ステージならではのライバーの輝きに涙 「にじさんじ JAPAN TOUR 2020」追加難波公演レポート

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いちからはこの2〜3月、同社が運営するVTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」の音楽ライブ「にじさんじ JAPAN TOUR 2020 Shout in the Rainbow!」を全国4都市のライブハウス・Zeppにて開催。さらに4月5日には、大阪府大阪市にてラストとなる追加難波公演を実施した。

昨今の新型コロナウイルスの影響を受け、3月5日の東京公演が中止となり、ファンの間で追加難波公演の行方に注目が集まっていたが、無観客でネットでの生配信のみという形態での開催となった。

出演者は、月ノ美兎(つきのみと)さん、樋口楓(ひぐちかえで)さん、静凛(しずかりん)さん、森中花咲(もりなかかざき)ちゃん、鈴鹿詩子(すずかうたこ)さん、モイラ様という6人。前者3人が「JK組」、後者3人が「BGクラブ」というグループ内ユニットをつくっている。4、5人出演という過去の会場を上回る最大の人数で、曲数もアンコール含めて21曲と、こちらも今までの17曲を超えるサービスっぷりだった。

札幌、福岡、難波、名古屋と本ツアーの全会場を記事化してきたXR/VTuberメディアのPANORAなので、本公演ももちろん取材した。無観客の現地は静まり返っていたものの、逆に6人の声がよく通り、ステージから発するエネルギーがいつもより強めに感じたのが印象的だった。今回も長文と大量の写真でレポートしていこう。

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追加難波公演のキービジュアルを描いたのは久米田康治先生。オープニングムービーでも、そのイラストをあしらって出演者を紹介していた。


6色の個性が光ったソロパート

ライブ全体をざっくりまとめれば、すごくよかったの一言に尽きる。

ざっと挙げれば、モイラ様の3D初お披露目、3月発売のアルバム「SMASH The PAINT!!」に収録したオリジナル曲のフル尺披露、ツアーを通して高いクオリティーを実現していた映像・照明のステージ演出、バーチャルライバーがそこにいるというのを実感できる出演者の生き生きとした動きなど、あらゆるシーンが見どころで、ニコニコ生放送でも曲が変わるたびに驚きのコメントが流れて、感激の言葉が書き込まれていた。

そもそもラストの追加公演に、初期から「にじさんじ」を支えて活動2周年を突破した元1期生・2期生を持ってきたというのが名采配だ。「真打ち登場」な流れで、長年追っているファンにとってはグッときたはず。

そして大阪といえば、2019年1月、Zepp Osaka Baysideにて樋口楓さんメインでにじさんじ初の音楽ライブ「Kaede Higuchi 1st Live “KANA-DERO” 」を開催した場所だ。ある意味、始まりの地である大阪を一つの節目にして、再び楓さんが地元に錦を飾るというシチュエーションにも心が動かされる。

あとはライブの写真とセットリストを添えれば、それ以上言葉はいらないのかもしれない……のだが、ツアーの総括ということで、われわれの心を動かす正体についてもう少し語ってみたい。

すなわち2年間で「にじさんじ」のメンバーがなしとげてきた成長と、それをみんなで「いい……」と分かち合える共感ではないだろうか。

歴史を振り返ると、「にじさんじ」の元1期生8人がデビューしたのは2018年2月、元2期生10人は同年3月だ。当時、ミライアカリちゃんや電脳少女シロちゃん、ときのそらちゃんをはじめとするVTuberも生配信を行っていた中、「バーチャルYouTuber」ではなくあえて「バーチャルライバー」を名乗り、生配信中心という意思を表明する。そして強い個性とグループ内での関係性を高い配信頻度で押し出し、生だからこそ面白いというバーチャルタレントの道を切り開いてきた。

強い個性というのは、キャラクターの見た目と性格のギャップであり、リアルのタレントのように日常生活も営んでいるし、成長もしていくという生っぽさだ。

例えば、アニメやゲームの各キャラクターは、ひとつの世界観の中で設定に基づいて生きながら、決められた物語の中で人生が進んでいく。主人公や仲間の成長も究極的にはフィクションだ。

