バーチャルシンガーのsomuniaさんは、10月1日にFictyが展開するIPプロダクションより独立し、今後はフリーで活動することを発表した。
somuniaさんは、インターネットを中心に活動するバーチャルシンガー。現在、その活動は2018年8月以降の内容がファンなどに知られているが、somuniaのプロジェクト自体は2017年から存在している(SoundCloudでは、現在のプロジェクトのかたちになる以前のsomuniaの活動を確認できる)。
2018年8月以降ではオリジナル曲やカバー曲を歌う音楽活動を主軸に活動しており、ささやくような歌声や独特な話し方、「インターネットのどこかにある部屋で歌っている」世界観などから人気を博し、10月1日には「twinkle night feat. somunia」がYouTube再生回数400万回以上を突破。同楽曲は太鼓の達人シリーズにも収録されている。2021年8月には、コンポーザーのAiobahnさんがプロダクトし、somuniaさんが作詞、歌唱を担当した「wish (ft. somunia)」を発表した。
一方のFictyは、2019年3月14日にsomuniaさんのプロデュースに参画。KAI-YOUによると、Fictyは2020年7月21日にはsomuniaの運営体制の変更を発表しており、今回の独立に至るまでエージェントとして活動サポートしてきた。Fictyは、幅広いIP展開の支援を目的に、2020年にはKAMITSUBAKI STUDIOが展開していた展示型店舗、3.5Dの展示「CONNECTED OVER THE DIMENSION」展のコラボレーションを実現させた。somuniaさんは運営体制を変更して以降はInstagramやネットラジオをはじめとする新たな取り組みを行っていた。
今後の活動では、11月以降に本格的に再始動を予定している。グッズ販売をBOOTHに移行、ネットラジオを展開するなどしてきたFANBOXはリニューアルを予定しているほか、新曲も鋭意制作中とのこと。
「somunia」を発見して以来、活動をサポートし、Twitterの公式アカウント・somunia infoを更新している███さんはTwitterで「これから先も、彼女自身が考え、創り、そして選んできたことを静かに見守り続けたいと思います」とコメントしている。somuniaさんは発表同日のYouTubeライブで変わらず活動を続ける旨を話していた(現在アーカイブは非公開となっている)。
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