム」、母国語だと安心です。ファンとの距離も近く感じます。

──今後のイベント参加の予定は?

キアラ 今後はヨーロッパの他の国のイベントにも行ってみたいです!

* * *

というわけで、インタビューはあっという間に終了しました。小鳥遊キアラさんはいつもの配信と同じ調子で、非常に元気よく質問に答えてくれました。インタビューしたファンの人たちが口々に語っていた「昔からの知り合い」や「普通に友だちのよう」という感想に、筆者も頷かざるを得ないと感じました。

小鳥遊キアラさんはドイツでもファンに元気を与える存在でした。彼女が今後、ドイツや周辺国でどのような活動をするのか、これからも注目していきたいと思います。

小鳥遊キアラさんにインタビューする筆者

(TEXT & PHOTO by Kataho

<著者プロフィール>
ドイツゴチョットワカル系ライター&コーディネーター。ドイツ・フランクフルト在住。ドイツのオタクイベントでの遭遇率が高い人。日独オタク文化交流がライフワーク。