一方VTuberはベースとなるキャラクター設定はあるもののそこまで縛りは強くないし、なんなら無視した方が面白かったりもする。決まったストーリーもなく、「自分は何がやりたいか」「どうしたらファンに喜んでもらえるか」「どんな企画がウケるか」と予測不可能なドラマを毎日繰り広げて、ときにはファンが投げるコメントも含めてキャラクターの方向性が固まっていく。ファンを喜ばせるためにキャラとして求められる「ムーブ」もするものの、トーク回しや企画づくりの上達はノンフィクションだ。

その築き上げたネットでのイメージをいい意味で裏切って、新しい側面を見せてくれるのがリアルライブだろう。バーチャルライバーのメインのスキルはトークのことも多く、ネットでは芸人のようなムーブをしているのに、実は歌もダンスもあんなに上手かったのか、やっぱりアイドルやアーティストじゃないか……と、ファンはいつもとのギャップに惚れ直すわけだ。そして自分の「推し」が輝いていることに感動する仲間(今回はネットのコメント)に共感して、一緒に「いいよね」と言い合える。だから、ライブへの参加はやめられない。

 
今回の出演者で一番わかりやすいのは、月ノ美兎さん(委員長)かもしれない。

ここ1年ぐらいでいえば、百物語で魂が入れ替わったり時空を歪めて子供の姿になったりエイプリルフールでリアル化したりと、アート作品とも言える企画とトーク力で天才っぷりを発揮している。そういえばムカデ人間をトレンド入りさせたり、雑草を食べていたり、洗濯機の上で配信していたこともあったなと、初期の珍エピソードが霞むぐらいに、今なおファンの想像をはるかに超える配信を打ち出してくるのがスゴい。一方で、ときにはクソザコムーブを見せてくれるのもギャップの魅力だ。

そんな委員長が、ステージでは「真の清楚」として輝いている──。今回、ソロでは新曲の「アンチグラビティ・ガール」と、ファンによって初期につくられた「Moon!!」のオリジナル2曲を歌い上げたが、ステージでの振る舞いはまさにアイドルだった。

「アンチグラビティ・ガール」は、歌詞・曲・背景映像のすべてが、重力から解き放たれたように縦横無尽に活躍する彼女を表現していて、あまりの完成度にねじ伏せられる。本人はMCで「この世界で一番歌うのが難しい」「あまり動けないんですよ」と語っていたが、曲や映像に負けない見事なステージパフォーマンスだった。

「Moon!!」では、新衣装で現れてニコ生を「おおおお!」と湧かせ、慣れた動きでアイドルステップを見せてファンを魅了する。Moon!!は、2018年8月に「月ノ美兎の夏休み ~課外授業編~」で歌って以来、イベントでも何度か披露しているが、回を重ねるたびに緊張がなくなって様になり、歌詞にもある「夢のバーチャルアイドル」のオーラを強くしてきている。ニコ生でも、「最高にアイドルだ」「お前がナンバーワンだ」というコメントが絶えなかった。

 
筆者的に新しいギャップに驚いたのがモイラ様のダンスで、足の振り上げ方、ターンのキレのよさに「2年目にしてそんな新事実が!」と驚いた。普段の2Dではわからない、3Dならではの表現だろう。ソロで歌ったのは、アニメ「ワンパンマン」のED「星より先に見つけてあげる」と、中日ドラゴンズ・ドアラの荒ぶる踊ってみたをきっかけにniconicoで初期に流行した「LOVE & JOY」。

「星より先に見つけてあげる」では、天からシルエットで降りてきて、初めて3Dの姿を見せると、ニコ生でも「きたあああああ」と水色のコメント弾幕が流れ興奮していた。歌の途中では、「子犬たちー、待たせたわね。ほーら、女神の可愛らしい姿を見るのだわ。あれ、もしかして可愛すぎて昇天しちゃった? 待って待って、まだまだ天界に行くのは早いよ。現世で女神のことを堪能するのだわ」と3D化をアピール。楓さんに「子犬が浮いていた」と言われるほど、「美しい」「かわいい」「圧倒的女神」と絶賛の言葉が続けて流れていた。

