千葉翔也・芹澤優による生朗読劇、YuNiのライブなど盛りだくさん! VRゲーム「ディスクロニア: CA Episode II」発売記念イベントレポート

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MyDearestは12月8日、VRゲーム「ディスクロニア: CA Episode II」の発売直前記念イベントを、渋谷のLOFT HEAVENにて行い、YouTubeでも第1部を無料で生配信した。同タイトルの発売日は12月9日午前3時で、イベントはその前日にあたる12月8日20時から開始。アメリカ時間に合わせたため、深夜のリリースとなったそうだ。

本イベントでは、登場キャラクターの声優を担当した千葉翔也さん(ハル・サイオン役)と芹澤優さん(アイリ・クローバー役)が司会進行を務め、 総合プロデューサーの岸上健人さんと梅田慎介さん、 ディレクターで原案・シナリオの末岡青さんが登壇。VシンガーのYuNiもエピソードテーマソングをライブ映像で披露した。

ディスクロニア:CAとは、「東京クロノス」「アルトデウス:BC」に続くクロノスユニバースの最新作で、プレイヤーは、「特殊能力を持つ犯罪捜査官・ハル」として、殺人事件の捜査を行うというストーリーだ。

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主人公でプレイヤーのハルは記憶のないキャラクターで、声優を担当した千葉さんも、ハルの過去をあえて聞かないまま演技に臨んだと言う。左手で触れたモノから過去にダイブでき、謎が解明されていく。キャラクターデザインではネタバレが伏せられつつも、容姿に物語と紐づくポイントがあるらしい。

芹澤さんの演じるアイリは、ご本人曰く「かなりやばいやつ」だそうだ。ただし、存在自体がネタバレのようなキャラクターで、TwitterなどのSNSで宣伝コメントを求められると困ってしまうと苦笑した。

ディレクターで原案、シナリオの末岡さんを交えたトークショーでは、千葉さんはVRゴーグルを手に、収録後にスタッフとプレイしたと語った。EpisodeⅡは前作に比べ、ゲーム難易度も上がっている。「千葉さんかなり死んでましたよね」という末岡さんの言葉に、客席からも笑いが起こった。

芹澤さんからは、「対の鍵」「第二の殺人事件」「ハルの過去」という3つのキーワードについて質問が行われ、核心を避けながらも、末岡さんが解説。左右の手でコントローラーの役割が違うことがゲームの大きな特徴となっており、「VRならではのクライマックス映像にも見どころがあるので、注目して楽しんでほしい」とも語った。

他にも、登場人物の声優陣が発表されており、鬼頭明里さんの演じるリリィは、前作だとサポートに近い役回りだったが、今回は少し違うと末岡さんは言う。

Episode Iでは、遊べば遊ぶほどに謎が増えていったが、今回は各パートがハルの過去に紐づき、それをプレイヤーがハルとして知っていき、謎は明らかになっていくそうだ。公式ディスコードでは、攻略資料を手に入れることができる。

今回の最新作は、末岡さん曰く「かなりショッキングな展開」になっており、メインビジュアルはそれに合わせ、前作が青トーンなのに対し、赤を基調として「激動」をイメージさせる色合いを開発側でオーダーしたそうだ。モチーフは「壊れた時計」になっている。

イベント中には、ステージを赤く演出し、芹澤さんと千葉さんの声のみによる朗読劇も行われ、ファンたちを賑わせた。

相談コーナー・メンタリングプログラムでは、芹澤さんと千葉さんが、ファンから事前に募集していた質問に回答。

「記憶力が良く、オチを知っている作品を楽しめない」という悩みに千葉さんは、「(記憶がない)ハルの気持ちも考えて」と冗談で会場を沸かせつつも、「僕もネタバレを忘れられないタイプで、一度しか楽しめないかも」と共感。芹澤さんはコンテンツを何度も観たり聴いたりして楽しむことができるそうで、話し合った結果「嘘のオチを考えてノートなどに書き、記憶を塗り替える」という斬新な解決法が考案された。

