RIOT MUSIC、長瀬有花の1stバースデーオンラインライブ2022 「Alook」オフィシャルレポートを公開

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Brave groupは2月20日、同社の運営するバーチャルアーティストプロダクション「RIOT MUSIC」に所属する長瀬有花さんの1stバースデーオンラインライブ2022 「Alook」オフィシャルライブレポートを公開した。RIOT MUSICは、2020年4月に歌唱コンテスト「RISING HOPER」にて優勝した道明寺ここあさんが加入したことでスタートした音楽事務所。その後5月に芦澤サキさんが加入。6月にバーチャルアーティストオーディションを実施し、その結果9月に松永依織さん、長瀬有花さん、凪原涼菜さんが所属している。

なお、本ライブは2月27日18時より、特別編集版「VHSエディション」としての再配信が決定している。こちらは、すでに同ライブの限定チケット(Alook.チケット、【再販】止まる。チケット、止まる。チケット、TOMARU。Ticket【OVERSEAS(Streaming Ticket)】)を購入済みの場合は無料視聴が可能。それ以外に関しては、本日14時よりこちらの販売ページにて3500円(税込)でチケットの販売を開始している。「VHSエディション」に関しては、配信後三日までのアーカイブ視聴が可能とのことだ。下記がその概要となる。

●長瀬有花1stバースデーオンラインライブ2022「Alook」特別編集版「VHSエディション」再配信概要

日程:2022年2月27日(日)
開場:17:30
開演:18:00
チケット販売開始:2/20 14:00~
購入先リンク:https://riotmusic-live.ZAIKO.io/_item/345311
ライブ特設サイト:http://Alook..riot-music.net/

チケット情報
●VHSエディション:3,500円                
・Streaming Ticket            
・アーカイブ視聴期間3日間

以下に、ライブレポートの全文を紹介する。

オフィシャルライブレポート

長瀬有花1stバースデーオンラインライブ2022 「Alook」が2022年2月17日(土)に開催され、大盛況の内に幕を閉じた。

ライブでは独自の空間によりそれぞれの曲ごとにマッチしたオブジェクトやライティング等、バーチャルならではの表現が光る「漂流次元教室」パートと生バンドを迎えた後半パートといった構成により次元の垣根を超えるライブとなった。

ライブ中では「新しい姿」のお披露目があったり、新進気鋭のトラックメイカー「サ柄直生」による完全新曲の初披露があったりとファンにとってのサプライズも散りばめられた内容になっている。

翌日にはRTキャンペーンや今回ライブの「VHSエディション」の配信発表もあり、「Alook」の興奮はまだまだ続くだろう。


ファンと歩んだ1年間を「時間」というコンセプトに集約しバーチャル空間内に存在する「漂流次元教室」で表現するライブとして企画された長瀬有花1stバースデーオンラインライブ「Alook」。
開場時間となり表示された待機画面から否応なくライブへのテンションが上がる中、開始時刻が近付くと画面にはVHSを思わせるノイズが走る。
そして何者かがカメラ自体を持つような動きがあったかと思うと、気付けば視聴者は不思議なステージへ誘い込まれていった。


宇宙飛行士やトカゲといった印象的なオブジェクトを写す中、発売されたばかりのアルバム「a look front」でも1曲目だった「fake news」からライブがスタート。
この日のために用意された不思議なステージとともに最初の曲を終えると、
長瀬有花は「ぴーんぽーんぱーんぽーん」から始まるいつもの挨拶とともに「Alook」の開幕を告げた。


MCもそこそこに、「ライカ」のイントロが始まるやいなや、テレビや教室内の物が浮遊しだしたり「オドループ」や「YONA YONA DANCE」ではLEDのような光のラインやミラーボールを思わせるネオンが光り輝く。

更に続けて披露していった「ハイド・アンド・ダンス」ではたくさんの提灯が出現していき、いかにこのステージが自由で不思議な空間なのかを視聴者目線でも感じることができた。