ダンスの魅力がより伝わりやすかったのが「LOVE & JOY」。MCによれば、天界のリビングでソファーなどをどかしながら、ケロちゃん(犬)に見守られながら一ヵ月前ぐらいから練習していたとのこと。短期間での追い込みに「あんなキリキリに仕上げられるんだ」と委員長も驚いていた。

 
初めての演出で目を引いたのが、森中花咲ちゃんだ。花咲ちゃんといえば、普段の10歳から科学の力で15歳の肉体になった「オトナ花咲ちゃん」が知られているが、今回はMCで小さいことに言及されたことを受けて、「この姿を見るがいい! 大きくなったよー!」と物理的に大きな姿で登場。「ちょっとやっていい?」とジャンプして地響きを巻き起こし、出演者を転ばせていた。予想外の出来事に、ニコ生のコメントでも「!?」「草」「違う、そうじゃない」と驚きがあふれていた。

歌唱パートでも、いつもの可愛さを裏切るオトナで見事な美声を披露。「THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER」橘ありすのキャラクターソング「in fact」では、「きれい」「涙が出てくる」と視聴者を感動させていた。

2曲目は、御伽原江良さんとのユニット「petit fleurs」のデビューアルバム「première fleurs」に収録する40mPの作詞・作曲の「諦めモード」。いわゆる「負けヒロイン」を歌った歌詞で、「切ない曲がめちゃくちゃあう」とコメントでも絶賛だった。MCでは「最後にありがとうを伝えられたのがよかった」と感想を語り、楓さんと「くまさんずも悔いはなし」「いや、これからですから」と会話を交わしていた。

 
切ないといえば、静凛さんが歌うバラードも涙を誘った。Dios/シグナルPのボカロ曲「会いたい」では、上品で心にしみる美声でビブラートを響かせ、視聴者の感情を揺さぶり、「いずれ癌に効く」「聞く免疫」と謎の感動コメントを引き出す。

オリジナル曲「Aimless Story」は歌詞がポイントで、凛famとJK組のことを歌っているとのこと。ライブの間奏にはさんだ、「数々の世界をたくさんの凛famさんと歩いてきました。これからも旅は続きます」「いつも一緒の二人はたくさんの笑いと安らぎをくれます。これからも世界は続きます」「このあてのない物語は、まだまだ始まったばかり。そこにはもちろん私とみなさんがいます。いつもありがとう。これからもよろしくね」という語りもエモくて、涙が止まらなかった凛famも多かったはず。ニコ生では「泣いた」「浄化される」「俺、消えるのか……?」などとコメントが飛び交っていた。

なお、凛さんは、ライブ終了後で疲れているはずの深夜にゲーム実況をやっていたのが一番の驚きで「らしいな」という感想を持った。

 
鈴鹿詩子さんは、最初のMCで「今日はみんなのお尻を狙っちゃうぞ!」と自己紹介したりと、基本的に詩子お姉さんを貫いたのが彼女らしかった。逆にそれが「詩子さんだけはガチ」と謎の信頼を固めたのかもしれない。

ソロ1曲目のPSYQUIさんの楽曲「Don’t you want me feat. Such」では、かっこいい大人の魅力を見せつけて、「これは歌のお姉さん」と感動を呼び起こしていたが、間奏で「ちゃんとお姉さんと一緒に盛り上がってくれなかったら、あとでエッチなおしおきしちゃうから」と「一言」を忘れない。

衝撃だったのは、2曲目の詩子さんのオリジナルソング「U・S」で、キャラソンの王道ともいえるあまりのストレートっぷりの自己紹介歌詞に「!?」「草」とコメントを熱狂させていた。実は直前が凛さんの「Aimless Story」で全員がしんみり感動に浸っていたこともあり、あまりの落差に「エモを返せw」という声も上がる。その後、MCで作詞は自分自身ということがわかると、コメントもその多才ぶり(?)に驚いていた。

 
そしてパワフルな歌声で観客を確実にアツくしていたのが、樋口楓さんだった。ライブ冒頭、いきなり8曲をまとめたファンメドレーを披露し、開始の瞬間を心待ちにしていた視聴者を最高潮にヒートアップさせる。