「仕事での司会進行など、責任がある役割が苦手」という質問には、「前向きになれるコツ」として、本イベントのメイン司会を務めた芹澤さんが答えることになり、元から人の前にでることが嫌いではない性格だと言いつつも、「誰かが助けてくれるという気持ち」が大切だとアドバイス。千葉さんからは「準備を頑張る」という自分のスタイルを語った。

そして、「ゲームガチャなどの衝動買いをやめたい」という質問者には、自分たちに置き換えて考えた結果、「気持ちがあるうちはやっちゃおう!」と双方一致で明るく答えた。

本ゲームの楽曲は、バーチャルシンガーが担当。シリーズテーマソングをホロライブ所属の星街すいせいさんが、各章エピソードテーマソングを、トイズファクトリーのYuNiさんが歌っている。各エピソードでそれぞれの歌を制作したことも、本作の魅力の一つだそうだ。

YuNiさんは、バーチャルのライブで、そのうちの2曲を披露。リアル会場のモニターから参加した観客たちも、サイリウムを振って盛り上がりを見せた。

緊急ミッションと称し、イベント中に行われた謎解きでは、すでに出演者は楽屋裏でトライしており、即回答を導きだしたそうだ。さらにイベント中には、今回のリリースに合わせて行われたプレゼントキャンペーン情報についても触れられた。

謎解きはオンライン視聴者も参加でき、「#ディスクロ」をつけてツイートする「ハッシュタグツイートキャンペーン」が行われている。参加者には抽選で、芹澤優さん、千葉翔也さん、YuNiさんそれぞれのサイン入りTシャツが1名ずつ、合計3名に当たるそうで、12月9日中までの開催となっている。

「#ディスクロ」と「#終局の銃弾」の2つのハッシュタグをつけ、作品に関して、指定のイメージ画像を添付して投稿すると、Amazonギフト券が40名に当たるキャンペーンは、12月9日まで行われる。

サントリー食品インターナショナルのエナジードリンク・ZONe ENERGYとのコラボも発表されており、「限定コラボ缶」が3名に、10本入りの「オリジナルコラボパッケージ」は10名に当たるキャンペーンも、12月9日から12月23日までの期間に開催される。一般販売品ではないため、キャンペーンでのみ手に入れることができる商品だ。

イベントでは、EpisodeⅠ、EpisodeⅡのプロモーション映像が流れたほか、12月2日に公開したばかりのアニメPVも視聴。VRゲーム・アルトデウスの監督が絵コンテを担当したという映像が放映された。

イベントの最後には、12月3日に誕生日を迎えていた芹澤さんに、サプライズが行われ、キャラケーキとバースデイソングで、会場は拍手を送った。

さらに出演者一人一人が、本ゲームの魅力や広く楽しんでほしいと想いを語った。開発チームは特に、ディスコードでのレビューランキングは世界一位を狙っており、プレイした人からの生の声が届くことを心待ちにしているそうだ。

総合プロデューサーの梅田さんは、イベント開始時から、存在感のある被り物をして登場しており、芹澤さんから「これがおなじみ?」と突っ込まれていた。本ゲームについては「皆の努力の結晶」と語り、Nintendo Switch版も鋭意制作中と発表。来年のリリースが目標になっている。

千葉さんは、「一つのセリフのために収録をやり直したり・・・」と、現場でのスタッフたちのこだわりエピソードをなつかしそうに話し、「プレイヤーと共に成長していくハル」を楽しんでほしいというコメントで締めくくった。

●イベント概要
・名称:DYSCHRONIA: CA EP II -終局の銃弾- 発売記念「EMERGENCY MEETING」
・開催日程:2022年12月8日 木曜日19:15開場/19:45会場限定プログラム開始/20:00開演
・会場:LOFT HEAVEN(東京・渋谷)
・出演者:千葉翔也(ハル・サイオン役)、芹澤優(アイリ・クローバー役)、YuNi(エピソードテーマソングアーティスト/映像出演)、岸上健人(総合プロデューサー)、梅田慎介(総合プロデューサー)、末岡青(ディレクター/原案・シナリオ)


●関連リンク
ディスクロニア: CA(公式サイト)
ディスクロニア: CA EP II(公式Twitter)
MyDearest
芹澤優(Twitter)
千葉翔也(Twitter)
YuNi(Twitter)