4曲続けてのダンスナンバーを終えて、気付けば制服になった長瀬有花は「Alookにお越しいただき本当に、本当にありがとうございます」と最初のMCを始める。

MCの中ではこのステージが「漂流次元教室」という空間であること、ここは2次元や3次元といったあらゆる境目が曖昧で、私達視聴者の行き着く次元にも繋がっていることが明示されていく。
そして、ここで視聴者の想いが具現化した存在である「次元融合装置(試作)」としてテレビやトカゲ、洗濯機としてステージに出現。

これは10部限定として販売するも即完売してしまった「Alook.チケット」の限定特典として用意されたもので、それぞれには視聴者の名前が記されていた。

MC終盤「この次元の新しい姿とともに歌わせて頂きます」という一言とともに長瀬有花にとって最初のオリジナル曲「駆ける、止まる」が始まったかと思うとここで「二次元の新しい姿」を初お披露目。
もちろん事前に知らされていなかったサプライズには視聴者も驚きと喜びが入り交じり、コメント欄も一気に盛り上がりを見せる中、続けて「水星」のカバーをメロウに歌い上げた。

漂流次元教室も夜が明け、窓からは光が差していく。

これを受けて長瀬有花は「就寝時間がやってきましたね。しかしまだまだ次元融合ライブは続きます。力を抜いていいのは肩の力のみですよ。まぶたの力は抜かないでくださいね」とクスリと来る言葉をかけてくれる。

ライブも中盤に入るところで「琥珀色の街、上海蟹の朝」、ゆるさのあるかわいらしいアニメーションMVも話題の「とろける哲学」から往年の名曲「空耳ケーキ」のカバーと独特の世界観を持つ楽曲を続けて披露。
机や椅子が目立つ今までと比べるとスッキリしたシーンに変わったかと思えば、カットごとにオブジェクトがまた増えていったりとバーチャルならではの演出が光っており、見るものを飽きさせない。


3曲続けて歌い上げた後、MCに入ると長瀬有花は

「長瀬有花は、あなたの次元に顕現することによって永遠を失いました」
「一つの次元にとどまり、時間という概念から断絶された長瀬有花という存在を求めていた人もきっといたと思います」
「それでも次元を超えることを選んだのは、皆さまと同じ時間を生きて、皆さまと同じ景色をみて、同じ音を聞いて、同じ匂いをかいで、そんな同じ次元を共有することが二度と戻らないかけがえのない時間を作ることだと思ったからです」とバーチャルとこちらの次元を行き来する存在としての想いを視聴者に語る。
更に重ねて「自分は歩み続けたいと思います。歩き続けます。永遠に残る思い出を限られた時間の中で作り続けていきましょう。世界が長瀬に染まるまで」

とこれからの決意を示した。


MCが明けると「新しい姿」に続くサプライズとして完全新曲「かたどられたばしょ」を披露。

こちらは新進気鋭のトラックメイカー「サ柄直生」による楽曲で、グリッチ音と合わせて映像にもVHSを思わせるノイズが入るなど、音と絵の両面に挑戦的な表現の光る一曲となっており、今後のリリースが期待される。
新曲から間もなく「漂流次元教室」のオブジェクトのほとんどがオレンジ色のアウトラインのみになり「異世界うぇあ」を続けて心いっぱいに歌い上げる。

今回ライブの直前にはYouTubeでMVも公開されており、視聴者からのコメントも盛り上がりを見せた。

歌い終えると長瀬有花はお辞儀をした後に画面へ近づき、カメラを持ち上げて教室の外へ向かい画面は暗転。
緊張が高まる中、現れたのは「続きを観ますか?」というアラート。