さらにファンが沸き立ったのがオリジナル曲「MARBLE」で、CDジャケットで見せた新衣装で登場すると、「おおおおおお!」と歓声のコメントが上がった。左右に動き回り会場を盛り上げる立ち振る舞いや、無観客では難しそうなステージでの煽りのMCも本当に板についていて、場数を踏んだ貫禄を見せつけていた。なおこの新衣装は今後も使っていくとのことで、機会があれば生で見て欲しい。

楓さんだけ3曲目の「Only」があり、家族への思いを綴ったという歌詞を感情たっぷりに歌い上げる。一体、プニキ実況で発狂し、壺配信で舌打ち・台パンしていたあの人物はどこに……というギャップもファンにとってはプラス要素ですよね?

なお、楓さんはツアー定番の即興劇コーナーでもMVPを取るなど、舞台での全方位での強さを発揮していた。テーマは「入れ替わりもの即興劇」で、委員長と楓ちゃん、凛さんと花咲ちゃん(師匠・愛弟子コンビですね)、モイラ様と詩子さんがそれぞれ入れ替わって、さらに一発芸を見せるという内容だった。個人的には、全会場で一番の地獄と感じた追加難波公演だったが、そんな中で楓さんがどんな一発芸を見せたのかは、タイムシフトでチェックして欲しい。


絶妙なコンビネーションが輝くコラボパート

ソロパートの紹介だけでだいぶ長くなってしまったが、コラボパートも見どころ満載だ。特に凝った演出に湧いたのが、JK組3人とモイラ様による「俗・さよなら絶望先生」ED曲「恋路ロマネスク」。追加難波公演のキービジュアルを描いた久米田先生つながりだ。

冒頭、首吊りで登場したり、糸や彼岸花などがあしらわれたりと、ミュージカルのように歌詞に合わせた背景映像に「これは絶望マニアスタッフの仕業」「絶望した!」「文化的すぎます!」と絶賛が寄せられる。

驚いたのは、演出の原案が楓さんだったということ。MCでは「本当に本当にこだわって、文コンテみたいなのを書いて、スタッフさんに渡した。もうめちゃくちゃ何回もリテイク出してもそれに答えてくださって……」と、裏話を語っていた。


もうひとつ「さよなら絶望先生」つながりで委員長・楓さんの2人が「かげろう」を歌い上げる。こちらも桜の木を中心に、二人が決して向かい合わないまま進行していくという印象的な演出で、「てぇてぇ」とのコメントが寄せられていた。選曲について楓さんは「KANA-DEROで美兎ちゃんと歌いたかったけどそのときはできず、いつか歌いたかった。今回、久米田先生がキービジュアルを描いてくださるということでやるしかないと」と語っていた。

 
3人揃っての初ライブとなるBGクラブでは、ゲーム「THE IDOLM@STER2 」のトリオ「竜宮小町」が歌う「SMOKY THRILL」と、オリジナル曲「秘密の放課後〜貴方は染まらずにいられるか〜」を披露。「SMOKY THRILL」は、間奏のコール&レスポンスが本番で、

花咲ちゃん「お前らのパンツの色は何色だー!」
詩子さん「コメント、ちゃんとパンツの色にしてる?」
モイラ様「いやいや、パンツの色じゃなくて推しの色でしょ」

モイラ様「そんなんじゃ私たちの同人誌のネタにされちゃうよ?」
詩子さん「今見てる中から何組のカップルが生まれるのかなー? もいもい先輩」
モイラ様「コメントが重なったら、それはもう運命だよね。ああ……はかどる」
花咲ちゃん「もう二人ともストップ、ストップ!」

……と本領を発揮して、「ひえっ」「ヤバい奴らだ」「コメントで掛け算するな」「これがBGなんだよなぁ」とコメントを沸かせていた。ちなみにこの「SMOKY THRILL」のダンスもモイラ様が2人にアドバイスしていたとのこと。

「秘密の放課後」では、「でたわね!」「この時を待ってた」とファンからの声援が飛んでいた。グループを自己紹介する濃厚な歌詞と、可愛い振り付けのギャップが大きくて、「これは……!」と見入ってしまった。

