FOVEは3月14日より、視線追跡機能を搭載した自社開発のVRヘッドセット「FOVE0」を活用したVR視線記録/分析アプリケーション「FOVE Gaze Analyzer」の機能アップデートと月額サービスプランの提供を開始した。
「FOVE Gaze Analyzer」は、2021年10月にベータ版の提供を開始して以来、視線データを可視化して分析を行いたいというニーズを持つ学術機関や事業会社などからの反響を受けていた。今回、ベータ版で受けたフィードバックを反映し、UI/UXの大幅に加え、興味・関心領域解析などの新機能を追加し、月額プランでの正式提供を開始する。
●サービス詳細 https://fove-inc.com/product/gaze-analyzer
主な新機能
■興味・関心領域解析
360度映像内に任意の興味・関心領域(Area of Interest)を設定することで、何秒後にユーザーの視点が同領域内に入ったか、同領域内に視点が合計何秒間留まったかなど、視線分析に有効な複数の定量的指標がユーザーの映像視聴中にリアルタイムに算出する。
■視線データの出力
視線情報の生データやアノテーション分析の定量データをCSVファイルへ出力したり、ヒートマップ(視点データの値を色や濃淡として可視化)やゲイズプロット(視点がどの位置をどの順番で動いたかを可視化)分析の映像を任意のシーンだけを切り取ってMP4ファイルへ出力するなどが可能。
提供プラン
■スタンダードプラン:月額4万9800円(税別)
既にVRヘッドセット「FOVE0」やVR対応パソコンを所有しており、視線分析アプリのみを利用したい人向けに、本アプリ「FOVE Gaze Analyzer」のみを提供するプラン。
■レンタルプラン:月額7万9800円(税別)
本アプリ「FOVE Gaze Analyzer」に加えて、VRヘッドセット「FOVE0」とVR対応ノート型パソコンをパッケージにして月額レンタルにて提供するプラン。
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