そして画面上のマウスカーソルがOKをクリックすると「次元情報を収集しています」というローディングが入りブルースクリーンから暗転。

すると舞台は「こちらの次元」における体育館のような場所へ変わった。


まるで文化祭の軽音楽部のような雰囲気さえあり、バックバンドのサウンドチェックが響く中、長瀬有花はマイクに立ち、ギターを構える。

そこで披露されたのは昨年発売されたアルバムにも収録されていた「ずるいよね」。
途中のMCにて「このまま皆さまの次元にお邪魔できるかもしれませんね」と長瀬有花は触れていたが、その言葉通りここから生バンドを従えた今回最後のパートへ移っていく。

ギターを置き、バンドメンバーも含め全員が後ろを向いたかと思うと続けて「新宝島」のカバー続けて披露。


始まる前のポージングから期待も高まっていたのかイントロが始まった時点で視聴者の盛り上がりは最高潮となった。

MCに入り長瀬有花は「Alook、ご覧いただきありがとうございました。これからもあなたと同じ時間を歩いていきます」とただシンプルに自信の気持ちを伝え、最後の楽曲「オレンジスケール」を披露。
原曲のふんわりとした雰囲気はそのままに、バンドが入ることで更に広がりが増したアレンジは正に最後に相応しい一曲となった。

最後、長瀬有花は言い残したことはないとばかりに「ありがとうございました。長瀬有花でした。また新しい次元でお会いしましょう」とシンプルな一言でこのライブを締めくくった。


以前よりバーチャルアーティストとして垣根を越えた表現を配信やMVで重ねてきた長瀬有花だったが、今回は文字通り「次元の垣根を越えたライブ」としてまた独自の表現を更新していったのではないだろうか。
今回ライブのキャッチコピーである「あなたと同じ時間を、歩いていますよ」という言葉の通り、長瀬有花はこれからも私達と同じ時間を「歩く」のだろう。

そして現在、今回の「Alook」開催を記念してRTキャンペーンとダイジェスト動画が公開されている。
RTキャンペーンでは長瀬有花のTwitetrに上げられたダイジェスト動画のツイートに、見どころや感想をハッシュタグ「#Alookはいいぞ」と供に引用RTすることで参加が可能となっており、抽選で選ばれたファンには「記念賞状」がプレゼントされる。

更に2022年2月27日には特別編集版として「VHSエディション」の配信がZAIKOで、更にその同時視聴配信が長瀬有花のYouTubeチャンネルで行われる。

詳しい情報や今後の活動はRIOT MUSIC公式サイト、長瀬有花公式Twitterをチェックしてほしい。


長瀬有花1stバースデーオンラインライブ2022 「Alook」
2022年2月19日(土)セットリスト

1.fake news
2.ライカ
3.オドループ / フレデリック(カバー)
4.YONA YONA DANCE / 和田アキ子(カバー)
5.ハイド・アンド・ダンス
6.駆ける、止まる
7.水星 / DAOKO(カバー)
8.琥珀色の街、上海蟹の朝 / くるり(カバー)
9.とろける哲学
10.空耳ケーキ / Orange & Lemons(カバー)
11.かたどられたばしょ(新曲)
12.異世界うぇあ
13.ずるいよね
14.新宝島
15.オレンジスケール

リリース情報

長瀬有花「a look front」(読み:ア・ルック・フロント)

2022年2月17日(木)リリース
RMI-0001
CD定価:2200円(税込)
RIOT MUSIC公式オンラインショップにて購入可能
※一部CDショップ等でも順次取り扱い予定

1. fake news
作詞曲編曲:歩く人
Music Video
2. 駆ける、止まる
作詞曲編曲:高城みよ
Music Video
3. とろける哲学
作詞:ねこみ 作編曲:ねこむら
Music Video
4. ハイド・アンド・ダンス
作詞曲編曲:Kazuki Yamamoto
Music Video
5. ライカ
作詞曲編曲:ワタナベタカシ
Music Video
6. 異世界うぇあ
作詞曲:Viviα 編曲:Viviα, 神村紗希
7. オレンジスケール
作詞曲編曲:いよわ
Music Video
8. 駆ける、止まる(2)
作詞曲編曲:高城みよ

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