 
BGクラブ内では、花咲ちゃんと詩子さんの2人が、アニメ「ヴァルキリードライヴ マーメイド」のED「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」を歌っていた。

 
そして「にじさんじ」のグループ内ユニットといえば、やはりJK組だろう。今回3人で歌ったのは、アニメ「とらドラ!」のOP「プレパレード」と、オリジナル曲の「Dive with me!!!」。どちらも3人の息のあった歌声と振り付けの動きで、それが日頃からの仲の良さを想像させる。「プレパレード」では、委員長の「バリバリバリバリバリバリバリバリバリ……」と、「そこ歌うんだ!」というシーンにほっこり。

本編ラストとなる曲「Dive with me!!!」では、コール&レスポンスで「くっちゃねごろりん!」「釘バットでろーん!」「むしばのいいんちょう!」といつもと違う掛け声を用意。精鋭の視聴者はきっちりコメントで応えていた。

 
長きにわたる宴の最後は、もちろん「にじさんじ」の全体曲「Virtual to LIVE」。

視聴者にとっては、出演者の成長に驚き、滲み入る歌詞と歌声に涙腺を刺激され、ときには笑いのツボを突かれて、心を揺さぶられっぱなしだった2時間半だ。その最後に、バーチャルの存在を生配信(Live)からコンサート(Live)という大舞台に上げ、生々しい動きで彼女ら・彼ら生きている(Live)ことを実感させてくれるという、まさにこのツアーのためにつくられた名曲が流れるわけだ。これで感極まらないわけがない。

ツアータイトルである「Shout in the Rainbow!」に合わせるように、ニコ生では🌈の弾幕がひたすら流れて、長きにわたるツアーの終わりを盛り上げる。最後には爆発音とともに銀テープが無人の客席に向かって放たれて、有終の美を飾っていた。

 
最後にこのツアーを振り返る上で忘れて欲しくないのが、出演者以外の数々の才能が肩を貸しているということだ。かつては音楽業界の超新星として輝き、いまなお最前線で支えるボカロPはもちろん、プロデューサー、ディレクター、イラストレーター、3Dモデル制作、映像制作、音楽制作、ニコ生配信など、見えないところで多くの大人が支えている(見えるところでは、事前番組のレポーターをつとめた百花 繚乱さんもそうですね)。

才能が次の世代の才能とつながって、また新しい価値を生み出す。もしかしたら今怒涛の真っ只中にいる「にじさんじ」メンバーが、10年後に今配信をみている若い才能とコラボして、さらなる熱狂を生んでいるかもしれない。そう考えると、歴史の瞬間である本ツアーは目撃しておくべきだろう。生放送のタイムシフトは購入が4月18日23時59分まで、視聴が4月19日の23時59分までとなっているので、ぜひチェックしておこう。


●セットリスト
M1.樋口楓ファンメドレー(樋口楓)
M2.アンチグラビティ・ガール(月ノ美兎)
M3.プレパレード(月ノ美兎、樋口楓、静凛)
M4.スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック(森中花咲、鈴鹿詩子)
M5.星より先に見つけてあげる(モイラ)
M6.SMOKY THRILL(森中花咲、鈴鹿詩子、モイラ)
M7.Don’t you want me feat. Such(鈴鹿詩子)
M8.会いたい(静凛)
M9.LOVE & JOY(モイラ)
M10.MARBLE(樋口楓)
M11.恋路ロマネスク(月ノ美兎、樋口楓、静凛、モイラ)
M12.かげろう(月ノ美兎、樋口楓)
M13.in fact(森中花咲)
M14.Aimless Story(静凛)
M15.U・S(鈴鹿詩子)
M16.諦めモード(森中花咲)
M17.Only(樋口楓)
M18.Moon!!(月ノ美兎)
M19.秘密の放課後〜貴方は染まらずにいられるか〜(森中花咲、鈴鹿詩子、モイラ)
M20.Dive with me!!!(月ノ美兎、樋口楓、静凛)

*アンコール
M21.Virtual to Live(月ノ美兎、樋口楓、静凛、森中花咲、鈴鹿詩子、モイラ)

 
(TEXT & Photos by Minoru Hirota

次ページでは、フラワースタンド写真集をお届け!

 
 
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